高卒でも正社員になれる!稼げる仕事を探すコツ
2018年現在の4年制大学の進学率は49%ほどと言われています。
現役高校生の二人に一人は進学する時代となっていますが、それでも18%ほどの高校生が卒業後に就職している現実もあります。
男性のみに限って言えば、22%が高卒で就職しています。
5人に1人が高卒で就職しているのです。
ただし、一口に就職と言っても正社員として雇用されていない場合もあります。
高校によっては、生徒を集めるためにアルバイトなどの学生も就職としてカウントして好評しているところもあるようです。
一般的に大学全入時代と言われる現在では、企業の募集要項にも「大卒」と書かれていることも多く、高卒だと仕事が限られるのも現実です。
しかし、だからと言ってあきらめなくても大丈夫です。
稼げる仕事を探すコツはいくつもあります。
鉄板は資格を取って就職
もっとも確実なのが資格をとって就職することです。
専門学校に通うのも良いですし、独学で資格を取るのも良いです。
ようは大卒と高卒の差を埋める何かがあればよいのです。
資格によっては、独占業務を持つものもあります。
そのような資格を取得した場合は、就職に有利に働くし、会社で重宝されることも多くなります。
ある程度、生活に余裕があれば、学習に集中できる環境も整うでしょう。
実家に住んでいたり、ある程度貯金があれば、学習期間をバイトで食いつなぐこともできます。
しかし、生活に余裕がない場合、がっつりと働きながら勉強をしていく必要があります。
難関資格ほど、膨大な学習時間が必要となってきます。
弁護士なら8000時間、会計士なら5000時間ともいわれています。
この辺りの資格を取るならば、生活も人生もガラッと変えることができるでしょう。
ここまででなくても、数百時間の学習で取得できる資格でも十分に正社員として就職できます。
営業職
机の前にじっとしていられないアクティブな人は営業職がお勧めです。
営業職には学歴も資格も関係なく募集している企業が多くあります。
ノルマがあるので営業職は嫌だと考える人もいるかもしれませんが、逆に好成績を残せば就職一年目でも高収入を得ることができます。
様々な業界で営業職はありますが、厚生労働省のデータで平均年収が高い営業職は、カーディーラーと保険外交員となっています。
自分が出した成果がそのまま給料に跳ね返ってくるので、ある意味ではフェアな職種と言えます。
ちなみに中小企業の社長なども、ほぼ営業職と言えます。
優秀な営業マンが会社を立ち上げて、成長させるというのはよく見られる光景です。
人手不足の業界を狙う
今、日本では様々な業界で人手不足が指摘されています。
飲食業界などは深刻で、人がいないため営業できずに消えていく店舗も見られます。
ただし、それは労働と賃金が見合っていないと考えられている場合も多く、そこは雇用側と被雇用側でいかんともしがたい乖離があります。
ただし、給料が低くても一度は正社員として入ってしまい、そこで業務経験を積んでより良い条件で転職するということを考えるのも手です。
飲食・物流もそうですが、IT業界も人手不足なため、高卒・未経験でもプログラマーの募集を行っている会社が多数あります。
自分に向いていると思った業界に一度入って修業を積めば、人手不足の業界や、手に職を就けるような業界だと、給与は低くても世シャンとしての転職にさほど苦労しない場合が多いです。
そうやって、少しずつ条件の良いところに移っていくのも手ですし、あるいはエンジニアとして独立してしまうのもアリです。
大卒と書かれていても、とりあえず応募してしまう
これは少し反則かもしれないので、あまりお勧めはできませんが、募集に大卒と書かれていてもダメもとで応募してしまうのも手です。
中卒の人が、大企業に募集に応募して受かってしまったというようなケースがあります。
その人は同年代の大卒を押さえて、出世頭となり、のちに独立を果たしました。
能力や人柄にもよると思いますが、自分の考え方や姿勢をしっかりと相手に伝えることができればワンチャンスあります。
書類審査でさくっと落とされてしまうことのほうが多く、応募した苦労に対してリターンが少ないのがあまりお勧めできないもう一つの理由です。
一度断られたからと言ってすぐにあきらめるのではなく何度もアプローチして成功する場合もあります。
三顧の礼もありますが、ただし、あまりやりすぎるのも問題なので、そこはバランス感覚が必要です。
まとめ
以上、高卒でも正社員になれる!稼げる仕事を探すコツ、ということで見てきました。
鉄板は資格をとって転職です。
大学に入りなおすのもよいですが、金銭面でも時間の面でもかなりの負担となります。
それでなければ、あとは入れるところに入って技術や能力を磨くのが良いです。
正社員になるだけならば簡単な業界や職種はありますが、手に職をつけるような仕事に就きましょう。
その場合、正社員になる、という目的と、稼ぐ、という目的を二つに分けて片方ずつ対処していくのが効率的です。
問題は分割すれば単純になる上に、負担も軽くなります。