未経験でも正社員として稼げる仕事とは？

会社に入ってから、資格や技術を習得して、業務を開始

ビジネスの基本的なスキルは、どの業界でも必要になってきますが、その仕事に就くための専門的な知識が必要な場合があります。

車を運転するには、運転免許が必要なようにその仕事を行うために必要な資格もあります。

ただし、運転免許と違って特殊な資格のため、一般的に持っている人が少ない場合、多くの企業はそれでも人材を確保するために、会社に正社員として採用してからその資格を取得させ、社員を業務につかせる場合も多くあります。

比較的転職しやすく、就業してから研修や資格を取得して働けるいくつかの職業をピックアップしてみましょう。

営業系の職種全般

モノにもよりますが、企業にとって一番大事な仕事です。

特殊な形態の仕事でない限り、この職種がないと企業はお金を稼ぐことができないと言ってもいいでしょう。

しかし、営業系の職種は向き不向きが比較的大きい職種と言えます。

成績の給料に占める割合が高く、稼げる人は一年目からでも稼げる反面、向いていない場合、成績が振るわない場合は、かなり給与が低くなります。

そのような状況ですので、毎年、営業に不向きな人が多く辞めていくのです。

しかし、逆に言えば、足りなくなった労働力を補うために、一年中、募集している業界もあります。

一口に営業と言っても、保険の外交員、カーディーラー、MR、不動産、広告など様々な職種がありますので、自分に合った業界で働いてみることをお勧めします。

手に職をつけたい人は

営業はノルマもあるし、自分はコミュニケーションにはあまり自信がないなぁ、という方もいらっしゃると思います。

そんな人は、手に職をつけるような仕事をお勧めします。

現在の日本で、人手不足であり、未経験でも比較的容易に正社員として働ける仕事を挙げるとすれば、プログラマー、ホテルマン、介護福祉士の3つをお勧めします。

2017年現在、日本には三つのキーワードがあります。

ひとつはIT化。

西暦2000年前後から、普及し始めたインターネットですが、ネットをつかった新しいサービスもますます増加しており、それを下から支えるプログラマーの募集もまだまだ多くあります。

プログラマーとして就職した場合、研修でその会社の所有しているパッケージや開発環境などでメインに使っている言語を習得してから、実際の業務に就くことになります。

業務経験を積んでいけば、プログラミングやシステムについて詳しくなっていくので、いずれ、システムエンジニアや、さらに開発案件を管理するプロジェクトマネージャーへの道が開かれることもあります。

さらにプログラミングは職人芸のようなところがあるため、手に職としてつきます。

そのため、業界内での人材の移動が激しい職種でもあります。

もう一つは、インバウンド消費の増加です。

インバウンドとは日本に訪れる外国人旅行者の事ですが、その増加を受けて好調なのがホテル業です。

現在、日本には多くの海外から多くの観光客が訪れています。

アジア諸国の所得の上昇や、日本もビザの発給条件の緩和などで2015年の段階で約2000万人が訪れています。

これは10年前である2005年の670万人と比較すると、約3倍の数字になります。

これを受けて、外資系の大手ホテルが日本国内に進出してきたりもしています。

カウンターやサービスを始めとして、ホテル内の業務は多種多様でありますが、基本的にどのホテルでも質に差はあっても、仕事内容は基本的に同じなので、手に職がつき転職もしやすいのです。

最後は高齢化です。

さらなる高齢化を懸念され、介護・福祉関係の仕事は国策によって待遇が改善され始めています。

ここ10年で介護・福祉に携わる人の数は約2倍になっていますが、それでもまだ絶対数が足りないため、今後も人材を増やすような政策がとられるようになっていくことが予想されます。

労働に給料が見合わないという意見も多く、離職率も高いです。

しかし、非常に需要の高い仕事のため、今後、数十年にわたって仕事そのものがなくなることはありませんので、体力に自信のある人などは検討してみるのもよいと思われます。

まとめ

未経験でも正社員として稼げる仕事ということで見てきました。

現在も日本は様々な問題を抱えています。

それらに加えて、様々な社会条件を考慮して仕事を見渡してみると未経験でも正社員として働ける職場は他にもさまざま出てきます。

ただし、就職する会社によって、同じ業界同じ仕事でも給与や待遇に差が出てきますので、そこはしっかりと確認しましょう。