20代営業マンが年収アップするためにすべきこと
働き始めたばかりの20代の営業マン。
なかなかうまくいかないこともあるかもしれませんが、人と接するのも好きだし、前向きに頑張れそうです。
しかし、成長のないところに年収アップもありません。
このまま営業マンを続けていくにしても、スキルアップを目指したいところです。
20代営業マンが磨くべき能力
対人コミュニケーション能力
営業に絶対不可欠なのが、コミュニケーション能力です。
よく聞く言葉であり、なんとなく感覚で理解していても、具体的に説明するのは難しいかもしれません。
コミュニケーションとは意思疎通、意思伝達の事です。
そう聞くと、うまく話をすることができる事、と思われるかもしれません。
確かにその通りで、自分の思っていることや、考えていることなどを、会話で相手に伝えることもコミュニケーションです。
しかし、それは意思伝達の一つの種類でしかありません。
相手に自分の考えていることを伝える方法は、言葉だけとは限らないのです。
例えば、整っていない身なりで顧客に会いに行けばどうなるでしょう。
そんなつもりはなくても、相手は自分がそれほど重要な顧客ではないのだな、と判断するかもしれません。
自分が発信している情報は実は多様です。
髪型、服装、腕時計などの装飾品、靴、話し方、視線の動き、表情……。
自分が話をしているときに、相手が貧乏ゆすりしていたら、たいていの場合、退屈しているという合図です。
こうしてみると、コミュニケーション能力を磨くのも大変なのがわかると思います。
まずは相手に好印象を与えるよりも、相手を不快にさせないレベルにまで磨けるとよいでしょう。
ヒアリング力
会話が得意ではない人も大勢います。
伝えたいことがあっても、話す順序がバラバラな上、的を射ない場合もあります。
話しているうちに本題から外れていくこともあります。
営業のお客さんは法人と個人がありますが、特に個人の顧客の場合、様々な年齢や性格の方と話をするので、中にはしゃべるのが苦手な人もいると思います。
そんな人の会話の中から、要点を整理してまとめ、こういう事ですか、と問い直してあげると、
「そうそう、それが言いたかった」
こんな時、お互い自然と笑みがこぼれると思います。
ヒアリング力は営業の必須能力です。
相手の言っていることがわからないからダメだ、では、お客さんの範囲が狭まってしまいますので、しっかり磨きましょう。
情報収集能力
営業マンには情報収集能力も必要です。
どこから、どのように情報を収集するのかも様々です。
インターネットで検索するにしても、どのようなキーワードを入力するかで検索結果も変わってきます。
自分の欲しい情報を手に入れるためには、情報の入手先も確保する必要があります。
情報は人から人へと伝わります。
インターネットを介していても、情報を保持しているのも、発信するのも人です。
どこに新規顧客がいるのか、どれくらいの数の顧客がいるのか、どんなアプローチをすればいいのか、この商品が売れないのは時代が変わってきたからなのか。
情報源はインターネットだけとは限りません。
書籍・雑誌、営業先の知人、社内の同期、その他、様々です。
情報源は多いに越したことはありません。
それを20代のうちに十分に確保できれば、今後の役に立ちます。
課題発見能力
例えば、こんなことがあります。
ある商品について、商品自体の売れ行きは良い。そういう社内データもある。
しかし、自分がいざ販売すると誰も買ってくれない。なぜだろう。
ここでストップする人はいないと思いますが、ここで問題になってくるのは課題発見能力です。
基本的に売れるものなのに、それを売ることができないのは、自分になにか問題があるのかもしれない、と考えるのが自然です。
では、なにが問題なのでしょうか。
そもそも、その商品はどのような顧客層をターゲットにしているのでしょうか。
もし、富裕層をターゲットにしているなら、中流層にアプローチをかけても効果が薄いのは当然です。
ひょっとしたら、アプローチの数が足りないのが問題なのかもしれません。自分は月に10件の営業をしていますが、売っている人は月に60件こなしている可能性もあります。
あるいは単に自分の売り込みが下手なだけかも……。
もっともいけないのは、その場に居ついてしまうことです。
身動きが取れなくなってしまうのが、一番いけません。
しかし、ロジカルに思考して課題を発見できれば、あとはそれを解決する方向に走ればいいだけです。
前向きな自分を取り戻すこともできます。
20代営業マンが年収アップのためにすべきこと
20代営業マンが年収アップのためにすべきことという事で見てきました。
年収を上げるためには、既存の能力の底上げか、自分に付加価値をつけることが前向きな方法です。
営業は企業のもっとも重要な仕事と言えます。お金を稼ぐという事に直結しているので、やりがいのある仕事でもあります。
本記事が読者の参考になれば幸いです。