【営業職】30代で周りと年収の差をつけるために必要なこと
経験とキャリアを積み、一人前になってから数年が経過している30代。
営業職として基本的な事は体に染みついているため、その都度考えなくても自然に動くことができるはず。
余裕をもって仕事をこなしているはずですが、周りと年収の差をつけるための次の一手を考えている方も多いと思います。
今、働いている会社でステップアップ
周りと差をつけるためには、当然、周りよりも速く走らなければなりません。
しかし、走っている道は平坦とは限らないので、時には転んでしまうことや、苦渋の決断をしなければならない時もあります。
そのなかで、比較的、現在の環境を変えずに年収に差をつけようと思ったら、やはり、今働いている会社でステップアップしていくのが良いでしょう。
ただの一般社員から、リーダー、マネージャーに昇格すれば、それに合わせて給与がアップしていきます。
これを実現するためには、まずコンスタントに優れた成績を残していく必要があります。
加えて、営業マンは自分の顧客を第一に考えていますが、それと同じくらい社内顧客に気を遣う必要もあります。
成績が良くても、上司や部下との関係が悪い人を役職に就ける経営者はいません。混乱のもとだからです。
それに、プレイヤーとしての能力と、マネージャーとしての能力は違います。
良い営業マンが、良い営業課長になるとは限らないのです。
よって、すでにプレイヤーとしての能力を十分に持っている方は、それに加えてマネージャーとしての勉強を始めるのがよいでしょう。
部下を教育し、管理し、効率よく働かせる方法。それはその人の性格や能力、所属している会社などによって変わってくるため、一概には言えません。
厳しく管理して成功することもあれば、放任主義が功を奏す場合もあるのです。
ひょっとしたら、自分は部下なんて持っていないから、マネージャーの勉強なんて本くらいでしかできないと思う方もいらっしゃるかもしれません。本当にそうですか?
あなたが単独でバリバリ働く人なら、そうかもしれませんが、営業マンは二人一組で活動することも多く、一人前のあなたにつけられるのはたいてい新人ではないでしょうか。
まずは、あなたの相棒となる新人を教育し、管理し、うまく働かせましょう。
その背中を、あなたの上司が見ているはずです。
給与が上がらないのは、働いている会社や業界のせいかもしれない?
どんなに一生懸命耕しても、やせた土地では収穫できる量が限られています。
それと同様に調子の悪い業界や会社では、自分に支払ってもらえる給料にも限界があります。
営業職はインセンティブが給与に与える割合が大きい職種ですので会社や業界などは関係ない、自分の努力次第だと考える人もいるかもしれません。
しかし、なかなか売れない商品やサービスを必死に売るのも不利なことは事実です。
リーダーとして、即戦力として
さて、そんな場合、考えるのはやはり転職ではないでしょうか。
業界が好調だが、働いている会社の調子が悪いといった時には、同業種の別会社に転職するのが、今までのスキルや人脈を生かすことができる環境になります。
調子の良い企業ほど、人手が足りず、即戦力を求めています。
また人が増えるならば、それを統率するリーダーや、マネージャーが必要になってきます。
一部の業界、例えば、金融業界や製造業などは、あなたの持っている顧客に注目している場合もあります。
そのような場合、転職したときに年収がアップする可能性は高くなります。
しかし、転職先の会社はあなたのこれまでの実績を見て、あなたを迎え入れています。
もし、期待されるような成果が出せない場合は、逆に年収が下がる可能性もあるので注意しましょう。
また、退職する企業でお世話になった方々にも、できる限りきちんと仁義を通しましょう。
営業マンは信頼が武器なのは、言うまでもないことです。不義理な真似をして、それを失わないように気を付けてください。
調子のよい業界へ行く
また、業界全体の景気が悪い場合は、調子のよい業界への転職が候補に挙がってきます。
メーカー営業から金融営業へ、など業界そのものを変えるのです。
営業マンの基本スキルは、どの業界でも通じるものがありますので、別業界への転職も珍しい事ではありません。
もっとも未経験の業界へのチャレンジとなりますので、業界特有の知識は役に立たなくなります。
新しく覚えなければいけない知識も当然出てきますので、これまで仕事をしていた場所と大きく環境が変わることになります。
当然、雇う側の企業もそれを見越しているので、いきなり高収入を提示してくることは稀です。
ただし、入社後の活躍次第ではすぐに大きく年収が上がることもあります。
ちなみに2017年、日本で高収入が期待できるのは、住宅メーカー、不動産、小売り、通信系、金融系となっています。
まとめ
【営業職】30代で周りと年収の差をつけるために必要なことというタイトルで見てきました。
年収という観点で見ると、やはり方法は二つです。
30代から営業を始めた人は、そのまま頑張ってみるべきです。
そして、20代から続けている人は営業職に適性があると思われますので、自分にあった年収アップの方法を考えてみるのがおすすめです。