あなたの年収はどのレベル?30代営業の平均年収

30代にもなると、ちらほらと同期が出世を始める頃ではないでしょうか。

働き始めてから数年が経過し、業界についても一通りの知識を持っている年代ですが、同時に周囲と差がつきはじめる年齢でもあります。そこで気になってくるのが、他人のもらっている給料。

同じ業界の人はどれくらいもらっているのか、別業界の同じ職種の人はどれくらいもらっているのかはぜひとも知りたいところです。

今回は、30代の営業職の平均年収を業界別に見ていきたいと思います。

業界別・30代営業職の平均年収

まずは一つの基準を得るために平均的なデータを見てみましょう。

30代営業職の平均年収は477万円となっています。日本の就労者の平均年収420万円よりも若干多い、といったところでしょうか。

それでは業界別の平均年収を見ていきましょう。

 IT/通信 488万円

 インターネット/広告/メディア 440万円

 医療機器メーカー 570万円

 MR 710万円

 化学/素材メーカー 472万円

 機械/電機メーカー 498万円

 銀行 470万円

 建設/不動産 432万円

 小売/外食 423万円

 証券 518万円

 食品/消費財メーカー 431万円

 専門商社 420万円

 総合商社 466万円

 保険 460万円

30代営業で比較的年収が高いのはMR・医療機器・証券

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以上、平均年収が比較的高かったのはMRで710万円となっています。MRというと聞きなれない言葉かもしれませんが、Medical Representative : 医薬情報担当者のことです。

医薬品に関しての情報を医療従事者に提供するのが主な仕事です。自社の薬品を直接販売することはありませんが、その情報を提供することで間接的に売り上げに貢献する仕事と言えます。

また、同様に医療機器メーカーなども高年収の傾向があるようです。医療に関する消耗品のようなものから、大型機器まで販売する営業となりますが、今後の日本の状況を考えると更なる高齢化に突入していき、医療や福祉を必要とする人が増えますので需要が伸びることが予想されます。

そして、証券会社の営業も比較的高年収となっています。金融業界も比較的高年収の業界として知られていますので証券会社が30代営業のTOP3に入っているのも順当といったところです。

業界間での比較

種々のデータを比較すると、高年収になる業界は金融・商社・メディアとなることが多いです。しかし、30代の営業という部分で見てみると、そこまで突出していることはないようです。

ただし、会社にもよりますが、将来的な部分を見てみると先に挙げた三つの業界のほうが昇給率がよい場合もありますので、場合に応じた選択が必要になってくるでしょう。

将来を見据えると

さて、業界ごとの平均年収がわかりましたが、この記事を見ている方の思いは様々かと思います。

例えば、自分が営業として働いている業界の平均年収と自分の年収を比較したときに、いくつかのことが頭をよぎるかと思います。

業界平均よりも多ければ安心できますし、平均とほぼ同じなら、まぁ、こんなものかと思うでしょう。

しかし、あまりにも低かった場合はショックかもしれません。そのような時、自分のいるべき場所を考える契機になるでしょう。

業界平均と比べて自分の年収が低い場合、本人の実力の可能性もありますが、会社がもうかっていないからあなたに給与を支払えない可能性も大いにあります。

同じ業界でも給与は会社によって大きく違います。平均年収よりもはるかに高い報酬を支払う企業もいくつもあります。

自分に十分な力と実績があると思った場合、様々な選択肢が頭をよぎります。

選択できる最後のチャンス

一番よいのは、今の会社で実績を積んで、順当に昇給していくことでしょう。それがもっとも堅実な道と言えます。

環境を変えるにはリスクがありますが、それは何も給料が下がるかもしれないというだけではありません。

退職する理由の大きなものに職場の人間関係もあります。給料はよかったが、職場の人間関係がうまくいかなかった。そして、そのうち退職することになった、なんてこともあります。

多少、給料は低くても、気楽に仕事したい人だって当然いるでしょう。逆にチャンスに飛び込んでいきたい人もいると思います。そのような人は早めの決断が必要になります。

言うまでもないことかもしれませんが、転職の限界は35歳と言われています。近年では、多少、この制限が緩やかになってきているようにも感じますが、やはり35歳までに納得できる環境を見つけることが大切です。

まとめ

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以上、あなたの年収はどのレベル? 30代営業の平均年収ということで見てきました。業界の平均年収を見て、何か思うところはあったでしょうか。

同じ業界でも当然、年収は違いますし、別業界ならもっと違います。

ひょっとしたら、普通に生活していける分もらえるなら満足だ、と思う人もいるかもしれませんが、そのような人でも大まかであれデータを持っていれば何かの折の選択の助けになるかもしれません。

日本人男性の平均初婚年齢は30歳を少し超えた程度です。結婚した、子供が生まれた、となれば必要になるお金は当然増えます。

そんな時、少しでも読者の方が経済的に豊かな生活を送ることができる助けになれば幸いです。

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