30代で稼げる人はどんな仕事に就いているのか?最新の傾向を徹底分析
社会人デビューしてから10年程度が経過し、30代ともなると年収にもかなりの個人差が出てきています。
しかし、稼いでいる人と一言であらわしても、職種は人によってさまざまであることに加え、近年は稼げる仕事というものも多様化しています。
ここでは30代で稼いでいる人がどんな仕事に就いているのか傾向とあわせて紹介していきます。
30代で稼げる人は、未来を見越してキャリアを積んだ人が多い
30代という年齢層は、おおよそ社会人になってから10年ぐらいが経過しているという状態になっていますが、この年代で稼いでいる人の多くは、未来を見越してキャリアを構築した人が多くなっています。
日本では年功序列制度が崩壊したと言われて久しい状態になっていますが、まだまだ実際の現場では年功序列制度が蔓延っていて、これは大手の企業であればあるほど顕著な傾向があります。
そして、30代で稼いでいる仕事と一言で言っても、その仕事の内容については千差万別となっていますので、一言で紹介することが出来ませんが、30代で稼いでいる人には、特定の共通点が挙げられます。
それが、「未来を見越してキャリアを積んでいる」ということになり、稼げる可能性の高い職業で10年近いキャリアを構築したことによって、そのキャリアが実を結んで稼げるようになったという人が圧倒的に多いということです。
その一例として挙げられるのが、IT関連企業となっています。
今から10年ほど前というと、2007年~2008年ぐらいになりますが、この時代に何が登場したのかというと、スマートフォンが世界で初めて発売された年でもあります。
そして、そこから急速に成長を続けて、スマートフォンアプリを開発している企業はうなぎ上りの業績を上げています。
この時代では、スマートフォンという端末が海の物とも山の物ともつかない状態でしたが、2017年現在でIT業界のトップに位置しているのは、スマートフォン関連事業と言っても過言ではないでしょう。
また、最近では2020年の東京オリンピック開催に向けて様々な事業が展開されていますが、2020年に東京でオリンピックが開催されるように決定したのは2013年のことになります。
そこから7年先のプロジェクトに向けて日本全体が始動したということになりますので、未来を見据えて行動を起こし、その結果が30代で稼げる仕事に就いているということに繋がっていますので、稼ぐ仕事に就くためには未来を見通す力が必要となっています。
国内だけで稼ぐ仕事が尻すぼみ、グローバル化が稼ぐための鍵
近年の日本では、サブプライムローン問題があった2008年~2009年から比べると景気が上向きになっている状態だということになりますが、消費増税問題などもあり、消費者の財布の紐が堅い状態でもあります。
そのため、30代で稼げる仕事に就いている人の多くは、国内だけをマーケットとしている企業ではなく、海外展開も視野に入れている企業で仕事をしていることが多くなっています。
これは、あらゆる業種での共通点となっていて、海外のマーケットを視野にいれることによって、顧客数の増加とコストの削減の両面から事業成績をアップさせることが出来るために、今まで日本の中だけで仕事をしているよりも圧倒的に稼げるということになります。
注意点としては、企業がグローバル化に向けて行動をしているということは、当然のことながら海外出張などもあるということに繋がります。
そのため、英語の習得に関しては必須となっていて、さらに日本だけではなく海外の文化や風習にも慣れなくてはいけないということになりますので、その点に関しては気を付けて下さい。
10年ほど前ぐらいまでは、大手の企業に就職をすることが出来れば30代で稼げる仕事に就いているということは、それほど難しいことではありませんでしたが、近年では20代で大手の企業に就職をしても30代で思っていたような年収を稼げていない人も多いです。
そのため、30代で稼げる仕事に就くためには自分の能力を伸ばしながら、稼ぐことが出来る企業で仕事をすることが重要です。
30代で稼いでいる人の職業は外資系やベンチャー企業が多い
30代で稼ぐ人の多くは、近年では大手企業に就職をするのではなく、自分の能力が収入に直結しやすい外資系企業や、ベンチャー企業に就職をする方が非常に多くなっています。
稼ぐ人の職業の種類については、人それぞれとなっていますが、稼いでいる人の多くは、何らかの努力を続けてきた人となっているために、何の努力もせずに稼ぐことが出来たという人は存在しません。
仕事に対する努力というと、現状の仕事をこなすことにだけ注力してしまう人が多いですが、稼げる仕事を探す努力や、今後成長する分野を研究する努力なども努力に含まれていますので、仕事をこなすだけの努力だけではなく、仕事を探す努力をすることによって、30代で稼げる仕事を見つけることが出来ます。
注意点としては、外資系企業やベンチャー企業というのは、自分の能力を示すことによって30代で年収が1,000万円を超えることも珍しく無い企業となっていますが、その代わりに来月でクビになってしまうというようなリスクも孕んでいるということになりますので、稼ぐ仕事というのは、それ相応のリスクがあるということについては、知っておいて下さい。
また、この記事を読んで、30代で稼げる仕事に就いていない人でも、30代で転職をすることによって、40代で稼げる仕事に就くことが出来るという可能性も残されていますので、働き盛りと呼ばれている30代のキャリアを大切にして下さい。
東京オリンピックで需要拡大?不動産関連職が熱い!
2020年の東京オリンピックを控えて、東京都心中心にビルやホールの建設ラッシュがすすんでいます。
また空き家問題が深刻化している日本では土地や不動産の価値を正確に鑑定できる不動産鑑定士や土地家屋調査士の需要がここ数年で高まりをみせています。
修了課程を終えていなければ試験を受けることができない医師や弁護士とは異なり、不動産鑑定士や土地家屋調査士は受験資格が存在しないため誰もがなれるチャンスがあり、一念発起してキャリアチェンジに臨む人が多くみられます。
不動産鑑定士、土地家屋調査士それぞれの平均年収は600万円程度、独立して事務所を構えれば年収数千万円ということも夢ではありません。いずれの資格も難易度は決して低くはありませんが、30代には高年収を目指したいと考えている20代の方は目指してみる価値がありますよ。
成果主義の外資系企業で戦う人多し!
成果主義が導入されるようになってきた日本企業ですが、外資系企業と比較するとまだまだ根強い年功序列制度が残っている会社が多く、30代で高収入を稼ぐのは難しいとされています。
30代で稼げる人は昔の体質が残る日本企業に見切りをつけて、自分の実力だけが正当に評価される外資系企業に目を向けることが多いようです。
アップルやマイクロソフト、アマゾンなど日本でもなじみの深い外資系企業の平均年収はいずれも1,000万円を超えていますし、勤務年数に関係なく新入社員の時から高年収を狙うこともできます。
自分の力を信じている人や、目標に向かって努力できる人は結果を残さなければ切られるというプレッシャーと闘いながらも成果を残し、普通では考えられない年収を得ているようです。グローバル化がすすむ中で、日本に進出している企業は今後ますます増加すると考えられているため、稼ぎたいと野心に溢れている人はますます外資系企業に流れていく可能性が考えられます。
スマホゲームの人気は当分継続?ITで稼ぐ人多し
「パズドラ」を大ヒットさせたガンホー、「モンスターストライク」のヒットで復活したmixiなど、スマホゲームアプリを開発して成功させた会社は知名度も株価もぐんとあがり、社員の年収も会社員としては破格の金額であると話題を呼びました。
こうしたベンチャー企業は社員の年齢層が低めであることが特徴で、平均年齢が30代前半という企業も珍しくはありません。会社の歴史がまだ浅く、将来性に不安を覚えるという人もいるかもしれませんが、稼げる人は、そのあたりのしっかりと見極め、確実に実績を積んで高年収を手にしています。
こうしたIT企業に就職している人はもとからパソコンに詳しいとか、ゲーム好きであるなどと思われがちですが実際には異業種から転職している人が多く、会社に入ってから技術を学ぶことができるため、チャンスを掴む可能性は誰にでもあるといえるでしょう。
会社の業績がよかったり、ヒット商品を生み出したりした際には臨時ボーナスが出ることもあり、年収1,000万円超えという人は、珍しくありません。
独立開業医の年収はますます上昇傾向に
「医師=高年収」というイメージは根強く、高給取りの代名詞ともなっていますが、研修医時代や勤務医である20代では年収1,000万円以下ということも珍しくはありません。さまざまな病院で働きながら経験を積み、30代前後で開業してから年収がぐんとあがることがほとんどです。平成27年度の調査によると勤務医の年収は1,500万円程度ですが、開業医の年収は2,500万円と大きな差があることが分かります。
開業当初こそ土地代や設備投資でかなりの出費がかかりますが、患者さんが来れば来るだけ直接収入につながることを考えるとやはり開業医は確実に稼げる仕事といえるでしょう。
20代のうちに勤務医として働きながら病院のマネジメントや医療技術を学び、実際経営することになった際に役立てようと考えている人も多いのが現状です。
海外展開が活発な日本企業は成長性があり稼ぐ人多し
外資系企業に勤務している30代は稼いでいる人が多いと書きましたが、その一方で国内企業に勤務しながらも稼いでいる人も存在します。
最近の傾向として人気なのは、誰もが知っている老舗の大手企業ではなく、海外展開が活発なグローバル企業。
例えば、ユニクロを展開するファーストリテイリングや、アメリカやヨーロッパ、中国やインドネシアなど全世界で活躍の場を広げるリクルート社はぐんぐん成長していることから、平均年収もうなぎ登りで30代でも1,000万円以上の収入を得ている人も少なくはありません。
10年前にこれらの企業の成長性に目をつけた学生が就職し、時を経て現在稼げるようになっているケースが多いです。
これまで、一般企業に勤めるサラリーマンとして稼げるようになるには、誰もが知っている大手企業にすることが一番と考えられていました。しかし大手企業の経営が傾くことが珍しくなくなり、現在では会社のネームバリューよりも成長性が著しい企業で働くという選択をする人が目立っています。
■まとめ
30代で稼いでいる人の職業を紹介しましたが、最近では稼ぐ人は安定している大手企業よりも外資系やベンチャー企業を選ぶ傾向にあるようです。
稼ぐ人の職業は、自営業からサラリーマンまでさまざまですが、共通していえることはどの職業でも稼げる人というのは長年の努力を続けているということです。
その職業に就くために勉強したり、企業研究を続けたりと、努力を怠らない姿勢が、特徴といえるでしょう。稼ぎたい!と考えている方、何か真剣に打ち込める何かを探してみてはいかがでしょうか。