20代のうちから稼げる仕事に就くための基礎知識
業界が違えば平均年収も違ってきます。
やっている仕事が違うので、給与も当然違いますが、好きなことを仕事にできているほうが幸せな人だっているので一概には言えません。
しかし、少しでも多くの報酬を望むのならば、そしてそれを比較的給与の低い20代で求めるのならば、いくつか知っておくべきことがあるのも事実です。
何となく、周囲の空気や言葉でわかるかもしれませんが、もう一度確認しておいたほうが良さそうです。
稼げる仕事に就くためには
稼げる仕事に就くためには、何が必要になってくるでしょうか。
実際、どんな仕事でもその業界のトップに立つと一般人では比較にならないレベルの報酬を得ることができます。
また、独立して成功しても同じことが言えます。
しかし、一般的には学校を卒業して就職する人が多いでしょう。
今回は普通に就職して稼げる仕事に就くための基礎知識を見ていきましょう。
名門大学を卒業する
20代のうちから良い給料をもらいたいと思ったら一流企業に就職するのがもっとも一般的な方法と言えるかもしれません。
東証一部の上場企業の中でも平均年収が1,000万円を超える会社は60社ほどあり、そのどれかにはいることができれば、あとはルートに乗って努力をしていけばよいです。
大企業でも倒産する時代ではありますが、財務体質の健全な会社なら大きな波が来ても生き残る体力があります。
各業界の大手企業は偏差値の高い名門大学の卒業生を中心に採用します。
近年、学歴不問を掲げる会社もありますが、ある程度の学力で足切りをしているところもあって、それ以上は不問としているのが実態です。
ただし、高い報酬の陰でそれに見合った働きを求められています。
高額の給与でも、激務の業界もありますので、よく考えて就職したほうが良いでしょう。
逆に、それこそ望むところだと思うようなら頼もしい限りですが、実際は想像しているよりもきついことが多いので、数割増しで考えておいたほうが良さそうです。
学生時代に社会に認められる成果を出す
結局、企業は会社に役立つ人物を採用したいと考えています。
学力で人を測るのも、その一環と言えます。
仮に偏差値の高い学校へと進学できなくても、まだチャンスはあります。
それは学生時代に何かに取り組んで成果を出して、それを武器に就職することです。
ただし、成果と言っても学生レベルの評価を受けているのでは少し心もとないでしょう。
一般社会でも十分に評価を得られる何らかの成果を上げることで、道が開けます。
学生時代に携帯アプリを開発したのが、所長の目に留まって事業化を打診され、就職してすぐに子会社の代表取締役になった人もいます。
一度の失敗で、あきらめることなく新しい場所で前向きに頑張ることでより良い道が開けます。
資格を取る
学歴がなくても資格を取ってしまえば関係ありません。
特に独占業務を持っている国家資格を取得することができれば、周囲の20代よりも稼げる可能性は出てきます。
資格ごとに取得の難易度が違うので、一概には言えませんが日本3大国家資格の医師・会計士・弁護士などは平均年収が700~1000万円ほどとなっています。
しかし、取得の難しい資格ほど合格年齢も上がっていきます。
先に挙げた3大国家資格では早くても20代後半から活躍することになります。
また、もっとも平均年収が高い職業の一つに航空機パイロットがあります。
大学を卒業して、航空会社のパイロット養成コースに進むか、航空大学校に入学してライセンスを取得して就職する道があります。年収は700万円~2000万円と言われています。
その他の資格も、持っていれば有利になるものはたくさんあります。
取得までの学習時間が1000時間を超えるようなものならば、その資格だけで食べていけるものもありますので、チャレンジしてみるのも一つの手です。
人生の早い段階で決断する
一般的に大卒のほうが、高卒よりも生涯年収が高い傾向にあります。
しかし、一部ではそれが逆転するケースも出てきます。
具体的に言うならば、大学を卒業して中小企業に入るよりも、工業高校や専門学校などを卒業して大企業で現場職についたほうが、年収が高くなるケースもあるのです。
そのためにはある種、早い段階での決断が必要になります。
高校で努力して大企業の工場に就職する道や、専門学校などにかよって医療系などの資格を取得し、看護士や放射線技師などになると、平均年収は500万円ほどとなり、日本の平均年収の420万円を上回ります。
まとめ
以上、20代のうちから稼げる仕事に就くための基礎知識、ということでみてきました。
一番良いのはとにかく目の前のことを懸命にこなすことです。
計画的な努力も大切ですが、目の前のことに集中することで開ける道も多いです。
一般的にがむしゃらに働いた後に、「踊り場」に到達して楽に稼げるようになります。
そのためには、人生のどこかでそれなりの努力をする必要が出てくるのです。