20代で稼げる人になるためには?大学生のうちにしておくべきこと
20代は比較的年収の少ない世代です。
特に20代の前半は社会に出たばかりであり、経験も少ないため戦力として見られないことが多いでしょう。
それは年収にも表れていて、20代全体の平均年収は296万円と言われています。
ただ、そうは言っても、20代で稼いでいる人がいるのも事実です。
20代で稼げる人と、そうでない人の違いは何なのでしょうか。
どうしたら、20代のうちから稼げる人になれるのでしょうか。
そもそも稼げる人とは
20代で稼げる人になりたい。
そう思っているのは、10代の人か、現在20代の人に限定されます。
気が逸るのはわかりますが、いきなりその答えを求めるのは少し難しいかもしれません。
複雑な問題を解くために必要な手順は、まずは問題そのものをブレークダウンすることです。
問題をいくつもの要素に分けて、それを一つずつかたづけていけば、いずれ絡み合った糸を解きほぐせます。
では、20代から稼げる人になりたい、という問題も同じアプローチで考えてみます。
といっても、これには二つの要素があるだけです。すなわち、20代という年齢と、稼げる人になりたいという願望です。
ここではとりあえず20代で、ということを置いておいて、稼げる人とはどういう人かから考えていきます。
お金は何に対して支払われるのか?
そもそも高い報酬を得られる人とはどういう人なのでしょうか。
買い手は、何を求めてお金を払うのでしょうか。
その問いに一つの回答を出すならば、それは信用と言えます。
A社とB社が同じような商品を出しています。
A社が100円、B社が150円でそれを売っていますが、近年A社の商品に欠陥があることがニュースで取り上げられました。
同じものなら、購入コストの安いA社の商品を買うところですが、このニュースを見た後では、どちらを購入するでしょうか。
あなたの会社がA社の商品を買って、それを加工して販売している場合はどうなるでしょうか。
あなたが大丈夫だと思っても、あなたの顧客は大丈夫だと思ってくれるでしょうか。
お金を払う時に、同じ財やサービスを購入するならば、コストが低いほうがいいのは当然です。
しかし、その根底には信用があることは明白な事実です。
実績と評価
お金を払ってもらうには、まず信用が必要なことがわかりました。
信用をもう少し別の言葉で言い換えるならば、評価、といってもいいでしょう。
むしろ、個人に当てはめるならこちらの言葉のほうが適切と言えるでしょう。
稼げる人、顧客や勤める会社から高額の報酬を得ている人は、すべからく評価されています。
では、評価を得るためにはどうしたらいいでしょうか。
それは実績を上げることです。
キャリアとも言い換えることができます。
今まで自分がどんなことを成し遂げてきたのか、仕事の数や大小もありますが、もっと明確にこれをやってきました、と誇れるものがあるなら強いです。
しかし、社会に出たばかりの20代はそんな多くの実績を上げることは不可能です。
そもそも時間がありません。
また実績がないばかりに大きな仕事、重要な仕事は任せてもらえません。
任せる方も実績のない人間に大きな仕事は振れません。怖いからです。少しずつ、その人の実力を見極めたいのです。
ならば、どうすればいいのか。20代から稼ぐためには10代のうちから準備をする必要がありそうです。
10代のうちから取り組みたいこと
20代から稼ぎたいなら、10代のうちから何かに取り組む必要があります。
20代で得られる報酬は、10代からの積み重ねや成果が反映されるのは間違いありません。
しかし、具体的に何をすればよいのでしょうか。
20代でも高い報酬を得るためには何に取り組めばよいのでしょうか。
資格の取得
ある程度自分の進む道が決まっているならば、資格の取得を目指すのが良いです。
資格がなければ従事できない業務もあります。
働きながら資格を取る人もいますが、学生のうちに勉強を始めたほうがはるかに楽です。
働き始めれば、業務で覚えることが山ほど出てきます。
それと並行しての資格の勉強が、はかどるかどうかは疑問の余地が残ります。
年単位での学習が必要な資格が必要になる仕事は、様々な統計の中で年収が上位であるというデータがあります。
学業
やりたいことなど見つからない場合も人生には多いでしょう。
人間には二種類あって、何かになりたいと考える人と、こうありたいと思う人がいます。
スポーツ選手になりたい、医者になりたい、弁護士になりたい、というような具体的な目標がある前者と、金持ちになりたい、有名になりたいなど、やや抽象的な目的を持つ後者です。
多くの人は、後者に分類されるようです。
今回のタイトルでもある、20代のうちから稼ぎたいというのもここに当てはまります。
特に何になりたいということもないが、自分の欲求を満たせるような状態に自分を持っていきたいと考えます。
仕事はその手段である場合がほとんどです。
そういう人の場合は目の前の仕事を必死に頑張るのが一番良いです。
学生の場合は、まずは学業でしょう。
一流企業は名門大学の学生を中心に採用しますので、目の前の学業で成果を出すことで、20代でも稼げる可能性が高くなります。
大会やコンテストなどで成果を残す
逆に明確に持っている人もいるでしょう。
スポーツ選手の場合は、成績次第ですが20代でバリバリかせぐことができます。
プログラミングのコンテストで入賞したり、ビジネスコンテストで賞をとったりするのも有用です。
その道に進まないとしても、周囲はあなたの事を一定以上の成果をあげることができる人だと認めてくれるでしょう。
まとめ
以上、20代で稼げる人になるためには?大学生のうちにしておくべきこと、ということで見てきました。
大切なのは実績と評価です。
就職するにしろ、独立して会社を作るにしろ、あなたがどんな人かで周囲の対応も変わってきます。
ようはみんながあなたを物差しではかるのですが、それは「社会の物差し」です。
よって、20代から稼ぎたいというのであれば、学生時代から社会の物差しで測ってもらえる、社会的な評価を得ておきたいところです。