年収1,000万以上の仕事の種類
年収1,000万円以上の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
近年の日本の平均年収は420万円前後ですが、その2倍以上を稼ぐ仕事の種類はやはり限られています。
今回は、いくつかのデータから年収1,000万円の仕事をピックアップして、紹介していきたいと思います。
年収1,000万以上稼げる仕事の特徴
基本的に年収が高い仕事の特徴は、次の2つです。
その① 高度なスキルや知識が必要とされる仕事
当然のことですが、高度な専門知識やスキルは簡単に身に着くものではありません。
習得までに時間がかかり、才能や学習能力を必要とするため、専門性をもった仕事になります。当然、誰でもできる仕事ではないため、依頼する側もできるだけ信頼できる人に仕事を頼まざるを得ません。
仕事によっては資格が必要なものもあり、その資格は多くの場合、難しい試験に合格することが求められます。
社会的に需要の高く、資格取得の難しさが参入障壁になるため、年収も高くなる傾向にあります。
その② 自分が働くのではなく、人に仕事をさせて稼ぐ仕事
自分ではなく人に仕事を任せて、その管理をすることで稼ぐ仕事です。
ただし、人を使う仕事は多くの人を巻き込み、必然、動くお金も大きくなる傾向があるので、それに伴って責任も大きくなっていきます。
一般企業でもプロジェクトのリーダーから役員、経営者まで考えられる仕事です。
特に経営者になった場合は、金銭面をはじめとして、すべての責任を背負います。
その反面、成功すれば莫大なリターンがあります。
では、実際に、どのような仕事があるのか見ていきましょう。
年収1,000万円以上の仕事の種類
医師
専門に分かれるため、医師にもいろいろありますが、今回は医者の3分の1くらいを占めると言われる内科医の年収を見ていきたいと思います。働き方としては、勤務医と開業医があります。
平均年収は勤務医で800万円~1000万円。
開業医で1200万円~1500万円と言われています。
公認会計士
大手の監査法人に勤めている公認会計士で、平均年収は1,000万円前後という事です。
独立する道も選び、会計事務所を開いた場合、平均年収は2,000万円程度になるようです。
アクチュアリー
アクチュアリーは、保険数理士や保険数理人などとも呼ばれる職業です。
確率や統計学などを用いて保険や年金の掛け金と支払い金額の分析や評価する専門職です。
勤め先は、金融機関、保険会社、監査法人など。
平均年収が1,000万円~であり、外資系企業なら年収2,000万円以上になります。
日本企業での平均年収1,000万円~
外資系企業の平均年収2,000万円~
ファンドマネージャー
投資家からお金を預かって、それを運用する仕事です。
資産運用を委託された職業ですので、それを責任をもって運用するために、金融市場や株価の動向などを把握・分析できる能力が求められます。
ファンドマネージャーの平均年収の範囲はおよそ760~1300万円という事です。
大学教授
専攻分野の研究と、大学の講義などが主な仕事です。
学校の運営に携わったり、学会に出席したりもします。
メディアへの出演や、執筆活動、講演なども副業として挙げられます。
有用な人材を輩出するための社会的意義の高い仕事でもあります。
平均年収は1,112万円。
弁護士
医師と並び、高年収と言われて最初に思い浮かぶ職業のツートップです。
東京の法律事務所 平均年収1200万円~1500万円
刑事事件の弁護などをイメージしている方も多いかもしれませんが、
民事事件の離婚調停、金銭トラブルなども多いです。
航空機パイロット
飛行機のパイロットも高年収です。
しかし、パイロットもやはり大企業に就職した方が有利なのは変わりません。
1,000名以上の企業で年収1,323万円程度ですが、規模の小さい会社のパイロットになっていくと年収もそれに応じて少なくなっていきます。
新聞記者
新聞社はたくさんがありますが、小さい新聞社だとやはり給料もそれなりです。
大手新聞社である、朝日・読売・毎日・産経・日経の5紙の記者が、平均年収1000万円以上だという事です。
大手企業管理職
大手の企業の管理職も年収1,000万円以上となることが多いです。
2016年のデータを参照すると上場企業のうち、平均年収1,000万円以上が約60社あります。
スポーツ選手
野球選手で平均年収が、約3500万円~
サッカー選手(J1リーグ)の平均年収が、約2000~3000万円
やり方次第で、いろいろな職業で年収1,000万円は狙える
やり方次第で年収1,000万円を狙える仕事はたくさんあります。
ファイナンシャルプランナーなどは平均年収300万円~という事ですが、人によっては2,000万円~3,000万円の年収を稼いでいる人もいます。
行政書士、司法書士、弁理士なども同様です。
また、飲食業、理容美容業なども平均年収が低い傾向にありますが、その中でも群を抜いた技術を持っている人は高年収になります。
今回はわかりやすく平均年収が1,000万円を超える仕事をご紹介しましたが、一般的に年収が低いと言われている職業でも高年収の方もいます。
逆に、高年収の職業でもその知識やスキルをうまく活用できなければ、年収はぐっと下がってしまいます。
本記事が、読者の皆様の参考になれば幸いです。