人脈こそが宝!株式会社CEホールディングス杉本惠昭
杉本惠昭氏は仲間とCEホールディングスを立ち上げ代表取締役として経営を行っています。
彼が最も大切に思っているのがこれまで培ってきた人脈だと言います。
杉本惠昭氏プロフィール
1950年生まれ。
専門学校卒業後大手IT企業に入社。
1990年仲間と会社を設立、代表取締役に就任します。
その後、札幌支店を独立させ、株式会社シーエスアイを立ち上げます。
2013年代表取締役に就任。
2014年東証一部上場、現在代表取締会長を務めます。
株式会社シーエスアイの事業内容
株式会社シーエスアイは医療機器向け電子カルテシステムの開発、販売などを行っています。
電子カルテシステムミライズは主力商品となっており、全国の医療機関などに多くの導入実績があります。
このミライズシリーズは進化する電子カルテシステムとして医療関係者の診療の効率化や利便性の追求のために役立っています。
さらに、医療機関関係者や患者さん、ご家族を結ぶヘルスクローバーなどさらに今後期待される医療の情報化に対応するため新しいソリューション開発に力を入れています。
また、プロジェクトマネジメントに関するコンサルタント業務も行っています。
築き上げた人脈こそが宝
彼は今までどういった場面においても、自分をサポートしてくれた人がいたと言います。
経営理念に人こそ企業なりというのがありますが、これとは少し意味合いが違うと考えます。
人こそ企業なりという言葉には会社を構成している社員それぞれが企業そのものだという意味合いが強いそう。
新卒で入社しても中途で入社してもその人が持つ技術や能力、実績に目を向けますが、人間性も重要視しているそう。
また、経営判断をする場合も社員にとって何がより好ましいかを最優先にしてきました。
シーエスアイの管理職は誰もが部下想いだそうですが、そういう雰囲気ができたのは成功だったのではないかと実感しています。
ただ、従業員を甘やかすということとは違い、管理職は部下に全て何もかも教えるということにはならず、自分自身を磨くことのできる環境を意識することが大切です。
その上で、自分自身で工夫したり、考えたり・・するようにマネジメントしていき、さらに自分自身もそういったことを自ら行動してきたそう。
それが部下にとって本当の意味での成長につながると考えます。
彼は最初に入社した会社を退社したものの、その会社には優秀な技術者がたくさんいて、かなり鍛えられたそう。
いっぽうで、厳しい先輩も多くいてその中でもがき苦しみながら得た技術や知識が現在役に立っていると言います。
そういう意味でも、当時の環境の中で得るものは多かったと実感しており、周りの人に感謝しているそう。
次の経営体制を考える時期に
すでに彼も60歳を過ぎ、次の経営体制を考える時期にきていると考えているため、中途採用などに関係なく次の世代を担っていける人材を発掘したいと考えています。
急激に流れる時代の中で、さまざまなIT企業のトップは同じような年齢に達しており、そんな状況の中でいかにうまく経営を継承できるか、社長の最後の任務だと考えています。