20代で稼ぐ方法とは?副業のメリット・デメリット
20代の平均年収は近年300万円程度と言われています。
年収300万円以下はワーキングプアと言われる時代ですが、やはり低いのは否めません。
働き始めたばかりの20代はまだ戦力となるには頼りなく、責任のある仕事を任せてもらえることも少ないのでどうしても給料は低くなります。
会社から支払われる給料は会社が決めるので、自分ではすぐにどうこうできるものではありません。
では、手っ取り早く収入を上げるにはどうしたらいいでしょうか。
そんなときに脳裏をよぎるのが副業です。
副業を認める会社も増えている
かつては、副業を禁止する会社がほとんどだったと言っていいでしょう。
禁止していた理由は明白で、会社側も本業に集中してほしいと考えていたからです。
他の仕事を抱えて、こちらの仕事をおざなりにされてはかなわないからです。
しかし、近年では副業を認める会社も増えてきています。
その理由を一つ上げるならば、本業とは別のスキルを身に着けてくれれば、それがフィードバックされる可能性を会社側も考えているからです。
副業のメリット
では、副業についてもっと詳しく見ていきましょう。
どんなことを副業にするかは、人それぞれだとは思いますが、そのメリットとデメリットを考えていきましょう。
それではメリットから見ていきます。
収入を増やせる
まず何よりも大きいのは副業を行うことで、所得の増加が見込めることです。
単純に収入が増えるのはうれしいところです。
何をするかにもよりますが、知り合いの中には平日は会社で働き、土日はパチンコ店でバイトしている人もいました。
家で寝ていても暇だから、とその人は言っていましたが、時給1000円でも8時間×月8日で64000円です。
年間で80万円弱となります。
本業だけで年収を80万円上げるのと、どちらが簡単かは明白です。
また、現在ではインターネットを使って仕事をする環境も整ってきています。
ネットを通じてやり取りをするだけで在宅でもできる副業もありますので、かつてよりも副業のしやすい時代だと言えます。
副業、兼業を通じて、新たなスキルや知識、人脈を獲得することができる。
先にも書きましたが、副業をすることで本業では得られなかったスキルや知識、人脈を得ることができます。
これは会社にとっても良い側面がありますが、何よりも副業をする本人にとっても大きなプラスになります。
多くの人は、会社や業界の事は詳しくても、それ以外の世界のことを知りません。
外の世界に触れることで、成長する可能性は大いにあります。
保険をかけながらやれる。
副業ならば失敗してもそれほど大きなダメージにはなりません。
アルバイトなどならともかく、本格的に副業を立ち上げようという人は、言い方は悪いですが保険をかけながら挑戦することができます。
昼間に会社で働き、夕方から自分が経営する居酒屋で包丁を振るっていたという人もいます。なぜ、そんなことをしていたかというと、居酒屋で利益が出なかったからです。
事業は黒字化するまでが特に大変です。
黒字化できずにつぶれてしまう事業も沢山あるので、保険をかけながらやれる。
助走期間にできるという意味では大きなメリットと言えるでしょう。
副業のデメリット
健康と労働時間の管理
副業、兼業を行うことにより、労働時間が長くなる可能性があります。
もちろん、体力が必要になります。
また、睡眠時間を削る必要が出てくる場合もあるでしょう。
そういう意味では、体力が必要です。
これが40代、50代だときつくなってきます。
しかし、体力のある20代ならばこのデメリットを十分に吸収できる若さがあります。
若いうちに挑戦したほうがいいというのは、手あかのついた意見ですが、逆に言えばだれもが認める真理とも言えます。
本業への配慮
会社が副業を認めてくれていても、そこにはやはりある程度の制限がつきます。
本業における職務専念義務、秘密保持義務、競業避止義務の意思が必要となります。
もちろん本業を優先して業務に支障をきたさない事は当然として、機密保持や、本業の会社と同じ事業を立ち上げてしまうようなことは当然禁止です。
また、副業の利益が出て事業が立ち上がった時には、会社を辞めてそちらに専念することがあるかもしれません。
その時に会社から人員を引き抜く行為はグレーです。
どうしても、という場合には筋を通す必要がありますが、ゴタゴタする可能性は高いです。
まとめ
以上、20代で稼ぐ方法とは?副業のメリット・デメリット、ということで見てきました。
副業は、比較的簡単に収入を増やせる事や新しい知識やスキルを得ることができます。
仮に兼業に失敗しても、本業のほうが残っているため、致命的なダメージを負うことはまずありません。
一方で、本業への配慮や、自身の健康管理などがネックになってきます。
自由には責任がつきものです。
本業に対する責任をしっかり確認することで、副業にも力を注ぐことができます。