学生のうちから準備が必要!20代で起業する方法
20代で起業する人の割合は、毎年の起業者の7%ほど。
30代・40代の起業割合がともに35%であることを考えると非常に少ない数字になっています。
これにはいくつかの理由が考えられますが、もっとも大きな理由の一つに準備期間が短いことが挙げられます。
30代での起業ならば、20代を修業期間・準備期間として充てることができますが、20代の起業で10代を準備期間に充てるとしてもできることが限られるからです。
心の準備や、決意などをはじめとして起業を思い至るのは、さまざまな可能性を持つ10代ではなかなかしにくいのも事実ですが、
それでも20代での起業を目指すならやはり学生のうちから何かを始めると、有利になります。
20代で起業してきた人たちを見てみると
20代で起業して成功した経営者たちを見ていると、非常に早い時期から、なんとなくであれ経営者を目指している節があります。
家族や親族に経営者がいることも多く、その姿を見て、自分もこうなりたいと思うことで、その後の行動が起業する方向に無意識にでも向いていることも多いようです。
また、そうでなくても学生時代、自分で何か小さなビジネスを始めた人がその延長線上で会社を大きくしていくケースも見受けられます。
では、20代で起業を目指す人が、学生時代にどのような準備ができるか見ていきましょう。
大学で仲間を募る
学生時代からできる準備としては、一緒に起業できる仲間を募りやすいことでしょうか。
ある人は、講義で近くの席に座った人などに声をかけて一緒にビジネスをしないか、勧誘して仲間を集めたそうです。
同じ大学に通う学生なので、まったく知らない人に声をかけるよりもはるかに効率は良いでしょう。
それに毎日近くに自然と集まるので、コミュニケーションも取りやすいはずです。
大学には同じような性格や能力の人間が集まりやすいのも有利に働く点です。
共通点があれば、なじみやすくもあります。
ただし、このやり方には欠点があって、大学を卒業するタイミングや、就活のタイミングで仲間が欠けていくことです。
学生起業しても、たいていはまだ事業を軌道に乗せられることは少なく、多くの仲間が自分の下を去っていきます。
しかし、それでも残ってくれた仲間は貴重な財産になります。
とにかくやってみる
小さくてもいいので、とにかくやってみることが大切です。
起業家の中には、成功した企業の前に別の会社を経営していた人も少なくありません。
誰しも最初からうまくやれるはずもないので、最初に立ち上げた会社でいろいろ学んで、次の会社でそれをぶつけて成功するケースも多数あります。
アメリカの話ですが、富豪の多くが一度は破産を経験しているという話も聞きます。
20代で経営者になった人の中には、今のビジネスが学生時代のビジネスの延長上である人もいます。
ショッピングサイトを運営していて、売り上げが伸び、税理士から法人化を進められて、そのまま会社にした人もいます。
失敗しても痛くもかゆくもない学生時代にビジネスを立ち上げて、小さくはじめ、大きく育てる、その典型例とも言えます。
いろいろ不安もあるかもしれませんし、面倒なこともたくさんあります。
しかし、まずは行動してみることも大切です。
とりあえずやってみることで、わかってくることもあります。
アイデアを温める
起業したいという思いが先に立つ人もいるかもしれません。
しかし、アイデアがなければなかなか起業はむずかしいかもしれません。
すでに世の中にある仕事を選ぶとしても、他社に比べて優位性がなければ、ビジネスとして成功させることは難しいでしょう。
同じような商品を取り扱うにしても、さまざまなやり方や立ち位置があり、その中で自分をどこに位置付けるのかで戦略も変わってきます。
20代で起業した人の中には、学生時代から温めていたアイデアで成功した人もたくさんいます。
若く頭が柔軟なうちから世の中を眺めていると、そこには不便や不合理が見えてくることがあります。
それを解決するビジネスを立ち上げることで、社会に貢献することができます。
実践することで学び、20代での起業に生かす
学生のうちから準備が必要!20代で起業する方法、と言うことで見てきました。
学生であるならば、アイデアを思い付いたら、それを形にするために行動してみるのが良いです。
大学では、起業を応援する制度を持つところもあるので、それを利用するのも良いでしょう。
本当に自分のアイデアが良いかどうかを確かめるためには、ビジネスプランコンテストなどにも出てみるとよいです。
経営者になったら人の前で話す機会も増えます。
20代の早いうちに起業するならば資金も問題になってきますが、融資を受けるためには自分のプランを融資担当者に説明する必要も出てきます。
コンテストで賞を取れば、自分のアイデアや考え方に自信が持てますし、資金を得るチャンスも増え、応援してくれる人も出てきますので、チャレンジしてみるのもよいでしょう。