知らないと損する給料がいい資格
高収入の資格の仕事の代表格と言えば、医師、弁護士、会計士などでしょうか。
専門知識を活かしてどこかの企業に就職するもよし、営業力に自信があれば自分で独立開業するもよしです。
ただし、これらの仕事は給与が良いのと同じくらい、試験に合格するのが難しい資格としても認知されています。
比較的簡単に取れて給料が良い資格
もらえる給料と資格の取得の難しさは、やはり比例する傾向にあるようです。
医師は医学部に入学してから、6年間大学で学ぶ必要があり、資格をとるまでにとにかく時間がかかります。
同様に弁護士の場合も、資格を取得するための必要学習時間は5000時間~10000時間とも言われています。
しかし、資格の中には、比較的短い学習時間で取得できるのに転職に有利になったり、キャリアアップに役立つ資格が存在します。
仕事の合間に勉強して取得もできますので、知らないと損をするかもしれない資格です。
それでは、紹介していきます。
中小企業診断士
- 平均年収780万円
- 学習時間の目安 1300時間
中小企業診断士はコンサルタントの国家資格です。
仕事内容は中小企業の経営状態を分析し、健全な経営を行うための指導など業務全般に関するアドバイスを行います。
また、経営に関する助言だけでなく、行政や金融機関との仲介役・相談役としての動くこともあります。
一般的に年収500万円~700万円と言われていますが、独立してコンサルタントとして働く人の中には、年収1,000万円~稼いでいる人もいます。
独立開業するのもよいですが、企業で働くにも有効な資格であり中小企業診断士の約半分が管理職のポストについているというデータもあります。
大手の企業でも、この資格に対する評価は高いため社内のキャリアアップや転職にも有利です。
社会保険労務士
- 平均年収530万円
- 取得までの学習時間の目安 1000時間
社会保険労務士の業務内容は、労働社会保険諸法令に基づく書類の作成・提出、同法に基づく帳簿の作成、人事・労務に関するコンサルティングが主なものとなります。
年収は450万~3,000万円ほどと言われています。
社会保険労務士は、複数の企業と顧問契約を結んで仕事をするのですが、コンサル料金は自由に設定できるのも収入に格差が開く原因と言えます。
また、もう一つの特徴として開業しやすいことも挙げられます。事務所すら必要ない場合があり、家庭で子育てをしながらこの仕事を続けている女性もいます。
もちろん、どこかの会社に入って働くことも有力な選択肢ですので、自分にあった働き方を選べる資格です。
行政書士
- 平均年収500万円
- 取得までの学習時間の目安 600時間
他人の依頼を受けて官公署に提出する内容証明、相続・遺言に関する書類の作成などが行政書士の仕事になってきます。
3000種類を超えると公的な書類を扱うことができますが、いくつかの専門分野をもって業務を行うのが一般的です。
平均年収は500万円くらいというデータがありますが、やはりそこは営業力次第のようです。
うまく集客できれば、1000万円を超えることも可能になってきます。
300万円に届かない人もいれば、5000万円を稼ぐ行政書士がいるのが現実です。
全ての士業に言えることですが、資格+αが必要になってきます。
宅地建物取引士
- 平均年収430万円
- 取得までの学習時間の目安350時間
不動産の売買や賃貸の仲介が仕事となりますが、これらの契約前に必ず必要になってくるのが宅地建物取引士は独占業務である、宅地重要事項の説明、重要事項説明書への記入・押印などです。
宅地建物取引士は実は多くの企業が、社員に取得を推奨している資格でもあります。
不動産業界は言うに及ばず、その他の業界でもこの資格が歓迎されるのは、土地と建物が企業活動の基盤になってくるからです。
企業の総務・財務などではこの資格を活かして、会社の不動産の管理運用をしている人も大勢います。
また、宅地建物取引を行う企業では、事務所の従業員の5人に1人がこの資格を持っている必要があるため、需要が多いのも特徴です。
ファイナンシャルプランナー(FP)
- 平均年収350万円
- 取得までの学習時間の目安 350時間
顧客ごとに、その人にあったライフプランニングを考えて提供し、資金計画や助言を行う仕事です。
FPと略されます。
平均年収は300~400万円と言われていますが、不動産業界のように特にこの資格を活かせる場合、平均年収は650万円とのデータもあります。
ファイナンシャルプランナーが扱う分野は主に税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、遺産相続の6つとなります。
銀行・保険・証券をはじめとする金融業界や、住宅メーカー、不動産業界ではこの資格の知識が必要とされるシーンも出てきますので、転職に有利に働くこともあります。
まとめ
以上、知らないと損する給料がいい資格ということで見てきました。
聞いたことがある資格もあったと思います。
働きながらでも取れる資格も多く、社内でのキャリアアップや転職の際にも役に立つものも多いので、取得を考えてみるのもいいと思います。