20代で稼げる人の特徴
働き始めた20代では、給与は低いところからスタートすることが多くなります。
近年の20代の平均年収は約350万円となっており、全年齢の平均年収である420 万円と比べてもかなり低くなっています。
しかし、平均はあくまでも平均です。中には20代で稼いでいる人がいるのも事実です。
この記事では20代の年収の実態を見たうえで、どのような人が稼げているのか見ていきたいと思います。
参考:http://heikinnenshu.jp/kininaru/20dai.html
20代の年収の実態
20代はそもそも年収があまり高くありません。
働き始めたばかりなので、これはどうしようもないことです。
これから自分の力を証明して、成果を上げ、評価を得ることで給料を上げていくしかありません。
とはいえ実際、他の20代がどれくらい稼いでいるのかは気になるところです。同年代の人がどの程度稼いでいるのか、そのうえで20代でも稼げるとはどういうことなのかを考えていきたいと思います。
20代の年収分布
自分が周りの同年代より稼げているかどうかが気になる人は多いと思います。
自分の給料が適正なのかどうかの判断にも、他の人がどれくらいもらっているかを知りたいところです。20代の年収分布は以下になります。
300万円以下 31%
300万円台 36.5%
400万円台 20%
500万円台 8.1%
600万円台 2.8%
700万円台 0.9%
800万円台 0.3%
1000万円台 0.1%
1000万円以上 0.3%
3割ほどの人は年収が300万円以下であり、400万円以下の割合は実に67%となっています。
20代の7割近くが全年齢平均の420万円に届いていないことがわかります。
参考:http://tonarinokakeibo.com/
稼げる人はどんな人? 職種から見るその特徴
では、20代で稼げている人はどのような人たちなのでしょうか。少なくとも年収400万円台ならば、稼げていると言っても良さそうです。
ちなみに、20代で年収が400万円を超える職業にはこのようなものがあります。
投資銀行総合職、ファンドマネジャー、製薬会社MR、企画開発系プロジェクトマネジャー、ITコンサルタント、企業コンサルタント、経営企画、プロジェクトリーダー、セールスエンジニアなど。
これらの職業を見てみると、業界自体は金融、IT、医療など様々ですが、どれも専門性のある高度な知識を有するものや、リーダーシップを発揮して主体として活躍する職種であることがわかります。
稼げる人の特徴その① 高度な専門知識を活用できる人
以上で見て来た職業の特徴はすべて高度な専門知識が必要になるものでした。働き始めたばかりの20代は覚えることもたくさんありますが、高度な専門知識を身に着けるには、それなりの学習能力を有している必要があります。
また、その知識を自らの仕事に生かすことや、他の誰かの状況に当てはめて助言するような応用力も必要になってきます。
需要の高い専門知識を持っている人や、高度な頭脳労働をこなせる人が20代で稼げる人の特徴であるようです。
稼げる人の特徴その② リーダーシップを発揮できる人
また、専門的な知識のほかにも、リーダーシップが求められる仕事も高年収になります。
プロジェクトマネジャー、プロジェクトリーダーなどがそれにあたりますが、全体を見渡して、的確な判断を下せる20代はやはりそう多くはいません。
多くの20代が駆け出しで、自分の仕事を必死に覚えながら一兵卒として働いていることを考えると、リーダーとして活躍できる20代はかなり優秀と言えます。
プロジェクトマネジャーなど案件の責任者は40代の課長相当が担当することが多いため、それなりの年収が確保されるのです。
稼げる人の特徴その③ 重い責任に耐えられる人
一般的に責任が重い仕事ほど高年収になる傾向があります。
なぜ、責任が重い職業の年収が高くなるかというと、それは一度に動くお金の額や、関係者の人数が多くなり失敗が許されなくなるからです。
投資銀行業務などが高年収の例にあがっていましたが、投資にはやはり巨額の資金が動きます。また、プロジェクトリーダーやマネジャーなどは管理責任があり、案件を成功に導いて仕事をやり遂げられる人でなければ務まりません。
コンサルタントも適当な助言をして顧客に損害を与えるようなら、すぐに信用を失ってしまいます。
最悪、コンサルタントの看板を下ろす羽目にもなりかねません。
そんな重い責任の対価として、高い報酬が支払われるのですが、その責任に耐えるだけの精神力、経験、知識、スキルを持っている人には20代であろうと会社も当然、それなりの給料を払います。
稼げる人の特徴その④ 人間関係をうまく構築できる人
これはリーダーシップの話とも絡みますが、多くの人と一緒に仕事をする場合には、人間関係が大切になってきます。
良い人間関係は信頼や信用も生み出します。
顧客から信用を得ることができれば、お金も自然と入ってくるようになります。
上記の職業は、なかなかつくことが難しそうな職業も多いのですが、一般的な営業職でも顧客との信頼関係を築くことができる人は20代でもインセンティブで大きく稼ぐことも可能です。
営業は成果主義なので、成果を出してしまえば給与が上がります。
もっと言えば、コネクションがあるなら独立して起業してしまうのもアリです。
20代の年収1000万円以上の人の多くが、企業内人数100人以下の経営者、役員であるとのデータもあります。
20代で稼ぐには
20代で稼げる特徴を備えている人は、基本的に30代でも40代でも稼げる人だとも言えます。
逆に、20代であるにも関わらず、30代・40代の人が行っている仕事を遂行できる人が稼げる人と言い換えることもできそうです。