年収500万以上の生活を送るために身につけたいビジネスマナー
どんなものにも作法がありますが、ビジネスにも当然マナーがあります。
これは他者への気遣いを形式化したもので、知っていればその通りに振る舞うことで周囲と円滑な関係を築くことができます。
逆に知らないと、常識がないとしてがっかりされることもあるはず。
信頼関係が大切なのは、ビジネスの世界でも同じです。
ぜひとも身につけておきたいものと言えます。
マナーの基本
マナーの基本は相手への気遣いです。
そもそもマナーというのはそれをしないからと言って罰せられるわけでもありませんし、やりたくないならやらなくてもいい事です。
これは道徳の範疇であり、法律ではありません。
事実、力関係次第では、取引先の担当者が横柄に振る舞う場合も多々見受けられます。
ただし、担当者レベルではそうであっても、それ以上の役職の人は腰が低い場合もほとんどです。
特に企業でそれなりの役職にある人は周囲に対して非常に気を使っています。
それはある意味では、管理やマネジメントの一環とも言えます。
部下や取引先との円滑な関係を築き、気持ちよく仕事をすることが次につながっていくのです。
学ぶべきマナー
マナーはさまざまな場面で適用されます。
それだけを完全に行うのもある意味で難しいでしょう。
先に挙げた他者への気遣いをベースにしながら、行動できれば
「この人は気遣いのできる人だな」
という評価を得ることができます。
これは周囲とうまく協調できるという評価の一つとも言えます。
分業化された現代社会では、一人の人間が行える仕事はとても小さな範囲になっています。
集団の中で力を発揮するためには、相手との関係性が重要なのです。
では、マナーにはどのようなものがあるのかざっと見ていきましょう。
新入社員が研修などで教わるのは、
- 報連相
- 電話応対
- 名刺交換
- 身だしなみ
- メールの書き方
このようなところでしょうか。
この辺りは社会人としてできて当たり前なので、今さら説明することはしません。
今回は年収500万円以上稼ぐ人になるために、ということで少しだけ上級者向けのマナーをいくつか紹介していきたいと思います。
年収500万円以上稼ぐ人になるためには覚えておきたいマナー
年収500万円と言うと多いと感じる人が大勢いるのではないでしょうか。
日本の平均年収が420万であり、中央値に至っては300万円台後半と言われている中で、年収500万円は確かにそれなりの年収と言えます。
平均的な男性が年収500万円に到達するのは、40歳前後というデータもあります。
それくらいの年齢になれば、部下も後輩も大勢いるはずです。
また、それよりも若い年齢で年収500万以上稼ぐ人もいますが、その場合でも自社他社問わずそれなりの地位にいる人と話をする機会があるはずです。
役職の順番わかりますか?
社会人になれば、名刺交換の機会が増えます。
初めて会った相手には、基本的には自分の名刺を差し出して挨拶をします。
ただ、他社に訪問したときに会議室には複数の人がいる場合もあるでしょう。
そんな時、誰から名刺を渡せばいいのでしょうか。
やはりその場にいる中で最も職位の高い人から渡すのが無難です。
先輩や上司から相手の事を聞いて、こちらから挨拶に行くのですが、一瞬悩みます。
専務と常務がいるのですが、どちらから挨拶したらいいのでしょうか。
そんな偉い人には会うことはない?
なら、もう少し下の役職で考えてみましょう。
次長と課長と係長が目の前にいる場合、誰から名刺を渡したらいいでしょうか。
- 会長
- 社長
- 副社長
- 専務
- 常務
- 監査役
- 執行役員
- 本部長・事業部長
- 部長
- 次長
- 課長
- 係長
- 主任
一般的にはこのような役職順になっています。
これはお酒の席やタクシーの座席などでも、上座下座を決めるときに覚えておきたいところです。
ただし、昨今ではCEOとCOOなどの言葉で役職を表すこともあります。
これもどちらが上かわかりますでしょうか。
CEOは最高経営責任者であり、COOは最高執行責任者です。
この場合、一般的にはCEOのほうが役職としては上になります。
見直したい態度
年収をあげたい。年収500万円になりたいと思っている人に見つめなおしてほしいのは、今の自分の態度です。
態度というのはその人次第の話なので、あまりはっきり注意されることはありません。
コンプライアンスの厳しい現在では、これらに対して注意をすると人格批判とも受け取られかねません。
職場の雰囲気にもよりますが、仕事中にずっとガムを噛んでいたりする人がいれば、チーム全体の士気にもかかわってきます。
ガムをかむぐらいいいじゃないか、誰にも迷惑をかけていない、仕事はちゃんとやっている、と言えばそうなのかもしれませんが、それで不快になる人もいるならば、一度考えてみるべきでしょう。
ここまでではなくても、自分の普段の態度を見直してみるといいでしょう。
頭の回転が速い人は、相手の話を遮って自分が話を始めたりすることもありますが、話を遮られた人がどんな気持ちになるかを考えてみましょう。
マナーの根幹にあるのは、他者への気配りです。