20代から稼げる仕事ランキング
20代の平均年収は356万円。
しかし、数年たって一人前になるにしたがって給与も大きく上がっていくため、20代の前半と後半ではかなりの差ができます。
男性の場合は、20代前半の平均年収が330万円。
後半の平均年収が393万円となります。
しかし、これはあくまで平均年収です。
中には20代から稼げる仕事もやはりあるのです。
20代から稼げる仕事ランキング
今回は厚生労働省が発表している平成28年度の『賃金構造基本統計』より、職業・年齢別資料を基に、25歳~29歳で平均年収の高い順にランキング形式で職業を紹介していきたいと思います。
以下、このようなランキングとなりました。
第1位 航空機操縦士 年収1268.76万円(25歳~29歳)
20代から稼げる仕事ランキング1位は航空機操縦士でした。
平均年収は2000万円をこえていますが、20代でもこれだけ稼げるようです。
飛行機のパイロットになるには、二つの方法があります。
一つは大学を卒御して、航空会社に就職し、パイロット養成コースに進みライセンスを取得する方法。
もう一つは高校を卒業した後、航空大学校に通ってライセンスを取得して、航空会社に就職する方法です。
ただし、パイロットは定期的に綿密な身体検査を受けて、それに合格できなければライセンスがはく奪されてしまいますので、健康には特に気を遣う必要があります。
第2位 公認会計士、税理士 年収795.67万円(25歳~29歳)
第2位は公認会計士・税理士です。
日本の3大国家資格と言えば医師・弁護士・公認会計士であり、のちに医師と弁護士もランクインしています。
公認会計士の試験に受験資格はないため、誰でも受けることができますが、5000時間以上の学習時間を確保する必要があると言われています。
資格を取得するには年単位で時間がかかるので、早い段階から学習を始めたほうが良いでしょう。
また、税理士は大学を卒業するか、簿記一級を取得する、税理士事務所などで3年以上勤務することによって受験資格を得ることができます。
第3位 医師 年収710.26万円(25歳~29歳)
医師になるためには、医学部に入学する必要があります。しかし、医学部の偏差値は軒並み高いため、2浪3浪は当たり前ともいわれています。
医学部に入ってから、6年間学び、研修医を2年間勤めて、ようやく医師になることがでます。最短で8年かかる計算になるので、やはり人生の早い段階で決断が必要です。
第4位 一級建築士 年収664.28万円(25歳~29歳)
一級建築士になるためには、その前に二級建築士・木造建築士試験に合格し、その後4年間の実務経験を経る必要があります。
大学・短大・高専の建築学科を卒業していれば、それぞれ数年の実務経験を積めば一級建築士試験をすぐに受けることも可能です。
第5位 弁護士 年収585.21万円(25歳~29歳)
弁護士になるためには予備試験を受けて合格するか、法科大学院に通って卒業し、その後、司法試験を受ける必要があります。
合格には8000時間以上の学習時間が必要とされており、さらに合格者の平均年齢は29歳となっています。
このことからも、かなりの難易度の試験だということがうかがえると思います。
第6位 記者 年収556.44万円(25歳~29歳)
記者になるためには特別な資格はありませんが、一般的に大学か大学院を卒業後、新聞社に入社することになります。
ただし、新聞社の入社試験は倍率が非常に高いため、学生時代から幅広い知識を習得しておく必要があります。
また、一部では専門的な知識をもった学生を採用するむきもありますので、そちらに狙いを絞るのも一つの手と言えるでしょう。
第7位 電車運転士 年収486.29万円(25歳~29歳)
第7位は電車運転士です。
第6位と比較すると年収は落ちますが、それでも20代の平均年収を見れば、かなり高い部類と言って良いでしょう。
電車運転士になるためには、鉄道現業職採用試験を受けて合格する必要があります。
ただし、募集は過去に採用実績のあった高校へ行くことがほとんどです。
無事就職した後は、駅員として数年、社内試験を受けて車掌として数年経験を積み、その後、国家試験を受けて免許を取得すれば、ようやく電車の運転士になれます。
以下ランキング
第8位 技術士 年収476.23万円(25歳~29歳)
第9位 自然科学系研究者 年収473.76万円(25歳~29歳)
第10位 電車車掌 年収463.95万円(25歳~29歳)
第11位 システム・エンジニア 年収456.77万円(25歳~29歳)
第12位 看護師 年収455.82万円(25歳~29歳)
第13位 薬剤師 年収455.59万円(25歳~29歳)
第14位 診療放射線・診療エックス線技師 年収446.17万円(25歳~29歳)
第15位 化学分析員 年収428.54万円(25歳~29歳)
まとめ
以上、20代から稼げる仕事ランキングということで見てきました。
ランキングを見ていてわかるのですが、基本的に稼げる職業は20代から年収が高い傾向にあります。
日本3大国家資格や、特殊なスキルが必要な業務はやはり高年収になっていきます。
ただし、ご紹介した中でいくつかの職業は20代後半から給与が伸び悩むものもあるため、長期的な目線をもって、職業を選ぶことをおすすめします。
本記事が読者の参考になれば幸いです。