20代で500万円稼げる男性VS 30代で300万円しか稼げない人

東京のオフィス街といったら、誰もが東京駅前・大手町と答えます。

日本を支える三菱・三井・住友等の旧財閥会社のビルが所狭しという状況ではありながら、制限と並んでいます。

さらには、外資投資銀行や大手コンサルティングファーム、有名弁護士事務所もオフィスを構えています。

彼らは、20代で500万以上、いや、入社1年目でビジネスの右も左も分からず、スキルが全くない新人でさえも500万以上を稼ぎ出します。彼らは、エリートなのです。

同じオフィスで働いているのにも関わらず、年収に差がある

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20代で500万を稼ぐサラリーマンは、勿論大企業の”正社員”であって、派遣社員であることは有り得ません。

彼らは、気持ち良く働けるように設備が完備されたオフィスで、ゆったりと働いています。

ちなみにですが、大手町の最新ビルでは1人席あたりの賃料は10万円を超えると言われています。

一方で、誰が正社員の為にオフィスの設備を保守・修理しているのでしょうか、これは紛れもなく派遣社員やパートの方々であって、要するに掃除のおばちゃんであったり、ビルの裏通路を行ったり来たりしているおっちゃんであったり、ビルの警備員です。

30代で300万しか稼げない人たちなのです。このように、20代で500万を稼ぐサラリーマンと、30代で300万しか稼げない人には、そもそも与えられる仕事内容自体が異なるのであって、さらには20代で500万を稼ぐサラリーマンは、仕事をこなすというより、利益を大きくする為に仕事を創造する必要があるのです。

20代で500万円を稼ぐ人と、横隣りにも30代で300万円しか稼げない人

また、20代で500万円を稼いでいるサラリーマンと同じオフィスで同じ仕事をしているのにも関わらず、30代で300万円しか稼げないサラリーマンがいることも事実です。タスクの量も、抱えているプロジェクトの多さ、さらには責任が同じでも、このような差が発生してしまうのです。

何故なのでしょうか。IT業界に携わる人ならば、すぐに分かるかと思いますが、二次請け・三次請けとして社内に常駐しているサラリーマンが一流企業には非常に多いからです。

まさしく、彼らが30代で300万円しか稼げない人に該当します。

二次請け・三次請けとなると、仲介会社の懐に入る仲介料分、彼らの給料を抑えなければ、そもそも会社としての利益を確保することが難しいからです。

20代で500万円を稼ぐ人は、代替不可能な人材

20代で500万円を稼ぐ人は、必ずしも会社に対して500万円以上の利益を出している訳ではありません。

将来、何千万・何億の商談に成功してくれる為の投資であり、または上司の抱えている大規模プロジェクトにリーダーとして末永く参画されることを期待された上での給料です。

有名大学を卒業した数えきれない程の就職希望者からスクリーニングした結果としての人材であり、1人あたり何百万も投資して研修をしながら”社員”として成長させていきます。

要するに、彼らは、企業の厳しい選考過程を勝ち抜いた代替不可能な程優秀な人材であり、その優秀な人材を他社に流出させない為に、20代、さらには新卒で500万円という高額な給料を設定せざるを得ないのです。

30代で300万しか稼げない人は、代替可能な人材

20代または新卒で500万稼げる人とは異なり、誰でも出来る業務に勤しんでいるのが30代で300万しか稼げない人です。

掃除のおばちゃんが退職すれば、新たな人員を募集すれば良いだけです。翌月には、何の問題もなく、違う人により業務が回ることになります。きっと、普段オフィスを利用する上でお世話になっている20代で500万を稼ぐ人は、掃除をするおばちゃんが入れ替わったことなど、誰も気付かないでしょう。

また、正社員と同じ業務を行っている二次請け、三次請け社員も同様です。彼らは、20代で500万円稼いでいる人と同じ業務をしながらも、バックグラウンドは有名大学を卒業しておらず、経歴としてはイマイチな方々でしょう。

その為、有名な企業に入社することが叶わず、結果として派遣としての客先常駐が蔓延っている企業に入社し、ドナドナのように大企業に運ばれてきたに過ぎません。

このように、同じ仕事をして、責任を負わされていたとしても、そもそも「その仕事にありつける為のスクリーニング過程」が全く異なるのです。

20代で500万稼げないからといって悲観する必要はない

ややマイナスなことを述べてしまっていますが、悲観的になる必要はありません。

何故ならば、30代で300万円しか稼げない仕事は、簡単に第三者で代替可能な仕事である為、ある種社会のセーフティネットとしての役割を果たしているからです。

要するに、手を挙げれば誰でも働くことのできる職業であり、たかだか300万円と言っても贅沢をしなければ生活できる金額であることから、「いつでも生活できる給料を貰える職業にありつけることが出来る」と考えれば、こんなに素晴らしいことは無いかと考えています。

少なくとも、選ばれし者のみが20代で500万円を稼げる職業か、その他大勢100万円しか稼げない、または無職になるか、という世界よりはずっと良いはずです。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。給料という観点からのみ考えると、20代で500万円稼ぐこと、30代で300万円しか稼げないこと、というのは歴然とした差があります。

しかし、これは競争社会である以上、これまでの経歴のよって区別されるのは仕方の無いことであって、変えられるものではありません。

30代で300万円しか稼いでいない人も、「これはセーフティネットである」と考え、前向きに資格取得やキャリア形成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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