意外と知られていない!20代のうちから稼げる仕事
20代は年収が低くなっており、平均年収は20代後半でも334万円となっています。
働き始めて数年のルーキーなので仕方のない面もありますが、もっと稼げる仕事があれば転職したいと考えることもあるでしょう。
高収入の仕事と言えば、医師・弁護士・会計士などがすぐに頭に浮かびますが、そこから少しだけ掘り下げてみましょう。
世の中にはさまざまな仕事があり、中には比較的年収が高いことを、あまり知られていないものもあります。
今回はそれらの仕事をいくつかピックアップし、紹介していこうと思います。
外と知られていない!20代のうちから稼げる仕事
土地家屋調査士 25~29歳:平均年収533万円
もう一度確認しますと、20代後半の平均年収は334万円となっています。
日本の平均年収は420万円なのでやはり低い数字になっていますが、土地家屋調査士の平均年収は533万円とかなり高い数字になっています。
土地家屋調査士の主な仕事は、不動産の表題登記を行うために、測量、図面の作成、登記申請書の作成とその手続きです。
また、土地の境界をはっきりさせる筆界特定という業務があります。
近年では国民の権利に対する意識が高まっていて、この仕事の依頼は増えているそうです。
不動産の表題登記と筆界特定は土地家屋調査士の独占業務となっています。
かつては独立して年収3000万円といわれていた時期もあったそうですが、それもやや下火になっていることは否めません。
しかし、現状を見る限り、比較的稼げる仕事と言っても差し支えないでしょう。
この仕事に就くためには資格が必要で、1500時間程度の学習時間が必要と言われています。
実務経験や学歴などの条件も必要ではないため、試験に合格して登録すれば名乗ることはできますが、やはり大切なのは業務経験になってきます。
一連の業務の中で、司法書士、行政書士などの資格と相性が良く、加えて取得するとさらに仕事の幅が大きくなります。
MR 25~29歳:平均年収436万円~486万円
MRとはMedical Representative:医薬情報担当員のことです。
保険会社の営業職で、医療従事者に対して、新薬などの情報を提供するのが仕事になります。
かつては医薬品会社の営業職が、病院側などに対して薬の情報を提供していました。
しかし、すべての営業担当者が薬に対して正しい知識や情報を持っているとは限りません。
薬は一歩使い方を間違えれば大変なことになってしまいます。そのため、専門的な知識をもった担当者を設置する必要が生まれ、できたのがMRです。
なるには特に資格を必要としませんが、募集要項には4年制大学を出ていることを条件とするものがほとんどです。
仕事の性質上、薬学部の出身、理系出身のほうが就職しやすいと思われますが、4割以上は文系出身者で占められています。
最近ネットなどで高年収の仕事の一つとして、紹介されるようになってきましたが、一般的な認知度はそうでもないようです。
就職後は薬について猛勉強する必要があります。
また、必須ではなくても、MR認定試験を合格してから仕事をする人がほとんどと言われていますが、最低限の知識を保証するものとして合格しておきたい試験と言えます。
社会保険労務士の年収 25~29歳:平均年収426万円~476万円
社会保険労務士とは労務や人事の専門家として、その分野で独占業務を持っている資格です。
そこそこの人気資格なのですが、弁護士・会計士・行政書士・司法書士などに比べるとやや認知度は落ちます。
専門とする法律には、労働基準法・労災保険法・雇用保険法・健康保険法・労働契約法・男女雇用機会均等法・育児・介護休業法と多岐にわたります。
これらの法的な専門知識を生かし、企業からは雇用管理、個人からは年金や労働の相談を受けます。
社会保険労務士になるためには国家試験に合格する必要があります。
受験資格は、大学・短大・専門学校等で一定数の単位を取得していること、既定の授業時間数に達していること、対象となる実務経験が3年以上、その他行政書士などの資格を持っていることと様々ですので自分が一番やりやすい方法を選ぶ必要があります。
社会保険労務士は独立することもできます。複数の企業のコンサルタントを請け負う人もいれば、自宅で子育てをしながら仕事をする女性もいると言われています。
もちろん企業に就職して、そこで専門知識を生かす道もあります。
近年では高齢化に伴って、年金関係の相談が増えています。
まとめ
以上、意外と知られていない!20代のうちから稼げる仕事、ということで見てきました。
いずれの職業も20代の平均年収を100万円ほど上回っていますが、30代・40代を見ても比較的高年収になっています。
今回はいずれも高い専門知識を生かした仕事をご紹介しましたが、責任の重い仕事や、売り上げに直結する営業職なども他の20代の仕事より稼ぐことができます。
このほかにも比較的認知度の低い仕事はたくさんあります。調べてみると意外にも高収入のものもあるので、就職・転職などをする際には一度、広く見渡してみるのもよいでしょう。
本記事が読者の参考になれば幸いです。