男性が大阪での仕事で稼げるようになるための準備

大阪で儲かる仕事

まずは大阪で儲かる仕事にはどのようなものがあるかを見ていきたいと思います。

厚生労働省が毎年発表している『基本賃金構造統計』から平成28年度の大阪のデータから、年収の高い順に職種を並べると次のようになります。

職種　　　　　　　　　　平均年収　（単位は万円）

医師                                   1487.65

大学教授                            1097.96

弁護士                                808.88

公認会計士、税理士           793.94

保険外交員                         781.15

大学講師                            710.06

一級建築士                         704.09

自然科学系研究者              700.83

高等学校教員                     696.69

玉掛け作業員                     670.12

各種学校・専修学校教員    637.01

技術士                                619.55

システム・エンジニア       585.18

金属･建築塗装工                575.48

電気工                                560.47

フライス盤工                     548.18

自動車外交販売員               536.64

圧延伸張工                        534.01

看護師                                522.42

重電機器組立工                  521.94

機械検査工                        520.47

以上のような仕事が大阪では高年収となっています。

就きたい職業に合わせた準備

資格取得

それでは、大阪で高年収の仕事が分かったところでそれに合わせた準備を考えていきましょう。

まずは日本の3大国家資格である医師・弁護士・公認会計士が高年収の仕事として挙げられます。大学教授が食い込んでいますが、年収の上位をほぼ独占する形で占めています。

医師になるには、医学部に入学後、6年間大学で学び、その後2年以上研修医として学ぶ必要があります。

また、弁護士は予備試験に合格するか、法科大学院を卒業することで司法試験を受けることが可能になります。平均合格年齢は28～29歳程度で、いかに難関資格かがうかがわれます。

さらに会計士も平均合格年齢は27歳くらいとも言われているため、やはり時間がかかります。

これらの資格に関しては、合格者の年齢は様々なのでその気になればいつでも挑戦できますが、仕事にするなら人生のできるだけ早い段階から勉強を始めたほうが良いでしょう。

教育者・研究職

また、年収の高い傾向にあるのが学校の先生や研究者です。

大学教授は平均年収が1000万円を超えますが、なれるのは早くても30代後半と言われています。博士号をとってから、どこかの大学に就職し、そこで助手、講師、助教授、教授とステップアップしていく必要があります。高年収ですが、少子化の影響で学生の数も減り、就職口としての受け皿は小さくなっているため注意も必要です。

さらに大学講師、高校教師、自然科学系研究者も比較的高年収です。

大学講師は教授のところで説明したので省きます。

高校教師は大学で教員免許を取得する必要があります。まずはなりたい科目の学部・学科に進むのが準備段階と言えます。

さらに自然科学系の研究者は、大学の理科系学部に進んでそこで研究を続けていく先の延長上として、企業や研究所などに就職することが可能になってきます。

営業系

学歴が必要なものや資格が必要なものが高年収になる傾向にありますが、人柄と行動力が年収に直結する仕事もあります。

それが営業職です。給与に占める歩合給の割合が高いため、成果を出すことができれば、一年目からでも高年収が期待できます。営業が得意な人はのちに独立することも多いです。中小企業の社長は、ほぼ営業職と言ってよく、仕事を取ってくるために走り回ることが多いためです。

大阪ではカーディーラーと保険営業が比較的高年収を狙いやすいようです。

営業職は学歴を求められないため、あまり準備はいりませんが、外回りが多いため、車の免許くらいは持っておいたほうがよさそうです。

現場・工場

さらに現場や工場で働く仕事の中にも高年収のものがあります。

金属・建築塗装、フライス盤工、圧延伸張工、重電機機器組み立てなどです。

一般に大卒のほうが、生涯年収が高い傾向にありますが、大学を出て中小企業に就職するよりも、高校を出て大企業の現場で働くほうが、生涯年収が高くなるケースも出てきました。

このようなルートを選ぶ場合、工業高校などで優秀な成績をおさめることで、就職しやすくなります。現在、4年制大学への進学率が5割を超えていますが、その人たちよりも早めに覚悟を決めて、進むことが準備になってくるでしょう。

大阪と言う土地柄を考えて

ここまでは大まかな職種ベースでの準備を見てきましたが、大阪という土地柄を考えてそこで稼ぐにはどんな準備が必要かを見ていきましょう。

まずは、大阪に住む人の価値観を知る必要があります。

他の都市と比べて独特の価値基準を持つ地域と言えるので、そこを理解してビジネスに結び付けていく必要があります。

かつて、大阪で三越伊勢丹のデパートが開業したにも関わらず、わずか3年で撤退したということがありました。

その原因については様々ありますが、東京流が関西では受け入れられなかったから、という意見もあります。

たとえば、ブランド物のバッグを買うにしても、大阪の人はいいものをどれだけ安く変えたかを重要視し、アピールします。

これが東京や名古屋だったら、それがいかに高価なものであったかをアピールするのです。

このように大阪には独特の文化があります。それを理解することが稼げる人になるためには必要と言えます。