20代のうちから稼げる人に共通しているポイント
近年、20代の平均年収は296万円となっており、日本全体の平均年収の420万円よりもかなり低い数字になっています。
20代の後半のみに限って言えば、平均年収が344万円ほどにまで上がりますが、それでも日本で生活していくには物足りない金額だと感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、上で参照したのは、あくまで平均値です。
中には20代のうちからもっと稼いでいる人も当然、いるのです。
20代のうちから稼いでいる人たちを挙げてみる
では、20代のうちから稼いでいるのは、どのような人たちでしょうか。ネットやメディアなどで、一般の人が目にするのはスポーツ選手や芸能人などでしょうか。
あまりはっきりとした数字は見えませんが、高校卒業後にプロ入りした選手などの契約金や年棒は、推定値とはいえ、一般人と比べてはるかに高い傾向にあります。
また、芸能人などもそうでしょう。CMやテレビ番組の出演料などが、語られることがありますが週に一本レギュラー番組があれば、食べていけるという話もあります。これらの人たちは、ある種特別な人たちですが、もっと一般的な範囲で稼げる人を考えてみましょう。
20代でスポーツ選手や芸能人以外で稼いでいる人を考えると、高学歴も当てはまります。高い学歴を有して、名門大学の卒業生を中心に採用する企業へ就職し、高い年収をもらういわゆるエリートサラリーマンです。
そのほかを考えると、難関資格を取得して、専門知識を生かして稼いでいる人たちが当てはまります。医師・弁護士・会計士・飛行機のパイロットなどが、資格が必要な仕事での高年収の代表と言えます。
ちなみに、20代で年収1000万円を超えている人の割合は、0.2%と言われており、一握りの特別な人たちと言えるでしょう。
とはいえ、あきらめるのはまだ早い
とはいえ、ここであきらめてしまうのもまだ早いでしょう。
確かに20代で年収1000万円は難しくても、800万円、いや500万円でも同世代の年収に比べれば十分に胸をはることができる額と言えます。
20代で年収500万円だと男性主体の統計で約13%。全年齢の平均年収だと、約3割程度が年収500万円以上なので、やはり20代は年収が低い年代です。
しかし、13%となれば1000万円の0.2%に比べたらはるかに現実的な数字に見えてきます。年収で同世代の上位1割に入ることができればよいのですから。
努力と成果
しかし、具体的にはどのような方策を取れば、20代で稼げる人間になれるのでしょうか。
芸能人・スポーツ選手・エリートサラリーマン・高難関資格と、他にも様々な方法で高年収を達成している人がいると思われます。このようにバラバラな職業で、性質も違う職業に就いた人たちに共通点はあるのでしょうか。
実は眺めていると、はっきりしていることがいくつか見えてきます。
それは10代のうちから、なんらかの努力を続けているということです。そして、そこでそれなりの成果を上げているということです。
20代で稼げている人たちは、10代のうちから何らかの成果を上げるために、努力をしています。
すぐにあきらめない
10代で道を定めるのは難しいかもしれません。将来何になりたいか、ということを大学に行ってから決める、という人も少なくありません。
しかし、高年収になれる人の多くは資格を取ったり、目の前の勉強を頑張ることでよりよい選択の幅を広げることを目指します。また、芸能人やスポーツ選手などは自らの道を決めて、その道で必死に努力を開始します。
成果が出るのは時間がかかります。種を植え、肥料を与え、芽が出て花が咲くまではそれなりの時間が必要です。
少しやって成果が出ないからといってあきらめてしまったら、何もかもがそこで終わります。植木鉢に水をやり続けても、一向に芽が出ないことだってあります。
もしかしたら、芽がでてくることはないかもしれないと不安になることだってあるでしょう。
しかし、あきらめかけた瞬間に目が出ることもあります。ほんの小さなきっかけが、人生を変えることがあるからです。
逆にあきらめることで開ける道もある
逆に何かに固執しすぎるのもいけません。
時には妥協も必要になってきます。思ったような成果が出ないときは、やり方を変えるのも方法ですが、一定の成果で妥協して満足するのも大切なことです。
ビジネスマンが新規事業を立ち上げることがありますが、彼らの多くは事業を立ち上げて5年で成果が出なければ、その事業を打ち切ることが多いです。5年という数字は時に、3年ではまだ短く、10年では人の人生には長すぎると言った感じでしょうか。続けるか、やめるかの決断はその人の判断によります。
人間の運とはこのような時に試されます。
習慣が人間を作る
スポーツ選手も高学歴エリートも、もともと才能を持っている人がなるものだと思うかもしれません。しかし、一流の人間の多くは才能に加えて、努力を怠らない習慣を持っています。
人間を作るものの大部分は習慣と言い換えてもよいでしょう。才能だけでは稼げる人間にはなりません。10代から努力ができれば御の字ですが、すでに20代である場合、すぐに年収をあげるための計画を立てて、PCDAサイクルを回してください。
20代で稼ぐには10代のうちに目の前のことに努力すれば、それなりの成果をえることができますが、20代からは努力の方法さえ自分で決める必要が出てくるからです。