20代で稼げる人が実践したこととやめたこと
20代の平均年収は296万円。
日本人の平均年収が420万円前後であることを考えると、一般的にみてもかなり少ない年収となっていますが、徐々に仕事に慣れてきて20代も後半になってくると給与はぐっとあがって、344万円。男性のみの平均に限って言えば、378万円となっています。
もっとも、これはあくまで平均の話。
さらに稼いでいる人だって当然います。
しかし、やはりその数はあまり多くないようです。
20代で年収500万円台の人が6%、600万円台が2%、700万円台が1%ともいわれ、それ以上はもっと少ないというデータもあります。
参考:http://www.arigatou365.com/archives/1035
稼げる20代とは
このようなデータを見ていると、少数とはいえ稼げる20代がいることもわかってきます。
しかし、ここで湧いてくるのが、稼げる人とそうでない人はどこが違うのか、という疑問でしょう。これから、その疑問に答えていくことにします。
稼いでいる人たちを冷静に見ていると、次のような特徴があることが分かります。
高学歴
まずは高学歴です。日本の最大手企業などは平均年収が1000万円を超えるところもありますが、そのような会社は一流の名門大学の卒業生を中心に採用することが多いです。
もはや説明の必要もないですが、高校生はそのために必死に勉強して、少しでも偏差値の高い大学へ行こうとします。
難関資格取得
日本人で資産1億円以上の人にアンケートを取ると、その資産を得た方法に、高度な専門知識やスキルを使って得たと答える人が20%ほどいます。
航空機操縦士、医師、弁護士、会計士などの独占業務をもつ難関国家資格を取得した人達もこれに当てはまると言ってよいでしょう。
強い営業力
営業のインセンティブで高年収を稼ぎ出す人もいます。一般に保険や自動車販売の営業が稼ぎやすい傾向にあるようですが、力のある人なら業界を問わずに高年収を得ます。
営業力は仕事を取ってくる力なので、のちに独立する人も大勢います。
自分で仕事をとってきて、社員に実務を任せるのが、起業したての頃のスタイルになることが多いです。
彼らが実践したこと
稼げる20代は以上のような特徴を持っていますが、彼らが何を実践してきたのかをもう少しだけ掘り下げてみてみましょう。
がむしゃらに働いた
稼げる人の特徴の一つが個人としてのマンパワーの大きさです。
ある人は、営業職に就いたばかりの頃、他の人が一日に100件営業で回るなら、自分は500件回ろうと決めて動きます。そして、20代で全国トップの営業成績をあげます。
今ではその方も経営者ですが、個人として出せる力が大きいことが20代でも稼げる人の特徴と言えます。
また、高学歴の人が一流企業に入った場合でも最初はがむしゃらに働くことも多いでしょう。大手の金融会社、銀行、商社などは年収が高く、比較的高学歴の人が入ることも多いですが、反面、激務であるともいわれています。
同期との競争も激しいため、当然周りと比較されます。いい会社に入れたから安心というわけでもありません。
ビジネス書をたくさん読んだ
成功者に話を聞くと、ことのほかビジネス書を読み漁ったという回答を得ることが多いです。かれらは、ビジネス書は手軽で値段も安いが、有用な情報が取得できる手段として捉えています。
”愚者は自分の経験から学び、智者は他人の経験から学ぶ”という言葉もあります。
実際、年収に比例して一年間に読むビジネス書の冊数が多いとのデータもあります。
自己アピール
自分が会社に入っていた場合、給料を上げてくれるのはそこの社長さんです。
給与とは、会社内での自分の評価の裏返しでもあるので、目に見えた成果がない場合はなかなか上がりません。
勤続年数に従って上がっていく会社もありますが、働きはじめて数年の20代の昇給ではまだまだ満足はできません。
稼いでいる人間の多くは、上司から責任のある仕事を任されることが多いのですが、それはきちんと自己アピールをしているからです。
ある人は、社長のフェイスブックに毎日自分の事業の計画を送りつけたそうです。
毎日、没を食らい続けましたが、あきらめずに何度も送った結果、ある時社長から声がかかって、20代で子会社の社長に抜擢されました。
彼らがやめたこと
休むこと
がむしゃらに働いた、というのと背中合わせですが、20代で稼ぐ人はあまり休みを取りません。世界一のお金持ちであるマイクロソフトのビル・ゲイツも20代のうちは一日たりとも休まなかったと言っています。
また、他の成功者の話を読んでも、やはり自らに過酷ともいえる業務を課している人も多いのが特徴です。
がむしゃらに働いた先に
20代で稼げるようになるためには、とりあえず目の前のことをがむしゃらに頑張れ、というのがもっとも多くの人に当てはまるアドバイスとなります。
稼げる人は頭の出来が違うとか、知識やスキルが高いとか、いうのも確かにそうなのですが、実は学歴が低くて何の専門知識もない人でも、営業職で2000万円の高年収を20代でたたき出す人もいます。
楽して儲けられるようになるのは、がむしゃらに働いた先に到達できる「踊り場」と言われる場所です。