営業職の20代が年収をアップするための必要スキル
人と話すのが楽しい、黙ってデスクにかじりついているよりもこっちの方が自分には合っている。
そんな営業向きの性格の人もいると思います。
営業は成果主義の仕事なのでインセンティブを設定している会社も多く、成績をアップさせればその分だけ給与もアップしていきます。
年齢や学歴にもほとんど左右されずに、成果だけが自分の給与を決めるため、人によってはやりがいのある仕事となります。
しかし、働き始めたばかりの20代の営業職が年収をアップさせるにはどうしたらいいのでしょうか。
営業職の20代が年収をアップするための必要スキル
営業職は成績が給与に与える影響が多い職種です。
よって、年収をアップさせるためには、単純に営業成績を上げる、という事が必要になってきます。
別の手段を挙げるとすれば、それは昇進になるでしょうか。
営業のチームリーダーや、課長、部長と昇進できれば当然、給与も上がっていきます。
ただし、結局、出世するにしても、まずはプレイヤーとして成果を上げて上司に自分が仕事のできる人間であると証明する必要があります。
そして、プレイヤーとしての能力に加えて、マネージャーとして人を統括する能力も認められれば、出世の糸口がつかめるでしょう。
まずは営業成績を上げる
出世して年収をアップさせる方法もあるのですが、それは上司が自分の力量を認めてくれていて、なおかつポストが開いている場合に限ります。
どんなに優秀でも上司と折り合いが悪ければ出世の妨げになりますし、あるいはタイミングが悪くポストが開いていない可能性もあります。
上司との良い関係の構築はともかく、ポストが開いてないと言うのは環境の問題であり、自分にはどうすることもできません。
しかし、歩合制を取っている営業職は自分の給料を自分の力で上げることができます。
まずは、個人で成果を出すためにスキルを磨いていく方が年収アップは早そうです。
何よりもコミュニケーションスキル
営業職は人と接することが多い仕事です。
業務のほとんどが顧客と良い関係を作って、その信頼を得て、売り上げにつなげていきます。
そして、その売り上げが自分の成果となって、年収アップにつながります。
しかし、顧客と良い関係を作るにはどうしたらよいでしょうか。
何よりもまずはコミュニケーションスキルを磨きましょう。
営業の基本にして、最大の武器です。
コミュニケーションというと『会話』がすぐに思い浮かびますが、意思伝達の方法は実に多様でもあります。
服装、表情、仕草、口調、人は様々なところから相手の事を読み取ります。
売り上げをアップさせようと必死なのはわかりますが、売り込もうという雰囲気を出しては相手も引いてしまいます。
第一印象力
営業では何より第一印象が大切です。
これから話を聞いてもらうのですから、相手に良い印象を与えておきたいところです。
しかし、相手に気に入られようとして空回りすることもあるので、まずは相手を不快にさせない身なりと話し方が大切になってきます。
では、相手を不快にさせないようにするにはどうしたらよいでしょうか。
自らの欲せざるところ相手に施す事なかれ、とは儒教の祖である孔子の言葉ですが、まずは自分がこんな営業とは話がしたくないな、と思うところを直していくことから始めていくのをおすすめします。
ヒアリングのスキル
コミュニケーションは双方向なので、自分の方から相手にきちんと意図を伝えることはできても、逆もできるとは限りません。
顧客の話をきちんと聞き取ることは、営業を経験したことがある人なら非常に難しいことがお分かりだと思います。
「こういう機能の商品を頼んだのに、似たような機能の別の商品がおくられてきた」
なんてことは日常茶飯事です。
これはヒアリング力の不足が引き起こしています。
顧客はその商品を知らないので、自分の思っていることを過不足なく伝えることは難しいはずです。
営業は、販売後に問題がおこらないように、とりとめのない顧客の要求を整理して、さらに言葉が足りない部分を補完し、認識を共有する能力も必要になってきます。
計画性も必要
営業には必ずと言っていいほど個人ノルマがつきまとってきます。
いつまでに、どれだけの売り上げを確保しなければならないのか、という課題が常にあるのです。
しかし、行き当たりばったりの行動で成果を上げることは難しいはずです。
最終的に案件をクローズして、売り上げを確定するにしても、そこに持っていくまでの順序や、手順があります。
いきなり、顧客のところに行って、買ってくださいと言っても無理な話です。
挨拶して、会社の紹介をして、商品説明をして、購入するかどうかを決めてもらう。
その間には顧客が商品の検討する時間も必要になってきます。
さらに、営業マンならば、案件は一つだけではなく複数持っているはずなので、他の顧客へのフォローも大切になってきます。
営業職は比較的時間を自由に使えますが、その分、ノルマから逆算して自分の行動に落とし込む計画性が必要になってきます。
まとめ
営業職の20代が年収をアップするための必要スキルという事で見てきました。
働き始めた20代が、ステップアップするための基本的なスキルをご紹介しました。
本記事が、読者の参考になれば幸いです。