大阪で稼ぐなら知っておきたい事【男性編】
皆さんご存知のように、大阪は東京に次ぐ日本2位の都市であり、その為「大阪で稼ぐ為には、専門的に〇〇スキルが必要」ということは言えません。
例外なく、大都市というのは求められるスキルが均質化されており、東京で通じるスキルは、大阪でも通じるのです。
一方で、地域が異なるということは、土着の文化が根本から変わります。
今回は、そちらにフォーカスを絞る形で「知っておきたい事」をご紹介します。
男性が大阪で稼ぐ為なら、関西で求められる学歴を
関東で通用する学歴は、関西でも通用します。
一方で、関西で通用していた学歴は、関東で通用しない場合が多々あります。
関東のMARCHとは、明治・青山・立教・中央・法政を指します。これらの大学群は、勿論関西でも馴染みがあります(これらの大学を卒業するする人が、関西に帰ってくることは、あまり無いとは考えていますが・・・)。
一方で、関西の関関同立は、関西での知名度はあれど、関東での知名度は、ほとんどありません。
しかし、特に同立に関しては、関西においては早稲田慶應と同レベルという扱いを受け、大企業の人事には非常に良く受け止められます。
上記は一例ですが、大阪で稼ぐ為には、「特に関西・大阪で好まれる学歴」というものが確実に存在します。特に大企業の人事は40代が多く、その当時は難関大学だった大学というものは、現在レベルが低下をしていても、新卒採用時に良く扱ってもらえることが多々あります。
東京で稼ぐことを考えておらず、大阪で稼ぐということを高校生の頃から強く考えているのであれば、このような観点で大学を選択することも良いのではないでしょうか。努力を重ねて東京の難関大学に入学したとしても、それが歴史の浅い大学・学部であった場合、あまり大阪では評価されないので、気を付けましょう。
大阪に本社を置く大企業に入社して稼ごう
パナソニック・武田薬品工業・日本生命保険・伊藤忠商事・サントリー等、日本を代表する大企業で大阪に本社を置く企業は非常に多いです。
勿論、大阪に本社を置いているということで、役員における関西圏大学出身の比率は、他企業に比べると非常に多いですし、「このレベルの大学から、日本生命保険に入社!?」といった例もチラホラ聞きます(余談ですが、私はそこまで有名な大学(関西圏)を卒業しておりませんが、ゼミ同期が上記企業に入社し、今はトップレベル大学卒業の同期と出世競争に参加しています)。
逆に、上記企業より1ランク下がる企業であっても、その本社が東京にある場合、有象無象の東京にある大学を卒業する大学生と争わなくてはなりません。
彼らは、首都圏という地の利によって就活に必要な情報に常に触れ合うことが出来る為、関西圏の大学生は非常に不利になります。
そもそも、東京まで選考試験を受けに行くものなら、往復のみでも3万円程度の費用が発生してしまい、これは大学生にとっては非常に大ダメージになります。その為、大阪に本社を構える企業に絞り、ガツガツと選考試験にトライしましょう。
トーク力
大阪で稼ぐ為に一番大事なのは、確実に「トーク力」です。
この記事を執筆している私の話で恐縮ですが長野県出身京都の大学卒業、その後東京で勤務といった経歴を歩んでいます。
京都に来て一番驚いたことは、関西人の資質が、これまで長野県で出会った誰とも異なり、誰もが物凄いトーク力を持っているということです。
そして、私の知人の範囲で分析すると、このトーク力のレベルによって働く企業も年収も、全て決まっているように思えます。
トーク力がある人は、学歴が無くても大企業に就職出来ますし、就職後も何かと良く融通してもらえたり、それが結果としてサラリーマンとしての成果に繋がっています。
大阪で働くということは、顧客も大阪の人が多く、顧客も彼らの好むトークを求めています。東京で求めらるような理屈・スマートさは、あまり求められず「人情」というものが好まれる傾向にあることは確実です。
また、このトーク力は、大阪のみならず東京でもウケが良い為、結論としてトーク力がある人は、大阪でも稼げるし、東京でも稼げる、つまり日本中どこでも稼げるようになるわけです。
まとめ
大阪と東京では、顧客(ここでいう顧客とは、自身を売り込む先の大企業の人事であったり、取引先であったりします)が求めているものが、東京のそれとは確実に異なります。
東京で求められているスキルが、大阪で求められているスキルを内包しないこととは裏腹に、大阪で求められているスキルは、東京で求められているスキルを内包しているように考えています。
過去の日本史を遡ると商売・金融によって盛り上がってきた大阪は、代替商売人という資質が受け継がれてきており、大阪で稼げるようになるということは、日本のどこでも稼げるようになれるということと同義なのではないかと考えています。
あまり、「大阪だけで稼ぎたい」という人はいないとは考えていますが、「稼ぐことを学ぶ為に、大阪で頑張る」といった目標を持つことは、今後のキャリアを考え、大いに意味があるのではないでしょうか。