高卒でも稼げる仕事!未経験から正社員になれる専門職とは?
労働環境が大きく変わっています。
経団連の会長や大企業の経営者が終身雇用は維持できないと宣言するなど、これまでの常識が通用しなくなってきました。
大企業に就職したからというだけでは安心できない時代です。
そこで考えたいのが専門職。
専門性を身に着け、手に職をつけるということは、自分自身に価値を高めることにつながります。
仮に会社になにかあったとしても、転職先を探すことが容易になります。
未経験から正社員になれる専門職
未経験から正社員になれる専門職をご案内していきます。
業務未経験でも高卒でも就職できる専門職というのは、いくつも存在します。
システムエンジニア・プログラマー
まずご案内したいのが、システムエンジニア・プログラマーです。
2019年現在、IT業界の人材不足は深刻で、学歴不問、未経験可の応募が多数あり就職しやすい状況になっています。
手に職をつける仕事のため、転職しやすいのが特徴です。
年収は300万~800万ほどです。
開発現場をとりしきるプロジェクトマネージャーや、システムアーキテクトのような上流工程でシステムの重要な部分を設計する仕事を担当するほど年収は高くなる傾向にあります。
プログラミングスクールなどに通った後で就職することもできますが、いきなり現場に飛び込んでIT技術を学ぶことが可能です。
ただし、SESという勤務形態はおすすめできません。
SESとはシステムエンジニアリングサービスの略で、技術者派遣の事です。
大企業などが、自分たちでするほどの価値がない仕事を任せるために、派遣先から技術者を雇い入れて作業してもらうことが多いのが特徴です。
エンジニアの年収はエンジニアの持っている技術力やその技術の希少性などにもよります。
しかし、SESで雑用ばかりを任されていては、自分のスキルアップのチャンスを逃してしまいます。
介護福祉士・ケアマネージャー
介護職もこれから需要が拡大する仕事です。
日本の高齢化はこれからさらに進むので仕事探しには困らないです。
こちらも手に職をつける仕事であり、人手不足も手伝って、転職はしやすくなっています。
学歴不問、資格不問で就職でき、仕事をしながら資格を取得してキャリアアップを目指していくことができます。
平均年収は300万円~500万円となっており、ケアマネージャーなどの資格などを取得することで年収アップを図ることができます。
労働環境があまり良くないと言われていますが、それは仕事に従事する施設にもよります。
近年では、需要増加にともなって介護福祉士の給与をあげようとする政府の動きも出てきています。
電気工事士
電気工事士は、電気がなくならない限り仕事がなくなることがない職業です。
常にどこかで需要があり、就職先は大手家電量販店、工務店、電気屋があります。
最初は第二種電気工事士の資格を取得してから就職することをおすすめします。
高校卒業程度の学力ならば、取得に必要な学習時間は160時間程度です。
働きながらでも余裕で取得できるので、持っていて損はない資格です。
年収は300万~600万円となっており、さらに難度の高い資格に挑戦し、取得していくことで年収を上げることができます。
業務をこなせるようになれば独立も視野に入り、成功すれば平均年収は500万円~1000万円ほどになります。
法律系の専門職
高卒、未経験でも高年収の仕事に就きたいと考えたとき、考えたいのが資格の取得です。
特に法律系の専門職の資格は高年収を得ることができます。
ただし、資格取得までの学習時間の確保が容易でないため、人生の早いうちから決断することが必要です。
働きながらでも取得することはできますが、かなりの苦労を要します。
- 弁護士 6000時間~1万時間
- 公認会計士 3000時間~5000時間
- 司法書士 3000時間~4000時間
- 社会保険労務士 800~1000時間
と言われており、数年計画で学習に取り組まなければなりません。
また、学習期間の生活費なども工面しなければならないため、時間と資金が必要です。
しかし、ここで紹介した職種の年収は520~1000万円ほどなっており、独立して成功すればその何倍もの報酬を得ることができます。
まとめ
以上、高卒でも稼げる仕事!未経験から正社員になれる専門職とは?ということでみてきました。
高卒、未経験で稼げる仕事を探すなら、需要が拡大している業界を狙うのが良いです。
2019年現在では、IT業界と介護業界がそれにあたります。
- システムエンジニア・プログラマー 年収300万円~800万円
- 介護福祉士・ケアマネージャー 年収300万円~500万円
などがおすすめとなります。
また、常に一定以上の需要がある専門職も視野に入ります。
- 電気工事士 年収300万円~600万円
- 法律系専門職(弁護士・会計士など) 年収500万円~1000万円
法律系専門職は、高い専門性を持つ仕事で年収も一般平均よりもはるかに高くなりますが、資格を取るまでが大変で途中であきらめてしまう人も出てきます。
難度が高い資格ですので、覚悟が必要です。