20代で稼いでいる人に聞いた!稼げる人になるポイント
20代の平均年収は296万円。
日本の平均年収が420万円なので、かなり低い数字となっています。
年収が低いのにはさまざまな理由がありますが、いまだに残り続けている年功序列の意識もさることながら、働き始めたばかりで経験が少ないため大きな成果を出しづらいという現実も確かにあります。
しかし、そのような状況の中でも確かに稼いでいる20代はいます。
彼らが、自分たちの違うのはどこなのでしょうか。
そのポイントはどこにあるのでしょうか。
高度な専門知識・資格を持っている
高度な専門知識を持っている人は若くても稼ぎやすい傾向にあります。
日本3大資格と言われる、医師・弁護士・会計士の年収は700万円~1000万円以上。
航空機操縦士になると平均年収は2000万円を超えます。
これらの資格の取得には年単位の学習を要しますが、数か月単位の学習時間が必要な資格でも、やり方次第でそれ一本で食べていくことができます。
資格をもって企業に就職してもよいし、独立するのもよいでしょう。
ちなみに日本で資産一億円以上の人がどうやってそれだけ稼いだかというと、
- 一流企業の経営者に上り詰めた 24%
- 起業して成功した 28%
- 弁護士や医師として専門知識の報酬で稼いだ 25%
となっています。
ちなみに資産1億円以上を投資で稼いだ人は全体の2%ほどとなっており、割合としては非常に少ないのがわかります。
高学歴
平均年収が1000万円を超える企業が日本にはあります。
東証一部に上場している企業で約60社。
そのような会社に入ることができるならば、当然、周囲よりも稼ぐことができます。
しかし、一流の企業が名門大学の卒業者を中心に採用をするのはよく知られた事実です。
学歴というのは10代・20代前半のその人の成果の一つとも言えますので、当然、評価されてしかるべきなのですが、その比重はやはり大きいものです。
企業側も人材に対して、多様な評価で採用を行いたいと考えている部分もありますが、評価項目が増えるほど、その基準をどこに定めたらいいかを考慮しなければならないため、思ったよりも実現できていないようです。
目の前のことを必死でやっているか
成功を収めた経営者に20代の時に何をしていたか、と問うと返ってくるのが、「目の前のことを必死に頑張った」という回答です。
一見すると、当たり前のことに感じるかもしれません。
しかし、彼らの「頑張り」は大きな差があるように思われます。
マイクロソフト社のビル・ゲイツは、”20代の頃は一日たりとも仕事を休まなかった”と語っています。
また、ソフトバンクの孫正義は、20代の頃、一日に一つ発明をすると目標を立てて一年間実行し、その成果である「音声装置付きの多国語翻訳機」をシャープに売り込み、1億円で買い取られました。
似たような努力をするにしても、稼げる人は馬力がそもそも違うのです。
目標を立てることは誰にでもできますが、それを実行できるかどうかで稼げる人と、そうでない人の差がついてしまいます。
自分で稼ぐ意識を持つ
「会社から給料をもらっている」という言葉を聞きます。
確かに入社したばかりで研修ばかりのうちはそうかもしれませんが、いつまでもその意識を引きずっているのはよろしくありません。
会社あっての社員だというのは謙虚な考え方ではありますが、20代で周囲よりも高い年収をもらっている人の意識は違います。
彼らは「会社のリソースを使って自分が稼いだお金の分け前をもらっている」と考えます。
あくまで主体は自分なのです。
働き始めたばかりの頃は、仕事は上司や先輩から割り振られることが多く、ひょっとしたら仕事をしているのではなく、やらされていると感じている人も多いかもしれません。
しかし、そこで腐ってしまっては、よりよい道は閉ざされてしまいます。
リーダーシップ
20代でもリーダーに抜擢される人はいます。
会社にもよりますが、多くの場合は30代からぼちぼち出世を始めることが多いですが、それを先取りできれば相応の報酬を得ることができます。
リーダーシップとは、人をまとめて同じ目標に向けて走らせることができる能力と言い換えることができます。
人間一人の力はけなげなものです。
しかし、集団になれば大きなプロジェクトも完遂することができます。
ただし、リーダーというのはとても大変です。
自分だけでなく、他人まで管理するのは非常に難度が高い仕事です。
リーダーが使うのは、血の通った人間です。
部下が落ち込んでいて仕事が手についていないのを見かけることもあります。
プライドのためか、責められるのを恐れてか、仕事の進捗に対して虚偽の報告をするものもいます。
叱り飛ばすだけなら誰にでもできますが、より良い成果を出すためにどのように対処するかが問われるところです。
まとめ
20代で稼いでいる人に聞いた!稼げる人になるポイント、ということで見てきました。
特に若い世代では、目の前にある仕事に懸命に取り組むことで次の扉を開くことができます。
長期的な視点をもって行動することも大切ですが、それは小さな積み重ねの先にあります。
ままならないことも多いかもしれませんが、前向きに取り組む姿勢を周囲の人間が見ています。