場創り法人
大学時代に世界中を旅行し、人と人を結びつけるゲストハウスの在り方に感動し、自らも事業を立ち上げる。
プロフィール
山田 康平
株式会社SPICESERVE 代表取締役
2001年 横浜国立大学在学中 カフェ&バー「Packer’s Gate」オープン
2004年 株式会社船井総合研究所 入社
2009年 Mid-Blue株式会社設立 代表取締役
2011年 社名を株式会社SPICESERVEに変更
場所を提供するベンチャー企業
個人・法人に関わらず、また宴会・出会いの場など多種多様な場所をプロデュースして事業を拡大している会社がある。
それが株式会社SPICESERVEだ。
4期連続で200%超の増収増益は、顧客のニーズの核をしっかりとつかんでいるからに他ならない。
そう語るのは同社代表の山田氏だ。
近年では、日本人の志向は多様化しており、画一的なサービスでは通用しない場面も多い。
誕生日会のイベントひとつとっても、お客さまのニーズはさまざま。
「派手な演出をしたい」という方もいれば、「ほかの予算は削っても、豪華な食事を準備してほしい」という方もいらっしゃいます。
中には500人規模のBBQを希望されることもあるが、難しい依頼でも実現していくのが強みだと語る。
近年の主力事業は、完全オーダーメイドの貸し切りクルージングサービスになっている。
学生の卒業パーティー、修学旅行、社内行事、など幅広いニーズに対応している。
海外を旅しているうちに
山田氏が、この事業を始めるきっかけとなった出来事は、大学生の頃までさかのぼる。
もともと海外で何かをしたいと考えていた山田氏は英国留学をしたり、世界中の国々をめぐりながらゲストハウスを泊まり歩いていたという。
その過程で、様々な年代や人種の人に触れ、働き方や価値観の多様性に気づいたと話す。
そんな気付きをもたらしてくれたゲストハウスに感銘をうけた山田氏は、自分も人の人生に影響を与えるような場所のプロデュースをしたいと考える。
まずは、大学在学中からカフェを経営する。
そして、イベント好きが高じて、今の事業にもつながっていった。
気づきが大切
この仕事に大切なのは、気づくこと、だと山田氏は語る。
オーダーメイドのイベントでは、専任者がグループの幹事と一緒によりそって進行をサポートしてくれるという。
その中で大切なのは、顧客が何を望んでいるか、事前に察知して自分の行動につなげていけるような“気づく力”だという。
「決断と行動と反省と再挑戦」
未来を勝ち取るには、「決断と行動と反省と再挑戦」を高速で繰り返すことが必要だと山田氏は語る。
PDCAサイクルを別の言葉で言い表しているようにも見える。
今後、同社は国際交流イベントなどにも力を入れたいと山田氏は語る。
さらに謙虚な日本人が、もっと外国人と積極的に交流でき、日本文化を伝えていけるような場を作りたいとも語る。
その先には、まだ個人の希望段階ではあるが、世界のビーチでリゾート事業も考えているという。
参考:
http://www.nippon-shacho.com/interview/in_spiceserve/