20代で稼げる人になるために、学生のうちからやるべきこととは
20代の平均年収は296万円。
ただし、まっさらな新人と数年の経験を積んだ社会人との間には大きな差ができるのは理解できると思います。
石の上にも3年と言いますが、20代前半は248万円、後半では344万円と100万円ほど平均年収が違ってきます。
20代の給与の現実
もっとも、20代後半の344万円はそれほど多い金額とは言えないでしょう。
日本の平均年収が420万円程度であることを考えると、やはり20代の給与はあまり高くありません。
また、これは平均年収の話なので、実は現実とは少し乖離があるのも事実です。
現在は年収の二極化も進んでいるため、あらゆる統計で平均年収がその中央値よりも高くなっているのも特徴です。
自分は平均年収もらえているから、普通だな、と思う人もいるかもしれませんが、実際は他の人達よりも年収が高いことが多いのです。
だからと言ってあきらめない
とはいえ、そのような状況でも高年収をたたき出している20代がいるのも事実です。
みんな似たような給料だから自分もそれで満足だ、という考え方もあるかもしれませんが、近年では年功序列の考え方よりも能力主義で給与が決まる場合もあるため、30代になっても給与は低いままである可能性も高くなっています。
これは業界ごと、会社ごとの話になってきますので一概には言えません。
30代以降も考える必要はありますが、今回は20代のうちから稼げる人になるためには、どうしたらいいか、ということを見ていきたいと思います。
学生時代に何をするか
20代で稼ごうと思ったらどうしたらいいでしょうか。
稼げる人とはどんな人なのでしょうか。
実は稼げる人かどうかを分ける要因はたった二つです。
それは、信用があるかどうかということと、報酬に見合った仕事をするだけの能力があるかどうかです。
自分がまかせた仕事を完遂してくれるかどうか。
払った報酬分のアウトプットをきちんとだしてくれるかどうか。
この二つを判断するために周囲の人が参考にするのが『実績』です。
学生時代から『実績』を作る
そもそも、実績って何?という問いが返ってくるかもしれません。
実績って言われても、自分はまだ働いていないので社会に出てからの実績を積むのは無理だ、と思う人もいるかもしれません。
ただし、もう少し大きく視野を広げればやれることがたくさんあるのが分かります。
そもそも学校を卒業した新人に企業が求めるものとは何でしょうか。
早く仕事を覚えること、きちんと業務をこなすことは当たり前として、その未来にも当然期待を寄せています。
才能を示す
才能を示すことも一つの実績となります。
社会に出てビジネスで実績を残すよりもまず、学生時代に何かに打ち込んで、そこで人に認めてもらうことができれば20代の展望が開けることも多いです。
スポーツなどもそうですが、プログラミングや、文芸、研究、あるいはビジネスプランコンテストなどもあります。
学生でも社会に認めてもらえるチャンスはいくらでも転がっています。
自分にあったもの、自分がやりたいことを選んで情熱をもって取り組めばそれなりの成果が出たりもします。
リーダーシップ
特によい企業に好待遇で迎えられる学生は、他にもいます。
企業は、新人には早く仕事を覚えてもらうことや、業務をきちんとこなすことを期待しますが、もちろんそこで終わるわけではありません。
将来的には、会社の中枢を担う人物を見つけたいと思っています。
その中で人の中心となって活躍できる人材を企業はのどから手が出るほど欲しいのです。
幾ら優秀でも一匹オオカミでは、できる仕事の大きさに限界があるからです。
よって、大学の中ですでにリーダーとなって活躍している人を、企業側から逆指名することも少なくありません。
部活動のリーダーや、サークルの運営者なども、それにあたります。
特殊な才能はなくても、人に声をかけてチームを作り、何かを行う。
その実績もまた企業が評価するポイントとなっています。
少なくとも学業は頑張る
一流企業の多くが、名門大学の卒業生を中心に採用することは、もはや言うまでもない事実です。
学歴不問を掲げる企業もいますが、そのような企業はやはり先にあげたような「実績」をもつ学生を対象に採用活動を行います。
何もない状態で、就職活動の時だけ張り切ってみてもなかなかうまく行かないのが現実です。
もし、現在高校生ならばできるだけ偏差値の高い大学に進学できると有利になります。
また、すでに大学生であるというならば、時間と金銭面に余裕があれば留学や名門の大学院への進学を考えるのも手です。
主体的に何かに取り組むことが大切
学業であれ、何らかの活動であれ、主体的に取り組むことが大切です。
そうすれば、それなりの成果は自然と出てきます。
企業側から声がかかれば、それだけ認められているということです。
あなたの市場価値はそれだけ高くなっており、稼げる20代となっているはずです。
声がかからないほうが普通なのですが、それでも打ち込んできたことがあるならば、それを就職面接などの場面で自信をもって語ることができます。
面接官に良い印象を与えることができれば、ライバルを押さえて報酬の高い企業への就職も可能となってきます。