どうせ働くなら稼げる仕事!今、サービス業で稼ぐ人が急増中
正社員として安定した雇用を行っている企業も多い時代ですが、業界によって給与の額は大きく違い、どうせ働くなら稼げる仕事に就きたいと考える人も少なくありません。そこで、今回はサービス業の中で特に稼げる職種について探ってみました。
どのような職種がサービス業に分類?
サービス業という言葉はよく耳にする言葉ですが、どのような職種がサービス業に分類されているのかは意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
サービス業として一番有名なのは接客業です。レストランやカフェで食事などを提供する他、カラオケやパチンコなどの娯楽、そしてホテルや旅館の宿泊もサービス業に含まれます。モノではないサービスを売る、提供することがサービス業の定義となります。サービスといっても種類が多種多様なので、総務省では統計を踏まえて、サービス業の分類や見直しなども行われています。
サービス業は顧客に対して満足を与える夢のような仕事です。お客様が喜んでいる姿が何より働く意欲につながるのではないでしょうか。さまざまな業界がある中で、平均的な年収を知ることで、サービス業で働いていく意欲が出ると思います。そして同時に、平均を知ることで社会に求められるサービスが分かると、稼げる仕事を見つけることができます。
平均からサービス業の位置を知る
国税庁が調査した「平成26年分民間給与実態統計調査結果」では、以下の結果が公表されています。この公開されている平均給与を高い順から並べると以下のようになります。
一位は電気・ガス・熱供給・水道業で平均給与は約650万円なのに対して、サービス業は※印がついているものになり、学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業の平均年収が約500万円です。これに対して宿泊業、飲食サービス業はその半分以下の約240万円という数字が報告されています。
つまり、形のないサービスは、業界の中でも給与の差が広いということが言えるのです。同じサービス業に携わるのなら、やはり給与が安定し仕事とプライベートの両立ができるところで働きたいと思うのではないでしょうか。では、どのような職種の給与が高いのでしょうか。
このランキングの上位に入っている学術研究はサービス業といっても専門職のひとつなので、ある程度の知識がないと難しい側面もあります。
一番平均給与が低い宿泊業,飲食サービス業について考えてみたいと思います。
(単位:千円)
区分 | 平均給与 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 6,554 |
金融業,保険業 | 6,095 |
情報通信業 | 5,925 |
※学術研究,専門・技術サービス業,教育,学習支援業 | 5,074 |
製造業 | 4,876 |
建設業 | 4,602 |
運輸業,郵便業 | 4,162 |
不動産業,物品賃貸業 | 4,156 |
※複合サービス事業 | 3,875 |
医療,福祉 | 3,791 |
卸売業,小売業 | 3,541 |
※サービス業 | 3,415 |
農林水産・鉱業 | 2,899 |
※宿泊業,飲食サービス業 | 2,368 |
2020年オリンピックに向けたサービス業
皆さんご存知の通り、2020年には日本では56年ぶりにオリンピックが開催されるとあって、インフラの整備などが急ピッチで行われています。2020年の東京オリンピックに向けて海外からの注目度も高く、観光客も年々増え続けているという傾向もあります。
日本政府は「サービス業の生産性向上協議会」を立ち上げ、質の高いサービスを提供し、日本経済の活性化を図るための取り組みにも力を入れています。海外のお客様が滞在される場所といえば、ホテルや観光地です。特に日本文化を体験できる宿泊施設では質の良いサービスを提供すべく、従業員の待遇を良くする取り組みをしている企業も増えてきています。
海外の文化に触れながらも、日本特有のおもてなしを提供するホテル業界は、マナーが身につくのはもちろんのこと、人間性を高めることができるフィールドのひとつなのではないでしょうか。東京オリンピック関連のサービス業界はますます注目度が高まる業種のひとつかもしれません。
サービスを形にする方法特許申請
サービス業というと接客や人と人とのつながりをイメージする人もいるかもしれませんが、人が行うサービスだけとは限りません。社会の中ではさまざまなアイデアが形になり、人々の利便性を高めてきています。そのサービスを形に表し特許を取得することで、長期的に多くの人々にサービスを提供することもできます。
特許というと申請が難しいイメージや、物を開発したり、発明したりした時に申請するものと思う人も多いかもしれませんが、方法特許という申請方法もあります。人々の暮らしがより豊かになる方法を見つけ、見つけ出したアイデアを知的財産として登録するという方法です。
物の特許申請の場合、売れた個数などで印税の収入も変動しますが、方法特許は運用する会社に実地権を付与するとロイヤリティーの収入が入ってくるというのも特徴のひとつです。
アイデアがそのまま承認が下りるとは限りませんし、提出する書類は労力もかかりますが、サービスとして評価されれば、一躍脚光を浴び、それが収入として結びつくという夢があるのです。
こんなサービスがあったらいいな、というイメージがある人は、特許という方法も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
■まとめ
いかがでしたか。少し発想を変えるだけで、サービス業の中でも収入を大幅に上げることも十分可能です。しかし、どれも楽にできるものではないので、あなたの性格やライフスタイルに合ったものをチョイスすることが最優先かもしれません。ぜひ、参考にしてみてくださいね。