20代から起業する方法って?起業するために必要な能力
起業を考える若い人は多くいます。
中には20代のうちから起業をする人もいるようです。
しかし、新たに作られた会社の多くが短期間に倒産しているのも事実。では、20代の若さで起業するために必要な能力とはどのようなものなのでしょうか。
この記事でお伝えいたします。
20代の起業はまだ早い?
上記のように、20代の起業というのは一般的に考えればハードルが高いです。しかしハードルの高いからこそそのハードルをクリアしさえすれば、その後に広がるチャンスは大きいです。
これは、他の会社と自分の会社を差別化する、おおきなチャンスにもなります。
「20代の起業は人から信頼を得るのが難しい」とお伝えしましたが、これはつまり、「20代で起業して信頼を得ている人は少ない」という事です。
さらに話を進めると「20代なのに信頼できる」と相手に見られれば、それは大きな差別化・あなたの会社の強みになるはずです。
では、どのような仕事をすれば相手に信頼してもらえるのでしょうか。
実は、非常に簡単な方法で相手に信頼してもらうことができます。その方法とは、「相手の話をよく聞く事」です。
特に20代の方は、自己主張が激しい方が多く、相手の話を聞かずに自分の思いを伝えようとします。これでは年配の方に「若いなあ」と思われてしまします。
これはこれでかわいげになるのかもしれませんが、かわいがってもらったとしても、大きな仕事を任せてもらうことはできません。
自分の話を聞いてもらう前に、相手の話をしっかり聞きましょう。
例えば、「相手が何を求めているのか」「相手が何をアピールしているのか」「相手は何を目標にしているのか」などを、相手の話の中から読み取らなければいけません。
お客様は端的にその答えを教えてくれたりはしません。全く関係のない話を間にはさみながら、その問題の核心に触れる話のまわりをぐるぐると回るように話が繰り返されることが多いです。
そんな時に「相手が何を求めているのか」が分かれば「相手がどんな言葉を待っているのか」が分かるようになります。それが分かったら、その言葉を、ただ口に出すだけで相手のあなたへの信頼は大きくアップするはずです。
具体的な割合で言えば、「聞く」と「話す」の割合は9:1で構いません。相手が9割喋っていたとしても、こちらが口を開くのは1割でよいのです。すると相手は「今日はいい商談ができた」と感じてくれます。ほとんど自分が話していたにも関わらずです。
営業能力
「独立したが仕事がない」
独立した人が抱える最も大きな問題はこれではないでしょうか。
これは、料理人の例えで言えば、料理の味はおいしいのにお客様が来ないという状態です。どんなにおいしい料理が作れて、その味が多くの人に認められるものであったとしても、お客様が来て、食べてもらわなければ何の意味もありません。
そのため集客・宣伝活動が必要になるのですが、ここで大切なのが「営業の能力」です。
多くのサラリーマンが一度は経験する営業の仕事。ここから学べる事は非常に大きいのです。
今まで誰も考えたことのない新しいアイデアがあって起業する人や、誰も真似できないほどの高い技術を持って起業する方がいます。
たしかに、起業するにあたってそのような核となる部分は大切ですが、これだけでは起業してもうまくいきません。新しいアイデアや、高い技術を、どれだけ効果的に多くの人に届けることができるかというのは、やはり営業力にかかわってくるのです。
逆に言えば、営業能力の高い人は、他と変わらない冷蔵庫を他の冷蔵庫の倍の金額で売ってしまいます。つまり、先立つ新しいアイデアや技術がなくても、営業能力さえあればなんとかなるのです。
まとめ
このように、20代で起業するために必要な能力は、「相手の話を聞く能力」と「営業能力」であることが分かりました。
20代の起業は、確かにリスクも大きいですが、早くに起業するということは「自分の会社を経営できる残りの時間が長い」とも言えます。人生をかけて動きだすタイミングとして、決して早すぎるということはないはずです。