将来独立できる仕事はあるのか。独立を考えている人は、みんな○○をやっている
将来は独立してみたいと真剣に考えている人は、仕事の選び方や独立までのスケジュールなどを明確にしておかなければなりません。漠然と日々を過ごして突然起業を思い立っても、思い通りに行かないことも多いでしょう。独立・起業にはしっかりとした準備が必要でもあるのです。では、独立するためには、いったいどんなことが必要なのでしょうか。詳しくご紹介しましょう。
独立のためにやりたい仕事を明確にしている
独立しようと思えば、どんな仕事であれ、資金とアイデアさえあれば可能です。
しかし、その方法は、業種や独立する側の考え方で大きく変わります。サラリーマンから脱サラで漁業や農業の体験や研修を通して独立を目指したり、理容師・美容師や菓子職人などは技術を身につけ資格を取得してから独立するなど、業種によって、さまざまな方法があります。
しかし、ここで大事なことは成功した人の真似事で、起業・独立というブランドに憧れるのではなく、自分が本当にやりたい仕事が何なのかを明確にしておくことです。独立には困難が伴います。ですから、途中で投げ出さないようにするためには、やりたい仕事が何であるか、ビジネスとして軌道に乗るかなど、十分に時間をかけ検討する必要があります。
家族がいれば家族とも十分相談する必要があります。その仕事をライフワークとして10年後20年後を考え年齢や体力面なども含めて考えることも必要です。また独立するのに必要な資金はどの程度必要なのか、資金の捻出方法や独立するまでの必要な期間、店舗関係なら立地条件も大事になります。いろいろな角度から検討し情報を集め可能性をしっかり確認しておくことが大事です。実現させるために、あえて厳しい条件を付けていろいろな角度から検討し、相談し情報を集め、冷静に検討した結果での可能性を探る必要もあります。
可能性が十分あることが確認できれば、独立までの期間や資金、独立場所などを含めた具体的なスケジュールを作り、根気強く努力することが大切です。そのためにも、目的を明確化することは基本ともいえます。
独立のためにみんな資金準備している
一般的に独立して仕事を始めようとするとそれなりの開業資金が必要です。
しかし、成功を信じて独立してもすべてが成功するとは限りません。借金をするにしても最小限にとどめ必要な開業資金は自分で準備する必要があります。そのためには、開業資金としてどれだけ必要なのか十分に計算することは基本です。借金をしないためには、開業資金に余裕を加えた資金を、貯蓄目標金額として設定します。金額と独立までの期間が決定したら、逆算して毎月の貯蓄額を現在の収入や生活費などからどれだけ資金を捻出できるかを算出します。目標金額に向かい生活費や食費などを見直し、ボーナスをそっくり貯蓄する覚悟も必要です。
どうしても目標期間内に資金準備ができない時には、金融機関などで融資を受けることを検討するか、開業までの期間や開業方法の見直しが必要になります。また、事業で利益が出るまでの運転資金も頭に入れておく必要があります。独立・起業がゴールではなく、事業として成立するかが問われますので、そうしたことも忘れないほうがいいでしょう。
資金計画が決定したら、その月からスタートすることが独立する決意に変わります。独立に対する考え方や資金に対する考え方で必要な資金は大きく違ってきます。飲食店を経営するのであれば、集客を考え人通りのある好立地の場所を確保するには、それなりの資金が必要です。そのぶん失敗した時のリスクは大きくなります。
しかし、独立もいろいろな業種があり、リスクを減らすため、資金をあまりかけずコツコツとやりたい、実績がでてきたら少しずつ大きくしたいという独立の考え方もあります。場合によってはSOHOで元手をかけず起業するのも選択肢です。これらの考え方で準備する資金も違ってきます。あなたのプランに合った資金計画を考えておきましょう。
独立のためにみんな研究している
将来独立したいと真剣に考えている人は、みんないろいろと研究をしています。独立してやりたいことを明確にするために情報をたくさん集めたり、成功した人の話を聞いたりアドバイスを受けたりしながら、自分に最適な方法を見つけ出すために試行錯誤を重ねています。
また開業する場所に伴う施設や設備内容、そのために準備する資金が貯蓄できるまでの期間など研究しなければならないことは、たくさんあります。事業領域のマーケティングや立地予定場所のリサーチなどは基本的なことといえるでしょう。真剣に考えれば考える程、研究しなければならないことは、どんどん増えていきます。しかし、事前に研究し対策を考えることは、独立してからのリスクを減らすことにつながります。先に独立した同業者などの話は率先して聴いておきたいところです。
また、それまでの従業員とは違い、収益を出せる積極的な工夫改善や、帳簿の付け方や資金管理の会計、損益計算など、経営者としてやることへの対応が求められます。それらも含めて事前にどれだけ研究し、不足ないよう対策を進め、準備できたかが、スタートで大きな差になります。事前に研究をするということは、経営を知り、問題点を把握し、対策を検討できるところに重要性があります。独立して成功させるためにはいろいろな角度から研究することは必須です。
■まとめ
現在仕事をしている中で、将来独立したい自分でやってみたいと思う人はそのためのしっかりした覚悟と準備が大切です。何より、従業員と経営者は違いますので、経営者という視点を持ちながら、十分に準備する必要があります。どんぶり勘定ではなく、細かくシミュレーションしましょう。