男が稼げる職種とは(大阪編)
新卒で就職活動、または転職活動する場合も、いずれも稼げる職種に就きたいと思うものです。
稼げる職種というと、パイロット(年収約1530万円)、医師(年収約1100万円)などごく一部の人しか就かない職種がよくイメージされます。
あるいは、大手広告代理店や大手総合商社、大手外資系投資銀行(年収約1000万円)など、こちらも有名国公立大学・私立大学を卒業しなければ、入社が難しいと言われている企業をイメージしてしまうものです。
今回は、限られた資格や学歴ではなく、各職種・企業の応募条件を満たせば誰にも入社のチャンスがある、男が稼げる職種(30代前半/年収600万円以上)について、そして地域を大阪に限定して、ご紹介します。
大阪は商売の街、そして人情に厚いことをビジネスチャンスに!
大阪というと「商売の街」というイメージがありますよね。誰もが知っている日本の大手総合商社5社中、三井物産以外の三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、住友商事は全て大阪発祥なんです。
大手企業や、企業の本社は東京に集中しているイメージがありますが、日本を代表する総合商社が5つ中4つも大阪発祥ということは、大阪にもビジネスチャンスが大いにあると言えます。
そして大阪は商売の街だけではなく、こちらも有名な「人情に厚い街」というのは、昔も今も変わっていません。大阪は「会社名(ブランド)」で仕事を決めるではなく、「担当者(営業マン)」で仕事を与えるかどうか決めると言われるくらい人情に厚いです。もちろん、仕事に才能や能力は必要ですが、努力次第で結果が出せる(稼げる)チャンスがあるのは東京より大阪の地だと言われます。
大阪で男が稼げる職種とは?
先述したように、大阪は非常に人情に厚い地域なので、そこを利用した働き方をすると大きく稼ぐことができます。そのため、稼げる職種というと技術系(電気/電子/機械/IT/通信など)がよく挙げられますが、「大阪で稼ぐ」となると少し外れるので、今回は省きます。
大阪で男が稼げる具体的な2職種を紹介します。
大阪で男が稼げる職種①MR(年収平均710万円)
MRとは製薬会社の営業部門のことをいいます。仕事内容は3つに分かれます。
・医師・薬剤師に自社の医薬品を使用してもらうようプロモートすること
・安全性に関する情報提供(副作用や併用禁止な医薬品について)
・医薬品卸への営業活動と価格交渉
MRは、営業相手(医師・薬剤師)に使用してもらいたい医薬品のメリット、デメリット、そして安全性やリスクについて明確に理解し、自分の言葉で話さなければなりません。命に関わる薬を扱っているので、ミスも許されない仕事になります。そして、同様の効果があるライバル会社の商品分析も行い、他社商品と比べたメリット、デメリットを話さなければなりません。また、営業だけでなく、薬を届ける卸に対して、他社よりも安く、医薬品を医師や薬剤師の元に届けるために価格交渉をします。
必要な資格は?
MRとして働くために必要な学歴や国家資格はありません。しかし、1つ受験が必要なものがあります。
それは、製薬会社に採用され、研修を受ける段階で、厚生労働省認可の公益財団法人であるMR認定センターが実施している「MR認定試験」を受験します。合格すれば「MR認定証」というものが取得できます。これがあれば誰でもMRとして働くことができます。
大阪で働くメリットは?
大阪は病院数約14,000件、薬局数約3,600件と、東京に続き全国で2番目に病院と薬局が多い都道府県です。そのため、市場は広く、対象顧客が多いです。そして、先述した通り、人情に厚い人が多いのは医師や薬剤師も同じです。
中には儲け主義に走り、患者のことを考えない医師もいます。しかし、大半の医師が「患者を救うため」に仕事をしています。医師の思いに共感し、患者さんのことを考えた営業をすれば、営業マンの強い思いに応えて仕事をくれる可能性は高くなります。
大阪で男が稼げる職種②営業職(医療機器メーカー平均年収570万円・総合商社466万円・電機メーカー498万円)
営業職の仕事内容は、会社が発売する商品や技術、サービスを顧客に対してセールスする仕事です。
会社を支える、中心的な専門職です。技術職、事務職など、会社の中でどの部門の仕事も大切ですが、特に大阪では「営業職」を重んじる企業が多いです。外で戦っている営業マンの気持ちを高揚させ、働く気にさせ、頑張ってもらうために会社一丸となって営業マンをサポートしよう!という空気が強いです。
そのため、結果を出し、活躍をすれば給料が上昇することが多い職種です。
例えば、大阪に本社を置く電機メーカー「株式会社キーエンス」。
社員の平均年収は1398万円と言われています。採用大学は国公立大学が、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、京都大学、一ツ橋大学、東京外国語大学など。
私立大学は、関西大学、関西学院大学、慶應義塾大学、上智大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学、成蹊大学、東京理科大学、早稲田大学、法政大学など採用大学を見て伝わるように関西にある大学が多いです。
そのため、関西在住の方には大きなチャンスがあります。
必要な資格は?
必要な資格はありません。勤務する企業によって、FPや消費生活アドバイザーなど、取得していれば有利な資格もありますが、特に関西の営業マンは、自社商品について完璧に理解し、自社商品を好きになる(大切に思う)気持ちがあること、お客さんと会話のキャッチボールができるか(相手の話を聴く、自分ばかり話さない)の2つができるかどうかを会社から求められることが多いです。
大阪で働くメリットは?
大阪のお客さん(特に決裁権のある30歳以上の年代)は、商品名や会社のブランドよりも営業担当者との関係で商品購入をすることが多いです。
例えば、長年継続して受注してくれていても、担当者変更をし、新担当者がアポイントの時間に遅れる、期日を守らないなどの不誠実な対応をすれば、長年付き合っていた会社でも縁を切るくらい、人と人の繋がりを大切にする人が多いです。
また、細かい商品説明だけでなく、「この商品を購入・利用すればこんなことができる、こんな風になる」と具体的行動や効果をイメージさせる具体例を出すことで、商品を利用しているイメージが付き、購入に結び付くケースが多いようです。
大阪は人と関わる「営業職」が稼げる!
今回は大阪で稼げる職種を2種紹介しました。対人関係の項目が多かったと思いますが、大阪は「相手の気持ちを理解し、自分よりも相手に話をさせる」ことで成約率が上がり、結果に結び付く地域です。
よく、「大阪の人はよく喋る」と言いますよね。それと同じで、ビジネスの場でも自分よりも相手を立てて、話を聴くことが最大のビジネスチャンスとなります。ぜひ、大阪で稼げる仕事に就いてくださいね。