営業職の20代が目標にすべき年収と20代の平均年収

会社によってもシステムは様々ですが、一般的に営業職の給与は基本給が低く抑えられており、歩合給の割合が高くなっています。

よって、自分の営業成績がダイレクトに給与に反映されますので、成績が良ければ給与はそれに応じて増えます。

年齢、性別、学歴も関係なく、とにかく契約を取ったり、商品を販売したりして、営業成績を上げれば給与は上がります。
成績が全てなので厳しい世界ともいえるのですが、逆に言えば公平な世界でもあります。
今回は平均的な20代の年収と、営業職の20代の年収を見ていきたいと思います。

20代の平均年収

 

最初に言ってしまいますが、20代の平均年収は296万円です。

これを聞いてどのように感じたでしょうか。少なくとも、たくさん貰っているとは感じないはずです。

日本人の平均年収が420万円なので、かなり少ないと言ってもよいでしょう。

働き始めたばかりの20代は研修も多く、まずはビジネスマナーなど実務と直接関係ないところから学び始める時期でもあります。

給与が低く抑えられているのも、ある意味しようがない部分があります。

しかし、20代と言っても前半と後半では差があります。

20代前半の年収は248万円、20代後半の年収は344万円となっています。

働き始めて5年も経てば、もはや新人とは言えませんのでそれなりに給与も上がってきます。ですが、それでも20代は全体的に見て年収が低い傾向にあります。

 

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20代営業職の平均年収

 

それでは同じ20代でも営業職に絞って年収を見てみましょう。

あるデータを参照すると、20代の営業職の平均年収は364万円となっています。

ただし、一口に営業職と言っても業界も様々なので、もう少しだけ細かく見ていきましょう。

例えば、どのような業界の営業職の給与が高いのでしょうか。

MR

 

20代の営業職で最も年収が高いのは医薬品業界のMRの仕事です。

MRとはMedical Representative:医薬情報担当官の事で、医療従事者に医薬品の効能をはじめとした情報を提供する仕事を指します。

自身で直接薬を売るのではなく情報を提供するのが仕事なのですが、自社の薬の有用性などを伝えることで間接的に薬を買ってもらうのが仕事です。

平均年収は493万円ほどとなっており、20代の仕事の中ではかなり高くなっています。

医療機器メーカー

 

また、同じように医療機器メーカーの営業も比較的高年収になっています。

平均年収は399万円です。医療業界は、景気の波が少ない業界として知られています。

仮に不景気が来て、収入が減ったとしても、今自分が受けている医療サービスをやめることは少ないからです。

銀行

 

銀行営業の平均年収は394万円です。銀行の営業には個人営業と法人営業があります。

業界的に金融業界は年収が高い傾向にありますが、お金を直接扱うので責任が重く、ストレスも大きい仕事です。

 

その他の業界の営業職の年収

 

  • 証券会社                              平均年収389万円
  • 化学素材メーカー        平均年収384万円
  • 総合商社                              平均年収384万円
  • 機械電機メーカー        平均年収383万円
  • IT通信/インターネット     平均年収378万円
  • 広告メディア                    平均年収367万円
  • 建設・不動産                    平均年収363万円
  • 食品消費財メーカー                 平均年収361万円
  • 専門商社                                平均年収343万円
  • サービス                                平均年収342万円
  • 小売・外食                             平均年収332万円
  • 保険                                      平均年収329万円

 

 

 

まずは平均年収から

 

業界ごとにかなり開きがあるのが分かったと思います。

すでに営業職に就いている人、あるいはこれから営業職として働く人はまずは自分の業界の平均年収を目標にしてみるとよいでしょう。

最近は、給与も二極化が進んでいるため、平均値があまり実態を表さなくなっています。

一部の人が稼いで平均給与の数字を大きく上げているため、実態とかけ離れているケースも多々あるからです。

年収にも同じ傾向がみられ、ボリュームゾーンの年収帯は平均値よりも下になっていることが多いです。

たとえば、日本人の平均年収は420万円ほどですが、実際のボリュームゾーンは300万円台であり、そのあたりの給与をもらっている人の割合が一番多くなっています。

ただし、どうにもならないほどかけ離れているということもないので、まずは各業界の平均年収を目指して頑張ることをお勧めします。

 

 

その次の目標

 

 

また、それを達成した後は、日本の平均年収420万円を目指すのもよいでしょう。

その後は年収500万円が目標になりそうです。

トップの医薬品業界の営業であるMRでも年収500万円には届いていませんので、ターゲットにするにはちょうど良い数字です。

営業職では20代でもトップ営業マンになれば年収が1000万円を超える人もでてきます。

そこまで行けるなら、あとはもう自分で目標を立ててやっていくのが良いです。

 

 

まとめ

 

営業職の20代が目標にすべき年収と20代の平均年収、と言うことで見てきました。

20代の年収は低めですが、20代の前半・後半ではやはり差が出てきます。

また、営業職の年収は業界ごとで違ってきますが、まずは自分の業界の平均年収を達成することを目標にしましょう。

達成後はあまり離れたところに目標を定めても、モチベーションが維持できないので、近いところで段階的にターゲットを更新していくのが良いです。

 

参考:https://doda.jp/careercompass/yoron/20131204-7915.html

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