サービス業は稼げる仕事って本当?
サービス業と聞くと、どのような仕事を思い浮かべるでしょうか。
飲食サービスでしょうか、それとも旅館やホテルなどの宿泊サービス?
一般的になじみ深いものがすぐに頭に思い浮かびますが、実はさまざまなサービス業があります。
サービス業の定義は、売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、無形財を販売する仕事です。
それを聞くとあれもこれもサービス業だと思い浮かぶものもあると思います。
サービス業は稼げるのか?
多くの人がサービス業と聞いてすぐに想像するのは、飲食、宿泊、理美容、などかもしれません。
確かにこれらの末端の現場での平均年収は低いものになっています。
飲食サービスは、30歳前半で平均年収が290万円前後。
ホテルマンの平均年収は320万円。
理美容業界の平均年収は284万円というデータがあります。
参照するデータによって、多少の違いはありますが、やはりあまり高くはありません。
これらの日常に接することの多い職業の年収データを見てしまうと、サービス業の平均年収はあまり高くないと思ってしまうのも無理はないかもしれません。
しかし、サービス業はもっと多様であり、実にさまざまな仕事があります。
その中には当然、高年収の仕事もあります。
サービス業の種類
- 宿泊サービス
- レジャーサービス
- 金融サービス
- 教育サービス
- 情報サービス
- 医療サービス
- レンタルサービス
- 専門技術サービス
- アウトソーシングサービス
- 郵便
- 運輸(物流)
- 交通
- 通信
- 外食
- エネルギー
- エンターテイメント
- コンサルティング
サービス業といってもさまざまな仕事があります。
これだけの種類があるのですが、文字面から大体内容ができるかと思います。
当然、それぞれ業界は異なっています。
業界が異なれば、同じサービス業でも給与の違いが出てきます。
では、サービス業の中で稼げる仕事というのはあるのでしょうか。
答えはYESといえるでしょう。
まずは業界ごとに見ていくと、次のようなものが比較的高収入になります。
- 金融
- 医療
- コンサルティング
では、これらの業界のサービスが高年収なのはなぜなのでしょうか。
どんなサービスを売るかで、稼げるかどうかが決まる
一口にサービスと言ってもさまざまなものがあります。
業界も多様ですし、そこで受けるサービスも豊富な種類があります。
しかし、やはり、高価なサービスとそうでないサービスがあります。
当然、高価なサービスを提供している仕事に就いたほうが、その報酬も高くなります。
では、どのようなものが高価なサービスになるのでしょうか。
それは、高度な専門知識や技術が必要なサービスになります。
例えば、コンサルティングなどは平均年収が高い傾向にあります。
企業の問題点の解決策を提示したり、意思決定を左右する助言をするため、非常に高度で幅広い経営知識が求められます。
その決定は企業の今後に影響を及ぼすため、非常に大きな責任があります。
また、お金そのものを扱う金融サービスも年収は高くなります。
銀行もサービス業に分類されていますが、業務終了後、データと実際の金額が一円でも違った時は何度も計算をし直す、といった話も聞きます。
それだけ人から預かるお金に責任をもって仕事をしているからだとも言えます。
今後、更なる高齢化で需要が高まってくる医療サービスもそれぞれ高度な専門知識が必要になってくる仕事と言えるでしょう。
人の健康をあずかる仕事と言えるので、やはり責任は重大です。
そして、重たい責任を引き受けるには、その根底に十分なトレーニングと知識の蓄積が必要でもあるのです。
平均年収が低い業界でも
このように平均年収の高い業界もありますが、もちろん平均年収が比較的低い業界でも実は会社によって、年収は大きく違います。
飲食サービス業界の平均年収ランキングを見ると以下のようなデータもあります。
・1位 WDI 947万円
・2位 ダスキン 782万円
・3位 BRサーティワンアイスクリーム 750万円
・4位 リンガーハット 679万円
・5位 モスフードサービス 667万円
・6位 ゼンショーホールディングス 667万円
参考:http://www.insyokukaratensyoku.com/entry6.html
確かに一部ですが、飲食業界でも本部などで働くことができれば、十分高収入を狙っていくことができます。
ようは、自分がどのようなポジションにいるかで年収にも大きな差ができるのです。
まとめ
以上、サービス業は稼げる仕事って本当?ということで見てきました。
サービス業の中には年収が低い業界や仕事があるため、全体的に稼げない印象があるかもしれませんが、全体で見ればそうでもありません。
もちろん、業界ごとに給与の額は違いますが、同じ業界でも仕事が違えば当然給与も違うため、高年収の仕事もあります。
また、業界全体が低収入でも、一部の上位の会社ならば十分な年収を売ることもできます。
これは生産性の低い土壌でも、やり方次第で収穫量を増やすことができるということの裏返しでもあります。
本記事が読者の参考になれば幸いです。