本当に稼げる仕事とは【サービス業編】

サービス業で本当に稼ぎたいなら、高度な専門知識が必要

あなたは誰にでもできる仕事に高い報酬を払うでしょうか。

誰かがもっと安くやってくれるならそっちに頼んだ方がよいと考えるのが普通です。

誰でもできる仕事なので、もっと安くやってくれる人はいないかを探せば、手を挙げてくれる人も簡単に現れます。

現れたら、当然そちらに頼みます。

ただし、そうはいってもあんまり適当な仕事をされても困ります。

誰でもできる仕事とはいえ、どんなものにもクオリティがあります。

しっかりやってくれる人と、そうでもない人がいるため、仕事ぶりに満足できなかった場合、雇い主は今まで雇っていた人を解雇して、予算の範囲内で自分が満足できる程度の仕事をしてくれる新しい人を探します。

ただし、その仕事が非常に難しいものだった場合はどうでしょうか。

誰でもできる仕事ではないので、できる人は限られています。

しかも、その仕事をこなすために身につけなければいけない知識や技術は膨大なので新人の育成に時間がかかります。

市場に労働力が供給されないため、いつもその仕事は需要過多です。数少ない仕事人を取り合って、報酬の値段もだんだん吊り上がっていきます。

本当に稼げる仕事≒できる人が少ない仕事

そのような仕事には、まずは国家資格が必要な仕事が挙げられます。

医師、弁護士、会計士など、医療系サービス、法律系サービスは高年収の代表です。

そもそも、資格がなければ就くことすらできない仕事です。

逆に言えば、資格さえあるなら、一定以上の知識を持っていますので、誰に仕事を頼んでも安心できる側面があります。

また、資格がなくてもできる仕事にはコンサルタントなどがあります。

コンサルタントは誰でも名乗れる職業ですが、そうなってくると、仕事の質を保証するものがないため信用や評判、あるいは実績がものを言う様になってきます。

会社の課題や問題点、その解決策を助言してもらうために雇いますが、助言の質には天と地ほどの差が出てくる可能性もあります。

会社の行く末に関わる問題なので、多少高くともできるだけ信用できる人に頼みたいのが本音です。

これは、病気の患者が医療にお金を惜しまないのに似ています。会社も存続してなんぼのもんです。

潰れてしまっては意味がないので、経営を続けていくためにお金を惜しむことはありません。

その他の職業を見ても

今まで見てきたものは、平均年収が比較的高いサービス業となります。

その他、様々なサービス業がありますが、他のサービス業が儲からないかというとそうでもありません。

ホテルの従業員や、飲食サービス、理容・美容など、たしかに年収は低い傾向にあります。

しかし、普通のホテルと一流のホテルの従業員ではやはり給与が違います。客層の違いもありますが、サービスの質も違います。

また、飲食サービスでもそこでしか味わえないものがあれば、人はお金を出します。

そこでしか食べられないなら、比べることもできないので値段はある程度自由に設定できます。

理容・美容もコンテストで好成績を収めた一流の美容師ならば、高単価で仕事を受けることができます。

業種ごとの違いも確かにあります。しかし、その人が高度なスキルか専門知識を持っている場合には業界の平均年収は低くても高収入の仕事になってしまうのです。

業界ごとに見てみると

とはいうものの、やはり平均年収が高いサービス業界がどこなのかは気になります。

平均年収が高いということは、他の業界に比べて稼ぎやすい可能性があるからです。

• 宿泊サービス
• レジャーサービス
• 金融サービス
• 教育サービス
• 情報サービス
• 医療サービス
• レンタルサービス
• 専門技術サービス
• アウトソーシングサービス
• 郵便
• 運輸（物流）
• 交通
• 通信
• 外食
• エネルギー
• エンターテイメント
• コンサルティング

サービス業というものの定義はあいまいな部分があるため、ほかにもサービス業とよべるものは存在します。

ただ、この中から高収入の業界を挙げるなら、金融・教育・情報・通信・コンサルティングになるでしょう。

ただし、その業界内にもさまざまな職種があります。そして、やはり高い専門性と高度な知識やスキルが必要な職種ほど高年収になる傾向があります。

まとめ

本当に稼げる仕事とは【サービス業編】ということで見てきました。

本当に稼げる仕事というのは、高度な専門知識とスキルが必要な仕事になります。

誰でもできる仕事ではないからこそ、高い給与が支払われることになるのです。

本記事が読者の参考になれば幸いです。