今後伸びる業界の稼げる男の職種(大阪編)
将来の事は、本当は誰にもわかりませんが、現状を分析して今後数年の予想を立てることはできます。
時代の流れの中で各種業界も景気の上下がありますが、大阪で稼げる男になるためには、今後、どの業界で仕事に就けばいいのでしょうか。
大阪の現状
大阪と言えば、東京都双璧をなす、西の大都市です。
しかし、景気の上下は大阪にも例外ではありません。
かつて大阪経済をけん引していた電機関連のモノ作りもリーマンショック時に一度大きく衰退し、工場のあった地域は空洞化現象が起こりました。
現在は横ばい状態が続いていますが、やはり時代や状況によって業界の景気は変わります。
とはいえ、2015年の労働者の平均年収では、神奈川県、愛知県に次いで4位であり約520万円。
近年でも、企業の流出や人口の減少など、いくつかの問題を抱えているのも事実ですが、日本の平均年収が420万円であることを考えるとそれでも100万円ほど高い数字となっています。
全国平均よりも大阪の平均年収が高い理由はいくつかありますが、好調な業界があるのもその一因と言ってもよいでしょう。
では、今の大阪で調子のいい業界はどこなのでしょうか。
観光業界・ホテル業界
2017年、大阪で調子のいい業界に観光業界・ホテル業界があります。
その理由の一つにインバウンドがありますが、インバウンドというのは「外国人が訪れる旅行」の事を指します。
現在、大阪には外国人旅行者の3人に1人が訪れると言われています。
特に心斎橋近辺は、空港からのアクセスの良さ、比較的安価な宿泊施設、買い物のしやすさなどがあり、外国人旅行者でにぎわっています。
訪日観光客が増えた理由として、経済成長によるアジア諸国の所得水準の向上、近年の円安、ビザの発給条件の緩和などが挙げられます。
日本人も円安によって海外旅行がしづらくなったため国内旅行が増加しています。
さらに2020年の東京五輪の開催やカジノ法案の審議なども追い風となって、今後も好調が続く業界と言えるでしょう。
では、その業界ではどのような職種があるでしょうか。
観光業界の職種
商品開発・企画
商品開発・企画ではマーケティングやアンケート調査をもとに国内・海外旅行やイベントの企画開発をします。
営業
法人営業は企業など大口の顧客に対する営業が仕事です。
企業や学校を回り、旅行プランを提案します。
必然的に大口案件となりますので、売り上げに一気に貢献することができます。
また、個人客に店頭で営業を行う仕事もあります。
顧客ごとにその人に合った旅行プランを紹介します。
添乗員
ツアー旅行で顧客とともに行動し、観光地の案内が仕事です。
ホテル業界の職種
サービス
主にスタッフ、フロント係、ウェイター、客室担当などです。
ホテル内の接客やサービス提供の全般にかかわる職種です。
チェックイン・チェックアウト、宿泊予約、ルームサービス、客室の維持・メンテナンスなどが業務です。
営業・販売促進
法人や旅行代理店などに宿泊プランなどの営業や提案を行います。
サービス開発
サービス開発はホテルのイベントなど企画立案とその実行、市場調査などを行います。
その他
体系としては会社と変わらないので、当然、事務職や人事職などもあります。
参考:http://gyokai-search.com/3-ryoko.htm
参考:http://gyokai-search.com/3-hotel.html
医療業界
大阪は、医療関連の企業が多く集まっている地域でもあります。
医療関連メーカーと大学は、再生医療の分野で先進的な研究を進めていることに加え、大阪市北区のグランフロント大阪に薬事審査などを担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)の支部も誘致されました。
さらに医療分野で国家戦略特区の指定も受け、地域全体で医療を支える形になっています。
もともと医療業界は景気の波に左右されにくい業界として知られています。不景気になって、他の出費を削っても、人は自分の飲む薬を減らすことはしません。
命や健康に人はお金を惜しまないのです。
そんな医療業界の職種の一部を紹介します。
研究・開発職
薬品や医療技術の研究をします。
製薬会社やCRO(Contract Research Organization:医薬品開発受託機関)にも活躍の場があります。
現在の新薬の開発は外資系企業とのM&Aが盛んです。
生活習慣病や、がん治療は、依然としてニーズが高いです。
生産・製造
医薬品や医療関連機器を生産のラインに乗せるのが仕事です。
異物混入などを全数チェックするのは非常に難しいですが、その安全性や品質は、人体への影響が大きいため日夜改善されています。
生産効率のアップはもとより、品質改善、人件費の抑制などが課題です
その他
会社組織であるので、当然、事務や人事、営業などが存在します。
現状から見極める
現在の大阪で今後も業績が伸びていくと予想される業界とその職種を見てきました。
大阪は、現在、観光業とホテル業、それに医療業界が好調であり、今後も業績は伸びていくことが期待できます。
また、その業界の職種も当然複数あるため、自分にあった仕事を選んで稼ぐことも可能です。
本記事が読者の参考になれば幸いです。