日本人の平均年収よりやや上?年収500万以上の生活とは

日本人の平均年収は近年では420万円程度となっています。年によって毎年上下していますが、数年は大体この辺りで落ち着いている感じです。
今回は年収500万以上の生活についてみていきたいと思いますが、実際に年収500万円をもらっているのは全労働者のうちの3割程度となります。

年収500万円に到達できる時期

 

年収500万円以上もらっているのは、全労働者のうちの約3割程度と話しましたが、これはアルバイトや契約社員として働く人も含めての話です。

男性のみに限って言えば、平成28年度の『民間給与実態調査』のデータを参考にすると平均年収は約521万円となっています。もっとも、実際には高所得者が平均を引き上げており、実際には400万円台前半がボリュームゾーンだと言われています。

それを加味するとやはり、平均年収としても、生活実態としても年収500万円というのはやや上の生活と言えるでしょう。

 

500万円の手取り

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さて、では年収500万円の生活がどのようなものになるか見ていきましょう。

まずは生活を見ていくうえで可処分所得を算出する必要があるでしょう。

可処分所得というのは、聞きなれた言葉で言えば、「手取り」です。

日本は累進課税なので、年収が高いほど税金も高くなりますが、一般的なレベルの年収ならば、大体0.8掛けをすれば手取りがわかると言われています。

よって年収500万円の手取りは400万円ほど。

ボーナスを4か月分と計算して、16で割ると毎月自由に使えるお金は25万円ほどになるでしょうか。

 

 

生活感

 

しかし、生活感は独身と家族持ちでは異なってきます。生活費が同じ25万円でもそれを一人で使えるのか、それとも数人で使うのかで生活感は異なってきます。

外食するにしても、家族4人で行けば単純に4倍かかります。

海外に旅行に行くにしても、一人10万円ならば、家族4人で40万円の資金が必要になります。

生活にはスペースが必要なので、独身ならワンルームでもいいかもしれませんが、家族がいるならそれに見合った住居が欲しくなってきます。

独身の場合と家族がいる場合ではまったく生活状況が変わってきます。

よって、ここでは独身の場合と家族ありの場合に分けてみていきたいと思います。

 

年収500万円の生活 独身の場合

 

1人の人間が生活するのに必要な額は15万円~20万円程度となります。

地方に住むか、都市部に住むかで家賃が大幅に違ってきますので、なんとも言えないところですが、大体この金額で普通の一人暮らしが成立します。

仮に20万円として話を進めていくと、家賃が手取りの3分の1として6万程度、食費4万、水道・光熱費1万、小遣い3万、その他4万、貯金2万で20万となります。

実際には月に25万円使える上に、さらにボーナス分が100万円ほどあるので、独身の場合は、かなり経済的に楽な生活ができます。

趣味につぎ込むこともできますし、それがないなら貯金もガンガンたまります。

年に数回海外旅行に行くこともできますし、2~3年に一回車を買い替えることも可能です。

また、3食外食しても全く苦になりません。

どこにお金を掛けるかは人それぞれですが、よっぽど高いものを購入しない限りは余裕で生活できます。

 

年収500万円の生活 家族あり

 

では、家族だとどうなるでしょうか。

年収400万円~年収500万円というのは、おおむね一般的な中流家庭と言えます。

家族がいるので、家賃が8万で多少間取りのある物件に住む必要が出てきます。

子供を二人だと想定して、食費は月に8万くらいが平均的な数字になります。

残りは水道光熱費2万、小遣い3万、その他2万、教育費2万……、教育費が少し心許ないでしょうか。しかし、もうこの時点で25万ですので貯金は難しいかもしれません。

家族4人で月の食費を4万以下にしてしまうやりくり上手な人もいますので、その分を貯金してもいいかもしれません。どちらにしろ、どこかで我慢をする必要が出てきそうです。

ただ、手付かずのボーナス分100万がまだ可処分所得として残っているので、それで補填しながら生活していくこともできそうです。

一般に4人家族だと、生活費は30万程度と言われています。よって、ボーナスを生活費に組み込みつつ、配偶者にもパートに出てもらうことで、経済的には十分な生活をしていくことができます。

子供に習い事をさせたり、私立の学校に通わせたりするなら奥さんにも頑張ってもらう必要が出てきます。

 

 

まとめ

 

以上、日本人の平均年収よりやや上?年収500万以上の生活とは、と言うことで見てきました。

年収500万円は独身ならば何の不自由もなく、扶養家族がいる場合は、少し苦しいと言ったところです。

もっとも贅沢を口にすれば際限がありませんし、生活レベルは上げればキリがありませんが、日本人の平均的な生活と照らし合わせれば年収500万円は十分な生活水準と言ってよいでしょう。

年収500万円の生活ということでみてきましたが、これを世帯年収としてみた場合、日本の全世帯の平均年収は546万円。子供がいる世帯のみで見た場合では710万円ほどとなっています。

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