20代で起業して成功する方法とは?
起業することは比較的簡単ですが、問題はその事業が継続できるかどうかです。
起業した会社は多くの場合、3年以内で倒産してしまい、経営者は少なくない借金を背負うことになります。
起業は一種の賭けでもありますが、成功すれば大きなリターンを得ることができます。
20代での起業
20代で起業して成功している人はたくさんいます。
成功とは何かの定義にもよりますが、独立して食っていける程度に稼げることを目指すならそれほど難しいことでもありません。
もっとも、起業して成功するには様々な能力が必要です。
商品やサービスを思いつく発想力、それを売ってお金の流れを作り出せる構想力、人が雇えるまでは事務も経理も自分でやらなければなりません。
部下ができたらその管理能力も問われます。また、お金の流れを作るには人脈も必要だったりします。
最近は一人でできてしまうネットビジネスなどもあるので一概に言えませんが、20代での起業は一般的に経験が足りていないと見られることも多いです。
20代で起業する意味
では、20代で起業する意味はあるのでしょうか。
どこかの企業に勤め、ビジネスを身に着けて30代40代で起業するのも手です。
しかし、大成功している人の多くは20代で起業している人も少なくない。
逆に全ての準備を整えて40代で独立しても成功するとは限りません。
起業や経営は、起業や経営をしなければ経験を積めません。早めに起業して20代から経営者としての経験を積むのも一つの考え方といえます。
また、企業のコアとなるサービスや商品を考える時、既成概念にとらわれない商品や時代に即した新しいサービスを比較的思いつきやすいことも20代で起業する利点の一つではあります。
顧客をつけてから起業する
さて、立ち上げたばかりの会社にはあなたを含めて、数人しかいません。ひょっとしたら会社にはあなた一人だけかもしれません。
ここから会社を成長させていかなければなりませんが、お金を稼ぐためには商品やサービスを売っていかなければなりません。
中小企業社長は基本的に営業職です。
本当なら、顧客をつけてから起業したいところです。
今から売ろうと思っている商品やサービスを求めていそうな人達のところに行って話をし、顧客になってもらってから起業すれば、とりあえずのお金の流れを作ることができます。
そして、その顧客にだけ満足せずに次々と新しい顧客を開拓していくのも、企業が幼いうちの社長の仕事です。
助言者を見つけよう
起業したばかりのあなたは経営の事は本やネットで得た知識しか持っていません。
やらなければいけないことはいくつもあります。
自分なりの方法で業務を処理しようとするかもしれませんが、それは本当に正しいやり方なのでしょうか。
すでに誰かがやって失敗している方法なのかもしれません。
失敗する人の多くは、他人の意見を軽視する人が多いのも事実です。
自分の考えを貫くのは大事なことですが場合によります。
同じように起業を念頭に置きながら過ごした場合、20代と30代では10年の経験値の差があります。
その経験不足を補うために、必死に勉強するのもいいかもしれませんが、一番良いのは、助言者を見つけることです。
すでにそれを経験した人から助言をもらえれば、知識と現実のギャップを少なくして、経営をスムーズに処理することができます。
キャッシュフローを明確に
20代で起業するとき、その人が以前にどこかの会社に勤めていたとしても、経理をしていた人以外は、企業のお金の流れを明確に意識することは少ないはずです。
ある人は開発職、ある人は営業職、と部分を担当することはあっても全体を見渡すような仕事をさせてもらえる年齢ではなかったはずです。
会社全体を見渡した時、特に大切なのは資金の流れです。
いつ、お金が入って、いつ、出ていくのか。
今、口座にはいくらあるのか。経験の乏しい経営者はキャッシュフローを明確にしていなかったため、支払いが遅れることがままあります。最悪、黒字倒産などもあり得ますので、資金の流れはしっかりと把握しておきましょう。
ファッション起業をしない
人間は承認欲求や自己顕示欲などがあります。
起業すれば、社長なので、なんとなく社会的地位を得た気持ちにもなれますし、フェイスブックなどにそのことを書けば応援してくれる人からメッセージが届くこともあるでしょう。
その人の成功が、人からちやほやされることであれば、その目的は多少なりとも達成されていて、ある意味では成功と言えるでしょう。
しかし、それは見る人が見ればため息をつくだけの代物。
なぜなら、企業としての実態がないからです。
起業する際は、きちんと計画をしてある程度の目途や見通しを立ててからする事をお勧めします。
まとめ
20代で起業して成功する方法を見てきました。
起業は運の要素も強く、いい商品を開発したから、お金をかけて広告を売ったからといって、その商品が売れるわけではありません。
大きく成長するチャンスはいつ、どこにあるのかわからないのも事実です。
そのチャンスを待つために、地道な努力を重ね会社に体力をつけることが大切です。