高収入の仕事は東京で探すべし。男なら知っておくべき豆知識

給料がいい業界とは？高収入な業界の豆知識

とにかく高収入な仕事を東京で見つけたいと考えているのなら、まずは給料のいい業界を知ることから始まります。自分がその業界で働くことができるのか、転職活動をする前に資格などを取った方がいいのかなど、行動をする前の指針になります。東洋経済新報社『会社四季報業界地図（2014年版）』によると【業界別　40歳平均年収ランキング】は以下のとおりです。

1位　総合商社

2位　コンサル

3位　メガバンク

1位の総合商社は高収入ではあるものの、仕事の内容がハードで海外出張が発生しやすかったりと、デメリットもあります。しかし、日本の食糧事情やエネルギー事情に関わるなどの大きな仕事をしたい人や、外国語を使って海外などで活躍したい人には向いているでしょう。

2位のコンサルは、経営・営業・人事・会計など、さまざまな領域で活躍するコンサルタント職があり、ビジネスを客観的に見つめ、業務のアドバイスを行うことが仕事です。経営層と話すことが多く、先方の都合にも左右されやすいため、残業が多いことでも有名な業界です。新たな市場を求め海外展開などを模索しているところも多くあります。高度なビジネススキルを求められ、また独立も盛んで実力次第で収入が上がりやすい、やりがいを感じやすい業界と言えます。

3位のメガバンクは、豊富な資金を背景とした他に類をみない金融業務のスケールの大きさが特徴です。20代、30代はさほど収入が高くありませんが、年次を重ねていくと年収が上がっていくところが多い傾向にあります。一か所で腰を据えて長く働く人におすすめの業界でしょう。

高収入だからと言っても、自分のライフスタイルに合わなかったり、スキルが見合わなかったりと、収入面以外で注目すべき点があります。高収入の業界には、やはりそれなりに理由があります。実際に応募を検討しているのなら、採用されるか、採用された後活躍できるかなど、さまざまな面で自分に合っているかを考える必要があるでしょう。

東京で高収入と言えば外資系！しかし…

「外資系企業は高収入」とよく耳にする通り、実際に外資系企業の求人情報を見てみると給与が高い傾向にあり、東京にはそうした外資系の企業も多く存在します。外資系企業の平均年収は800万円以上とも言われており、中には年収が5000万円を超えるようなやり手の社員もいるようです。

しかし、高収入ということには、それなりに理由があります。特に外資系企業は日本の企業よりも徹底して「実力主義」であると言われています。決められた期間内に結果が出せなければ給与の減額、最悪の場合は解雇ということもありえます。また、海外本社の営業時間に合わせて働くケースもあるため、昼夜が逆転してしまい体調を崩し働けなくなることもあり、外国語のスキルが必要になる場面もあります。稼ぐために外資系を狙うのなら、知っておいたほうがいいでしょう。

イメージや求人情報からだけでは、高収入が見込める企業の裏側などを全て知ることは難しいです。自分の能力に自信がある人も、その企業の待遇や離職率、実際に結果を出せるかなどを綿密にリサーチして、転職することが得策と言えます。くれぐれも「外資系＝給与がいい」という印象だけで決めないほうがいいでしょう。

資格を制するものが収入を制す！？資格と高収入の豆知識

いざ高収入な仕事を見つけても、応募条件に「資格保有が絶対条件」と書かれていることも少なくありません。

むしろ資格を持っていなければ高収入な仕事に就けないということもあります。英語の必要性が説かれているニュースを見て、資格の重要性を感じTOEICなどの勉強を始める人も多いと思います。資格を持っていると高収入に繋がりやすいといわれており、年収アップを狙っている人は、それに見合った資格を取得することが有効です。

しかし、その肝心の資格取得は、的はずれな資格を取得しても意味はありません。取得はお金も時間もかかりますので、忙しい仕事の合間を縫って、勉強し資格を習得したけれど、高収入に繋がる資格ではなかった…ということが起きないように注意しましょう。自分がどのように働いて収入を上げていくかプランを決めてから、高収入が見込める現場で必要となる資格を調べ、取得に向けて動き出すようにしましょう。

有資格であることは、あなたのスキルの証明でもあり評価としてサラリーに還元されることもあれば、独立開業を視野にいれることも可能です。

ちなみに「稼げる資格」と呼ばれているものは、以下のものです。

1位　ファイナンシャルプランナー

2位　社会保険労務士

3位　中小企業診断士

1位のファイナンシャルプランナーは、勉強にかかる期間がおよそ6カ月程度と言われています。そして合格率は、学科で20～25％、実技は50％ほどです。保険の営業などで活かすことのできる資格ですが、大なり小なりはあれども、収入アップが見込める資格として人気があります。金融や不動産系の業界では必須となる資格なので、その業界を狙っている人は資格を取っておいて損はないでしょう。

2位の社会保険労務士は出題範囲が膨大な上、試験時間が5時間かかるなど、かなりの根気がいる資格です。しかも、会社員として会社の人事や労務の仕事を行う場合はこの資格を持っているからと言えども、大幅な給与変動はありません。開業して企業の労働社会保険に関する相談や指導などを行う場合は、個人の営業能力によって収入が大きく変動します。一概にこの資格を持っていれば、即収入がアップすると勘違いはしないでください。しかし、社会保険や労働などの法律や手続きには、専門的な知識が必要です。それゆえに、常に需要があるというメリットもあります。この資格を取っていると、必要とされることが多いので転職をする際には役に立つでしょう。

3位の中小企業診断士は一次、二次と試験が二回に分かれている上にどちらも合格率が10～20％と低く、かなり勉強をする必要があります。ただ、中小企業診断士の平均年収は800～1000万とかなり高く、需要もあるため習得しておくと高収入に繋がりやすい資格と言えます。しかし、何と言っても難問であるため、仕事終わりに自分でこつこつと勉強してもなかなか試験に合格しにくいかもしれません。講座などを利用する方が合格しやすいかもしれませんが、その分講座費用約20～30万がかかってしまいます。そのため本気で取り組み、試験に合格しないと時間とお金の無駄使いになってしまうでしょう。難度が高く、ビジネスの広範囲な領域に触れるため、ビジネススキルの証明としても人気があるようです。

■まとめ

今回は高収入な仕事を探す際に知っておいてほしい豆知識をご紹介しました。一言に「高収入の仕事を探す」と言っても、ただやみくもに収入だけを見て仕事を探してはいけません。自分のスキルに見合っているか、その環境で自分が働いていけるかなど多角的にとらえて高収入な仕事を探す必要があります。また、資格を持っていれば収入があがると安易に考えるのではなく、その資格取得後や取得までにかかる時間やお金を考えて行動する必要があります。東京には高収入を見込める仕事がたくさんありますので、自分に合った仕事を探してみてください。