年収1,000万以上稼ぐのにやるべきこと
日本でサラリーマンとして働き続けるなかで、誰もが一度は意識してしまう年収ラインが1,000万円です。
「何歳で1,000万に達することができるのか」
「この企業(業界)に居続けても年収1,000万に達成しないのではないか」
「20代で年収1,000万もらう若者は、どんな業界なのか」といった疑問が常に付きまとっている方も多いです。
一本という単語が、年収1,000万を意味するといったように、世間では広く意識されているラインになります。
こちらの記事では、「年収1,000万以上稼ぐためには、一体何をすればよいのか」といった切り口で説明します。
求められるスキルを見定めるスキル
転職市場で求められるスキルを見定めるスキルが最も大事です。
直接的な回答になっていませんが、「今、どのようなスキルが転職市場で高値でやり取りされているか」を常にウォッチすることが非常に重要です。
何故ならば年収というのは、労働力の需要と供給の均衡によって全て決定される為、簡単に言うと「非常に習得するのが難しく、且つ習得できる環境も少ないスキルだが、多くの企業も求めている」スキルが最も評価されるのです。
出鱈目に今自身が保有しているスキルをブラッシュアップしても、一本には到底届きません。同じスキルを保有している他人が多ければ多い程、どんなにスキルをブラッシュアップしても、供給過多になってしまい、買い叩きが発生する為です。
例をあげると、供給過多の代表であるWEBデザイナーやSEO関連を専門にしたWEBディレクション関連のスキルです。該当スキルの学習は、書籍を購入すれば開始できますし、ある程度のスキル獲得までは数か月で可能です(勿論、トップレベルとなる為には数年という長い年月が掛かりますが…)。
しかし、トップレベルであってもサラリーマンである限り40歳前後で年収650万であれば御の字でしょう。そして、WEBディレクション関連スキルは、日々刻々と求めらるものが変わってくる為、日々の学習が他分野に比べて非常に重要になってきます。
要するに、スキル・実務経験を得ることの出来るハードルが低ければ低い程、どうしても供給過多になり、年収が頭打ちになってしまいます。
結果として、一本に届くことはありません。年収1,000万のデザイナーを1人雇うより、年収500万のデザイナーを2人雇う方が受注できる案件規模が大きく、能動的に業務が出来ます。難しいことが出来るから年収が高くなるのではなく、経済学で定義される価格である年収は単に需要と供給のみで決まるという大前提があります。
年収1,000万以上稼ぐ為に、年齢別で「やるべきこと」が変わってきます。
10代後半から20代でやるべきこと
一般企業への就職を考える場合、とにもかくにも大企業に求められる人物像に近付くことです。
その前提として、大企業を知っているという条件が付与されてしまいますが、一般の人は「年収1,000万以上を稼ぐことの出来る」大企業と言われても、具体的な企業名をイメージすることが出来ません。
その為、特にあまり有名な大学に通っていない大学生は、意識して調べ尽くす必要があります。
そのうえで、大企業が求める「英語力」や「ITスキル」、「会計スキル」を磨くことに専念しましょう。
具体的に「TOEIC800点取ることができました」「応用情報処理試験に通過しています」「簿記2級を持っています」といった3本柱があれば、まずどのような大企業でも書類審査は通過します。
一般企業への就職により年収1,000万以上を稼ぐ為に10代後半から20代でやるべきことは、「大企業を見定める」「英語力・ITスキル・会計スキル」を習得することです。
一般企業への就職以外に、特にある程度の大学に通っている大学生ならば、専門職として独立することを前提にしている人が多いです。法科大学院に通い弁護士を目指す、ダブルスクールをしながら公認会計士・税理士を目指す、加えて司法書士を目指す人も多いです。
昨今では、「〇〇資格を取得したから、仕事が与えられ将来安泰」といった流れが無くなっており、あくまでお金を稼ぐ為には、資格に加えて営業力や人脈が必要になります(営業力や人脈があれば、行政書士でも社労士でも年収1,000万以上は稼げます)。
その為、目の前の資格勉強に労力を費やすだけでなく、資格取得前から関連団体に所属する等の営業活動を並行して進めましょう。
20代以降でやるべきこと
多くの方は、社会人として一般企業へ勤めている年代です。30代、40代で年収1,000万に達するような大企業へ転職するには、年齢的な問題も出始めてくる頃合いであり、キャリアの方向性をガラッと変えることが難しくなってきます。
その為、その時点でのキャリアを継続させたまま「同業界で、より年収の高い企業へ就職すること」を念頭に、スキルを高めていく必要があります。管理職として求められているスキルと言い換えることもでき、より一層経営視点を持たなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。年収1,000万以上を稼ぐ為には、がむしゃらに努力する前に「どのようなスキルが求められているか」を強く念頭に置く必要があります。正しい道筋を描いた上で、力を注ぐ方向性を間違えないように努力をしましょう。