30代で稼げるようになる仕事一覧
20代の、特に初任給はどのような業界の会社でもそれほど高くありません。
一般的な企業でいえば、高卒の初任給が大体15万円くらい。
大卒で20万円程度といったところでしょうか。
これは大手の企業でもそれほど変わりません。
しかし、一流企業とその他の企業では昇給率が違ってきます。
特に20代のうちに給与が上がり、30代で稼げるようになる企業もたくさんあります。
また、資格が必要な職業にその傾向があるものもあります。
それでは、30代で稼げるようになる仕事を見ていきましょう。
弁護士
日本の3大国家資格の一つである弁護士は、高年収の仕事で知られています。
現在、弁護士数の増加などで競争原理が働き始めているとはいえ、それでも年収は他の仕事に比べて高い傾向にあります。
ただし、弁護士になるためには8000時間以上の学習時間が必要と言われています。
そもそも司法試験を受けるには、予備試験を受けて合格するか、法科大学院を卒業する必要があるため、非常に長い道のりになってきます。
合格者平均年齢29.1歳と非常に高め。
確かに高年収の仕事ではありますが、資格を取得して稼げるようになるには30代から、と言ってもよいでしょう。
医師
やはり日本の3大国家資格の一つです。
医師もまた高年収の仕事と言えますが、やはりこの仕事に就くためには非常に険しい道のりを歩む必要があります。
まずは、大学の医学部に入学する必要がありますが、そこがまずは難関となります。
医学部は理系の学部ですが、一般的に理系学部は学費が高い傾向にあります。
私立の医学部に入って6年勉強することになると、学費だけで大体2000万円かかると言われています。
一方で国立大学の医学部は6年かで350万円ほど。
もうお分かりだと思いますが、一般的な収入家庭の人が医者を目指そうと思ったら国立大学の医学部に進学すれば、費用がずっと楽になります。
よって、国立医学部には受験者が集中する傾向にあります。
また、偏差値もそれに応じて高いものになってきます。有名国立大学の医学部の偏差値は80を超えるところもあります。
これは全体の0.15%ほどになっており、いかに一握りの人たちの領域化がわかると思います。
また医学部は偏差値の低いところでも65程度が必要になります。
偏差値65は上位6.7%の領域です。
医学部に入学すること自体がかなり狭い門だというのがお分かりだと思いますが、2浪3浪は当たり前と言われている実態がこれです。
さらに、医学部入学後、6年大学で学び、2年の研修医期間を経て医者になりますが、そのころには30歳を目の前にしています。
医者もまた高収入ですが、活躍できるのは30代になってからで20代はほとんど勉強に費やしていると考えてよいでしょう。
業界ごとに見てみると
2つの最難関資格を紹介しましたが、高度な専門技術が必要な仕事の多くは30代でようやく稼げるようになるものも多いようです。
今度は別の角度から見てみます。
30歳までの昇給率が高い企業のデータから、業界ごとにどのような仕事が30代で稼げるようになるか見ていきたいと思います。
商社勤務
大手企業であっても、初任給はそんなに違いがありません。
それは5大商社を比較してみても横並びであるあることが多いようです。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅のどこも20.5万円です。
ただし、昇給率は業界ごとに差が出ます。
商社もその一つですが、会社によって30歳で2倍以上になると言われています。
ただし、これは最大手のデータですので注意が必要です。
ゼネコン
ゼネコンも商社と似たような感じになります。
建設業界ですが、大手5社で昇給率は30歳までで1.7倍ほどになっている会社が多いようです。
建設業界で、大手に就職できれば、30歳で大きく稼げるようになります
参考:http://toyokeizai.net/articles/-/58415?page=2
20代での昇給を見てきたが、30代の昇給はどうか
20代で昇給し、30歳で稼げるようになる仕事を見てきました。
しかし、中には30代で昇給することが多い業界もあります。
その代表が銀行や証券です。
商社は相変わらず20代でも30代でも昇給率が高いのがデータからわかりますが、独に30代で目を引くのは上記二つの金融業界でした。
30代での昇給額は推計120万円ほどというデータがあります。
しかし、この二つの業界だと200万円ほどの昇給を見ることができます。
まとめ
30代で稼げるようになる仕事一覧ということで見てきました。
資格でいうなら、難関国家資格がこの部類に入ります。
資格取得に時間がかかるために、どうしても本格的に活躍できるようになるのは30歳くらいからになってしまいます。
また一般企業でいうならば、商社・ゼネコン・それから金融の三つが20代・30代で給与が大きく伸びる業界と言えそうです。
基本的に昇給率は業界や会社規模の規模に比例すると言われています。
一般的な企業に就職する場合は、大手ならば20代のうちに大きく昇給し、30代でかなり稼げるようになります。
本記事が読者の参考になれば幸いです。