高卒の男性が稼げる大阪でのお仕事とは
人の才能や興味の対象はそれぞれですので、学生時代に学業以外に力を注いでいた人もたくさんいると思います。
しかし、やはり高卒だと就職に不利であることは否めません。
日本社会の大部分は学歴社会であり、企業の採用条件には大卒と明記されているものも多いのは確かです。
学歴はその人の明確な実績の一つであり、わかりやすい評価対象でもあります。しかし、大卒でなくても稼げる仕事は大阪にはたくさんあります。
高卒男性でも稼げる仕事 大阪編
厚生省が発表している平成26年度の『基本賃金統計調査』から、大阪という地域に限定して、年収の高い順に職業を並べて抽出した結果をご紹介します。
ちなみに大阪の平均年収は約520万円、中央値は約480万円となっていますので、比較の際の参考にしてください。
職業 平均年齢 平均年収(万円)
弁護士 35.9 800.72
保険外交員 43.2 780.55
公認会計士、税理士 37.6 720.5
大学講師 43.1 706.1
玉掛け作業員 47.5 616.84
一級建築士 54.7 613.49
技術士 43.2 548.63
システム・エンジニア 39.4 535.98
重電機器組立工 41.8 515.94
電気工 40.1 507.07
金属・建築塗装工 40.9 500.36
自動車外交販売員 35.9 492.48
とび工 40.1 485.64
フライス盤工 53.2 483.26
機械検査工 43.5 482.55
看護師 37.5 460.62
介護支援専門員 42.6 454.72
板金工 47.5 452.81
機械製図工 39.3 449.65
掘削・発破工 34.0 448.7
圧延伸張工 40.7 447.61
配管工 49.1 440.97
デザイナー 36.1 439.01
機械修理工 38.1 436.33
大工 41.5 430.72
自家用貨物自動車運転者 45.3 426.34
クレーン運転工 41.8 426.04
溶接工 41.4 425.85
機械組立工 37.0 424.35
百貨店店員 42.6 424.08
合成樹脂製品成形工 39.3 422.48
今回は、読者の方が選択の幅を広げる意味で、年収が平均より多少低くなっているものの記載します。
年収700万円以上の職業
年収700万円以上の職業は、弁護士、保険外交員、公認会計士、税理士、大学講師です。
弁護士、会計士、税理士は、高年収の職業は何か、と問われて頭に浮かびやすい職業です。
どれも国家資格が必要な職業であり、就業するには多くの勉強時間を確保する必要があります。
高年収ですが資格の取得難度も高いのが特徴です。
また、大学講師になるために学歴が必要でない場合があります。
高卒でも、文化やスポーツなどで一定以上の成果を出し、ある分野において技術や知識を保有していると大学に認められれば講師になることができます。
もっとも、就業しやすいのは保険の外交員です。
会社に就職した後、講習を受けて試験に合格し、国家に登録されれば外交員として働くことができます。
一年中募集している会社もあります。
ただし、やはり他の営業職と同じで、成績が出せないと給与は少なくなります。
生活も苦しくなるため、向かない人はどんどんやめていく実力主義の世界でもあります。
年収600万円以上職業
大阪で男性が年収600万円以上稼げる職業に、玉掛け作業員と一級建築士があります。
玉掛作業員とは工事作業で使われるクレーンのフックに、荷を掛けたり、外したりする作業の事を指します。
クレーンは非常に重たいものを吊り上げるために使用することが多いので、万一、荷が落下などしたら近くにいる人間にケガを負わせたリ死亡させたりする可能性があります。
玉掛けの資格は数日の講習で取得することができるので、必要とされる現場では取っておいて損はない資格です。
また、一級建築士も年収600万円以上の仕事になります。
一級建築士になると、設計する建築物の大きさに制限がなくなります。
高層ビルから一戸建てまで設計することができますので、特に大きな建築物を手掛けることができれば、やりがいを感じることができると思います。
年収500万円以上の職業
大阪の平均年収が520万円程度なので、この辺りが稼げると言える仕事の境界線になりそうです。
この中で、資格が必要な仕事には技術士があります。技術士は21部門ある科学技術分野において権威のある資格です。
仕事内容は主に技術コンサルティングとなります。
また、システム・エンジニアも資格はありますが、業務を行う上で必須というわけではありません。
また、プログラマーとシステム・エンジニアの境界線はあいまいな部分があり、プログラマーからシステム・エンジニアになることも可能です。
その他、職業を見ていくと重電機器組立工、電気工、金属・建築塗装工などが並びます。
同業種でも大阪で就業してみるのもいいかもしれない
人によって、向き不向きもありますので、今回は少し幅を広げて大阪で稼げる仕事をご紹介しました。
自分の技能や志向にあった職業を選びやすくなっていれば幸いです。
稼げる仕事の特徴は、難関国家資格が必要なものか、成績が給与に与える影響が大きなものが多いようです。
もう一度、確認するならば、大阪の平均年収は約520万円であり、中央値は480万円です。
日本全国の平均年収420万円に比べて、かなり高い傾向にあります。
物価の違いもあるので一概に言えませんが、どの職業に就いても他の地域で同じ仕事をするよりも高い給与になる可能性があります。
まとめ
高卒男性が稼げる大阪でのお仕事という事で見てきました。
資格の必要な仕事や、実力次第の仕事、開発や工場勤務など、様々な仕事で稼げる可能性があることがわかりました。
適性を考えて、自分にあった職業を選ぶことができれば、収入の面でも、やりがいの面でも向上させることができるでしょう。
この記事が読者の参考になれば幸いです。