独立しやすい資格と開業するのに役立つ資格

独立したい、開業したいと思っていても、なかなか優れた商品やアイデアを思いつかない事も多いでしょう。

そんな時は、資格をとって独立するのも一つの方法です。

売る商品は資格を取得して得た知識と技術ですので、何を売ろうかを考える必要はありません。

あとは、自分の技術と営業努力次第で稼いでいくこともできます。
しかし、ここでふと疑問がわきます。

独立開業しやすい、資格にはどんなものがあるのでしょうか。

独立しやすい資格

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独立しやすい資格とはどのようなものでしょうか。

例えば、市場規模がないとお客さんが来てくれません。

ある程度の需要が見込めるサービスでないとどんなに営業してもお店や事務所には閑古鳥が鳴くことでしょう。

しかし、需要はあっても誰にでもできる仕事だと人は群がってきますので、ライバルも多くなって一人当たりのパイの量は当然少なくなってしまいます。

需要があって、誰にでもできるわけではない仕事。

そんな仕事の資格が独立開業にはよさそうです。

 

 

難関国家資格

 

難関国家資格が必要な仕事は独立に向いています。

ケガや病気に苦しむ人は後を絶えませんし、また、生きている限り人間関係のいざこざも絶えません。

さらに社会を回している大きな要素の一つにお金があります。

お金を周りには複雑な決まりごとが渦巻いていて、正しく監視して処理しないと争いや面倒ごとの種になってしまいます。

しかし、人の命をあずかる事や、複雑な人間関係を法的に処理すること、お金の仕組みを理解して解決に導くことは誰にでもできる事ではありません。高度な知識と技術が求められます。

これらを仕事として扱う医師、弁護士、公認会計士、弁理士、税理士などは独立開業しやすい資格と言えます。

資格の取得難易度が高いという事と、法律で独占業務になっているのでその資格を持つ人しかできない仕事になっていますので、参入障壁も高くなっているからです。

これらの資格を取得して開業するためには、それほど多額の資金が要らないのも開業しやすい理由の一つです。

医師だけは、機材を揃えたりとお金がかかったりもするのですが、そのほかの仕事は基本的に自宅で開業しても十分仕事はできるのが、うれしいところです。

 

ただし、やはり資格の取得が難しいのが難点と言えます。

医師は医学部に入学して、6年間大学で学ぶ必要があります。

医学部に入学するのに2浪3浪する人も多く、スタート地点に立つまでが非常に厳しい職業です。

弁護士は合格までの勉強時間が約8000時間~とも言われており、合格まで数年を要する場合があります。

ちなみに、他の難関資格の合格までの勉強時間目安は以下になります。

 

  • 公認会計士       3000時間~5000時間
  • 税理士           2500~5000時間
  • 弁理士           3000時間
  • 司法書士     2000時間

 

※時間は目安です。

 

 

もう少し難易度を落として

 

さすがにこんなに長く勉強時間は確保することはできないと思う方もいらっしゃるでしょう。

そこでもう少し取得難易度を落として、資格を紹介していきます。

 

  • 行政書士     300時間~1000時間
  • 中小企業診断士  800時間~1000時間
  • 社会保険労務士  800時間~1000時間
  • フィナンシャルプランナー  500時間
  • 宅地建物取引士  200時間~300時間

 

※時間は目安です。

 

医師・会計士・税理士など、先にあげた職業は皆さんなんとなく仕事内容を理解されていると思います。

しかし、行政書士を始めとして、この項で上げさせてもらった職業に就いては、あまりなじみのないものもあるかもしれませんので、簡単に仕事内容をご説明します。

 

行政書士の仕事は、内容証明や相続・遺言などに関する書類の作成と、それらの行政機関への提出です。

年収400万円~くらいという事ですが、1000万円を超える年収の人もいます。

 

中小企業診断士は、企業の経営状態を診断し、健全な経営を行うための助言や指導をおこなう仕事です。

いわゆる経営コンサルタントですが、個人でなく企業が相手なので中には年収数千万円~を稼ぐ人もいる仕事です。

 

社会保険労務士の仕事は、労働社会保険諸法令に基づく書類の作成・提出、同法に基づく帳簿の作成、人事・労務に関するコンサルティングの3つが主な仕事です。

独立開業もできるのですが、企業内にも需要があるため会社勤務もしやすいのが特徴です。

 

ファイナンシャルプランナーの顧客は主に個人になります。

顧客それぞれにあったライフプランを提案するのが仕事です。

住宅購入のための資金繰りや、税金・保険についての相談、老後の相談なども受けます。

平均年収は300万円~とも言われていますが、同業で1000万円の年収を達成している人もます。

ないでしょうか?

 

宅地建物取引士の仕事は、宅地重要事項の説明、重要事項説明書への記入・押印など独占業務もあります。

独立後は、不動産の仲介が主な仕事となります。

仲介ですので、自分で土地や物件を持つ必要もないので、開業資金はそれほど必要ありません。

 

 

独立できる資格は他にもある

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以上、独立しやすい資格と開業するのに役立つ資格ということで見てきました。

ご紹介した仕事は、平均年収に差はありますが、難関資格で1000~600万円、少し難易度を落として、300万円~という感じになります。

もっとも、平均年収が低い資格でも、人によっては年収1000万円超を稼ぎだしている人もいますので、そこは経営者の腕次第といった具合です。

これら以外にも独立しやすい資格はいくつもありますので、もし、この記事の中でピンとくるものがなければ、自分で探してみるのもいいかもしれません。

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