年収500万以上の仕事の種類とは
年収500万円に到達するには、平均的な男性で30代の終わり頃と言われています。
ただし、平均年収と実際の年収は離れていることも指摘されていることが多く、実際にこれだけの額をもらっている人はもっと少なくなっています。
割合的には、年収500万円の人は全体の3割ほどとなっており、やはりそれほど多くの人がもらっているわけではないようです。
今回は、年収500万円以上の仕事にはどのようなものがあるかを、実際のデータを参照してみていきたいと思います。
年収500万円以上の仕事
先に話した通り、年収500万円以上もらっている人の割合は全体の3割ほどです。
しかし、それらの人がどのような職業についているかは気になるところです。
業界によっても職種によっても、年収には違いが出るのですが、タイトルの年収500万円以上もらえる仕事にはなにがあるのでしょうか。
年収500万円以上の仕事
技術士 年収 596.99 万円
歯科衛生士 年収 577.58 万円
システム・エンジニア 年収 560.21 万円
薬剤師 年収 552.62 万円
電車車掌 年収 547.01 万円
診療放射線・診療エックス線技師 年収 545.85 万円
圧延伸張工 年収 544.18 万円
自動車組立工 年収 538.56 万円
発電・変電工 年収 526.63 万円
各種学校・専修学校教員 年収 525.04 万円
港湾荷役作業員 年収 523.29 万円
化学分析員 年収 520 万円
臨床検査技師 年収 514.47 万円
社会保険労務士 年収 506.72 万円
クレーン運転工 年収 506.18 万円
一般化学工 年収 505.15 万円
機械製図工 年収 501.59 万円
まずは年収500万円以上の仕事を見ていきたいと思います。
厚生労働省が発表している『賃金構造基本統計』の平成28年度版のデータを参照すると、これらの仕事が年収500万円台となっています。
これらの仕事を眺めてみると、必ずしも学歴や資格が必要になってくるわけではないのが分かります。
この中に含まれるものを見てみると、技術士やエンジニアをはじめとして現場で活躍する技術職の名前も多くみられます。
また、歯科衛生士、薬剤師、放射線治療師などの特殊な専門職の名前も見られます。
これらは人生の早い段階で進路を決めて、専門学校に通ったり、大学の学部を決める必要があります。
年収600万円以上の仕事
高等学校教員 年収 693.38 万円
掘削・発破工 年収 684.45 万円
自然科学系研究者 年収 665.69 万円
一級建築士 年収 652.63 万円
保険外交員 年収 636.85 万円
電車運転士 年収 622.85 万円
獣医師 年収 614.07 万円
年収600万円台では次のような顔ぶれが登場します。
最も高いのは高校教員です。
高学歴が多く、採用試験も厳しいと言われます。
難しい年ごろの生徒を相手にするため、気も遣うでしょう。
その他保険外交員のような営業職の名前も見えます。
全体を見回してみても、やはり様々な種類の職業で年収600万円台が実現できるのがわかります。
年収700万円以上の仕事
公認会計士、税理士 年収 913.27 万円
歯科医師 年収 896.79 万円
大学准教授 年収 865.97 万円
記者 年収 812.97 万円
不動産鑑定士 年収 729.1 万円
弁護士 年収 719.05 万円
大学講師 年収 709.92 万円
年収700万円以上だとつぎのようになります。
公認会計士や弁護士は、医師と並んで日本の3大国家資格であり、数年越しで資格に挑戦する必要があります。
また、特に目を引くのは、大学関係者でしょうか。
大学准教授と大学講師は、大学教授になるまでのステップの途中ですが、それでもつらい下積み時代というわけではなさそうです。
年収1000万円以上の仕事
航空機操縦士 年収 2056.78 万円
医師 年収 1300.74 万円
大学教授 年収 1079.27 万円
平均年収が1000万円を超える職業になると限られてきます。
特に年収が高いのが、航空機操縦士です。
飛行機のパイロットですが、これになるためには航空大学校に通ってライセンスを取得するか、航空会社に就職してパイロット養成コースに進む必要があります。
また、医師にしても医学部に入学するという最初の難関を突破した後で、大学で6年間、研修医として2年以上実務を経験してから医師として活躍できます。
この時には、すでに30歳近くなっています。
さらに大学教授に至っては、ここまで来るのに早くても30代の終わりごろと言われています。これは大学によっても、教授になりやすいところとそうでないところがあるため、一概には言えません。
教授になりにくい大学ほど、教授になった時の地位は高くなる傾向にあるようです。
まとめ
以上、年収500万以上の仕事の種類とは、ということで見てきました。
年収500万円は全体の3割ほどしかいませんが、学歴や資格がなくともきちんと目標をもって進めば達成可能と言えるのが分かります。
職業を選ぶ必要があり、それに向かって早くから努力をすれば届く可能性は高まります。
すでに就職していて、なかなか年収500万円が見えない場合もあるとおもいます。
そんな時は自分の仕事の平均年収などを調べてみるのも良いでしょう。
平均年収が低い職業も確かにありますので、転職するだけで年収が大きく上がる場合もあるからです。
自分の業界の中で転職できるのが安全ですが、時には違う業界や職業の年収を眺めてみるのも参考になると思います。