30代で稼げる人が実践したこととやめたこと
30代というと同期が出世を始めるころでしょう。
会社にもよりますが、大体30代あたりから徐々に役職がつき始めます。
早い人なら、課長クラスでしょうか。
すでに現場のリーダーになっているよ、という人も多いでしょう。
しかし、差がつくのは会社内のポストの差だけではありません。
当然、役職につけば、相応の手当ても出るので、給与にも差が出てきます。
30代で稼げる人
それでは30代で稼げる人というのはどういう人でしょうか。
例えば、MBAなどを取得する場合は数年の実務経験が必要になる場合もあるので、
大学を卒業後、いったん就職してから米国などで取得します。
そうすると、卒業するころの年齢はだいたい30歳くらいになります。
王道とも言えるエリートコースですが、米国で有名な大学のMBAを取得した人は、大体2000万円~3000万円のサラリーをもらっており、その10倍から20倍を会社に儲けさせていると言われています。
また、日本で最難関の国家資格を取得する場合でも、似たような感じになります。
例えば、医師ですが偏差値70以上の医学部に入学して、その後6年学び、さらに研修医として2年以上経験を積みます。
そうなると、最速でも26歳ですが、近年では専門性の高い知識を身に着けるために研修医として3年以上学ぶ人も多いようです。
もっと言うならば、医学部に入学すること自体が難関なので、そこで2~3年浪人することもあり、そうなるとやはり医師として活躍できるのは、30歳くらいからとなります。
加えて、弁護士の平均合格年齢を見ると例年28~29歳ほどなので、やはり30歳くらいからが本番になります。
30代で稼げる人が実践していること
こうして、見ているとMBAも医師も弁護士もある種のエリートと言えますが、他の職種でも稼げる人は大勢います。
ただ、30代になって稼ぎ始める人は20代を下積みにしている人も多いのです。
それでは30代でかせげる人が実践していることを見ていきましょう。
20代のうちに資格を取っておく
これは先ほどの医師・弁護士の話にも通じます。
30代で稼げる人、稼げる仕事に就ける人は20代のうちに必要な資格を取得しています。
資格だけでなく、必要なビジネススキルなども磨いておくと良いでしょう。
英語をはじめとした外国語なども、習得しておくと仕事の幅が広がります。
また、業界の事情に精通し、その中で人脈を形成しておくと、情報収集やビジネスでのやり取りがスムーズに行えるようになります。
20代のうちに自分なりのやり方を確立しておく
守・破・離という言葉をご存知じゃない人もいるかと思いますが、これは人間の成長段階を表しています。
守は、師匠の教えをかたくなに守って実践すること。
破は、それを自分なりにアレンジして使いやすくすること。
離は、師の教えから離れ、自分で創造していくことです。
最初、新入社員として入った右も左もわからない自分は、まず先輩に言われたことをきっちりとやれるように努力します。
しばらくすると、先輩と自分の違いを自覚して、そのままではうまくいかないこともあるのだと気づいて自分なりのやり方を模索していく段階になるはずです。
部署内でより効率的な業務の方法を提案できるようになれば、離の段階に達したと言えます。
20代で会社全体が見える人もなかなかいないでしょう。
しかし、30代はそんなに甘いことは言っていられません。すでに勤続10年です。
自分なりのやり方を確立して、成果を上げることができる年齢です。
リーダーシップを学んでおく
男性の平均年収が500万円に届くのは大体30代後半から40代前半になります。
あくまで平均の話ですので、すべての人がその年齢で年収が500万円を超えるわけではないのですが、その30代後半・40代前半だと先に述べた様に役職がついている年齢です。
個人として成果を上げるというよりも、集団として大きな課題に取り組んで結果を出すことが求められる年齢と言えます。
しかし、リーダーシップのない人を、いきなりそんなポストにつける会社はありません。
もっともリーダーをやったことがないのにリーダーシップを求められても困るという気持ちもわからないでもありません。
これは鶏が先か卵が先かの話になってしまいます。
もっとも、リーダーの素養をアピールできる場所と言うのは会社だけではありません。
大学生ならサークルを主催していた経験や、部活で主将を務めた経験もアピールできます。
会社に入ってからは、飲み会の幹事などでうまくやれるかを見ている上司もいるようです。
さらに言えば、部下でなくとも後輩と組まされて仕事をするケースもあるでしょう。
1人の人間を使うのと、複数の人間を使うのは、基本的には一緒と話す経営者もいます。
自分の下の人間を前向きに働かせるにはどうしたらいいか、しっかり学んでおいたほうが良いでしょう。
30代で稼げる人がやめたこと
会社に給料をもらっているという考え方
話を聞いているとかなりの割合でいるのですが、会社に給料をもらっているという考え方をする人はなかなか稼ぐことができないようです。
一緒に不満も聞かされるのですが、だったら頑張ってみろと言っても、こんな給料では頑張れないという返答をされることも多いです
給与をあげてもらうには、それに見合った成果をコンスタントに上げた後の話です。
自分が稼いだ分が、給与となって自分に跳ね返ってきます。
稼げる人は会社の名前や設備などを使って稼いだ金を会社と分ける、という意識の方がほとんどです。
まとめ
以上、30代で稼げる人が実践したこととやめたこと、というテーマで見てきました。
これらに加えて、稼げる人と言うのは基本的な馬力が違います。
人が休んでいたり、遊んでいる時ですら、働いていることも多く、それだけの報酬をもらうに値すると誰もが納得してしまう働き方をしています。
人の価値観はそれぞれなのですが、もし稼ぎたいと本気で思うなら、それに見合うだけの労力を提供する必要があります。