営業職必見!20代から周りと年収の差をつけるポイント
営業職は、企業にとって最も重要な職種の一つです。
最前線に立って、顧客から契約を取ってくる営業職なくして、どのような会社も売り上げを立てることはできません。
逆に言えば、毎月、最低限の結果を残してもらわなければ困るため、ノルマなどもあります。
代わりにノルマ以上の成績を出せば、インセンティブとして給与に跳ね返ってきます。
自分で稼ぐ気概のある人にとってはやりがいのある仕事と言えます。
年収の差 ≒ 成績の差
さて、そんな営業マンが周囲と年収で差をつけるためには、どうしたらよいでしょうか。
最も簡単な回答は成績を上げること。
他の職種と比べて、営業職は給与に占める歩合給の割合が高いため、成績を出せるなら一年目からでも高年収を狙うことができます。
しかし、成績を上げるとどうすればよいのでしょうか。
まず、何から手を付けたらよいのでしょうか。
周囲と差をつけるために
基本に立ち返って
周囲と差をつけるというと競争するようなイメージがあります。
しかし、相手を意識しすぎる前に、自分の力を高めることに専念したほうが良いです。
自分を整備してコンスタントに契約が取れるようになれば、他人を意識することなくいつの間にか良い成績を残せるようになっています。
営業所内での成績順位もそれなりになるはずです。
そのためにはまず基本に立ち返って、自分に何が欠けているかを考えたほうが良いでしょう。
第一印象力
営業職は契約を取るために頻繁に顧客に接触します。
よって、相手にとって何度会っても苦にならない、楽な存在であったほうが良いです。
顧客に自分のことを好きになってもらえるのが確かに一番良いのはわかります。
しかし、人の好みや価値観は千差万別であり、顧客も一人ではありません。初対面で相手のことがわからないことも多い。
それを踏まえると、相手に好かれるよりも、まずは嫌われない営業マンになるほうが良いです。
営業は嫌われてナンボ、NOと言われてからが本当の勝負、拒絶されてもめげない強い心が営業の才能、とも言われるのをよく耳にしますが、それはそうならないための努力をした後の話です。
コミュニケーション能力
第一印象も大事ですが、いざ座ってからのやり取りも大切です。
言葉は曖昧なので、一つの文章でも受け取り手によって様々な意味にとれてしまう可能性もあります。
しかし、的確に相手が伝えようとする意図を読み取って、言葉を返せると印象が変わってきます。
よく会話をキャッチボールに例えることがありますが、相手が多少ボールをはずしても取ってあげて、こちらはしっかり胸元に返球してあげればスムーズに続いていきます。
その中で、この人になら任せても大丈夫だな、と思ってもらえる信頼関係を築くのです。
契約はその先にあります。
情報収集・解析能力
情報収集能力も大切です。
基本的に情報は人から人へと伝わります。
ネットで調べる方法もありますが、ネットの記事は誰かが書いたものなのでやはりこの中に含まれます。
信頼できる情報源を確保できると仕事の効率も上がります。
顧客はどこにいるのかを調べる時、ネット、新聞、会社の資料、同僚、あるいは顧客自身が次の顧客を紹介してくれることもあります。
ただし、流れ込んでくる情報が全て正しいとは限りません。
あるいは、すぐに使えるような状態でないこともあります。
そんな時はその情報を解析する必要があります。
真贋を見極めず、誤情報をうのみにして行動しても骨折り損になるだけです。
課題発見能力
最初はとりあえず、教えられたとおりにやってみるのが良いでしょう。
守・破・離ではありませんが、まずはそっくりそのまま売れている営業マンの真似をするのが効率的です。
そのうち、お手本の営業マンと自分の埋められない差や違いに気づき、自分なりのやり方を模索していくようになるはずです。
しかし、契約がうまく取れない時、自分の何が悪かったのかを発見できなければ進歩はありません。
何をしていいかわからず、その場で足踏みをすることになります。
ここで大切になってくるのが課題発見能力です。
自分が契約をとれないのは、説明が下手だから? 説得力がない? それとも顧客へのアプロローチの数が足りないのだろうか?
現状を分析してPDCAを回せば、自然と売り上げも伸びていくはずです。
自分なりのやり方を確立する
いくつか基本的なポイントを紹介してきました。
これらの基本的なスキルはそれぞれレベルがあるため得意なものもあるし、不得意なものもあるでしょう。
一流商社の営業マンでも、すべてのスキルが高次元で揃っていることは稀でした。
しかし、どこか憎めない性格の人や、逆にちょっと嫌みだけど仕事が早くて頼りになる人、呼べば夜でも来てくれる人など、彼らはそれなりに基本スキルを持っていて、なおかつ自分なりのやり方を確立している人たちでした。
スキルを磨きながら、自分を見つめなおし、20代のうちから自分のやり方を見つけることができれば30代への飛躍にもつながるでしょう。