30代で稼ぐ方法とはどんなもの?
入社してビジネスマナーを覚え、OJTなどの研修を終えて仕事に就くことになる人も多くいると思います。
中には研修などすっ飛ばして簡単な説明だけでいきなり現場に配属されることもあるかもしれませんが、なんだかんだ5年もすれば一通りの業務をこなせるようになるでしょう。
さらに30代にさしかかる頃には勤務してから10年ほどが経っており、精神的にも余裕が出てきている頃ではないでしょうか。
しかし、30代は多くの企業が主力にしている年代でもあり、次から次へと仕事が舞い込んでくるため時間的には余裕のない人も多いかもしれません。
周囲と差が付き始める30代
そんな30代が周囲よりも稼ぐためにはどうすればいいでしょうか。
その疑問に一つの答えを提示するならば、まずは社内で昇進すること、です。
30代になれば周囲が徐々に昇進を始める時期です。
昇進すれば、手当がつきますので、必然的に年収は増えます。
もっとも昇進と言っても様々です。
役職がつくこともあれば、等級を定めている会社ならそれが上がることで給与が増えることもあるでしょう。
しかし、何をするにもまずは基礎を固めるところからスタートです。
自分の仕事に対して責任を持ってこなせること、そして、それが会社の利益に結び付いているかをしっかり確認する必要があります。
会社はお金を稼ぐ組織です。
最近では様々な考え方が出てきていますが、企業の第一の目的は利潤の追求です。
もっとも、会社が儲かっているのに、あなたの給料が上がらない場合もあるかもしれません。
理由はいくつか考えられますが、会社があなたを評価していない可能性も十分考えられます。
全ては他者からの評価
では、会社が十分な利益を上げているのにあなたの給与が上がらないのはなぜでしょうか。
それは会社のあなたへの評価がその給与範囲内であるからにほかなりません。
仮にそうだとしたら、社内での評価を上げることがあなたにとって最も堅実な年収アップの方法にほかなりません。
評価を上げるためには、他人を納得させる必要がありますが、それにはどうしたらいいでしょうか。
よくやってくれている、頑張っている、という評価をもらうことも多いかもしれませんが、それはお世辞程度と思っていたほうがいいでしょう。
頑張っている、というのは非常に主観的な評価であり、ある人から見れば頑張っているように見えても、別の人から見ればそうではないかもしれません。
例えば、昇進に際して誰もが納得するような評価を得たいと思うならば、結果は一目瞭然な数字で出す必要があります。
定量化できないものを人は比べることができません。
相対化するためには、物差しが必要なのです。
また、ある一時、好成績を残したからと言ってすぐに給与が上がるかというとそれはありません。
給与を上げたければ、コンスタントに成績を残す必要があります。
調子がいいからといってすぐに給与を上げることができないのは、すぐにわかると思います。
ある依頼に対してバラバラな品質のアウトプットが返ってくると、依頼側は不安になります。
いつでも十分な品質のアウトプットを返してくれるからこそ、上司や顧客は安心して業務をその人に任せられるのです。
つまり、それこそが信用、言い方を変えるなら評価、ということになります。
30代は進路を決める最後の年代
ただし、こちらが十分なアウトプットを出しているにも関わらず、給与が低いままの場合も多々あります。
その場合は仕方がありませんので、今後の身の振り方を考える必要があります。
選択は主に三つになると思われます。
一つは会社にそのまま残留すること。
もう一つは転職。
そして最後の選択肢は独立です。
特に30代は転職の最後のチャンスと言われています。
独立は40代でもできますが、転職は30代が最後の機会になる場合がほとんどでしょう。
異業種への転職でも35歳が限界と言われていますが、できるだけ早く選択したほうが道は開けやすいのも事実です。
転職先で能力を十分に発揮して働くには人間関係をはじめとして環境を構築しておく必要だってあります。
選択の先に
慎重に意思決定をした結果、独立や転職を選択する場合もあるでしょう。
業界全体が低賃金なので、別の業界に転職する人も大勢います。
基本的にはそれまで培ってきた業界の知識やスキルなどを生かせる同業他社への転職がお勧めです。
予備知識はあってもなんの経験もない業界に飛び込む場合、給与が下がることも多いからです。
最も、業界間で給与の差が激しい場合はそれでも年収が上がってしまうこともありますので、一概には言えません。
まとめ
30代で稼ぐ方法はどんなもの? ということで見てきました。
給与や報酬を上げるためには、まず個人の評価を上げる必要があります。
そのためには、誰が見ても文句の言えない数字でその成果を示すことが大切になってきます。
30代くらいから給与や出世に差が出始めることが多いですが、その時あなたの価値を示すことができる根拠を数字で持っていれば、それはあなたの実績となって稼ぐための土台になってくるでしょう。