高卒の男でも稼げる仕事は大阪にあった!!!
大企業が学歴不問で、採用を始めたという話が一昔前にありました。
ただし、一定以上の学力の大学ならば学歴不問というのが本当のところで、完全に学歴不問で採用している会社はあまりないというのが実態でした。
現在は、多少、学歴に対する考え方は柔らかくなってきましたが、日本はやはり学歴社会です。受験戦争などという言葉もできるほど学生は必死に勉強しましたが、今もその名残は十分に残っています。
学歴そのものが、ある種の能力を証明していて、それを見て企業が個人を判断するというのはある意味仕方のない事かもしれません。
しかし、学歴がなくともつける職業などいくらでもあるのも事実です。今回は、それを大阪という地域で考えてみたいと思います。
高卒の男性でも資格があれば先生と呼ばれる職業に就ける
学歴があるなら、大阪でも稼げるものは大学教授、大学講師、高校の教員、または医師などがあります。
いわゆる先生と呼ばれる仕事で、この辺りの仕事の大阪府の男性平均年収は1200万円~700万円くらいです。
しかし、高卒の男でも先生と呼ばれる仕事をすることはできます。それは資格関連の仕事で、たとえば、弁護士、会計士、税理士などです。
大学を卒業していない場合、予備試験を受ける必要があるものもありますが、試験さえ受かってしまえば、高卒の男性でもなることができます。
大阪で、というより、大阪でも、と言ったほうがいいのでしょうが、弁護士、会計士、税理士などの大阪府の男性平均年収は1000万円~800万円とやはり強いので、気概のある人は挑戦することを考えてみてもいいかもしれません。
学歴不問で稼げる仕事には営業職が多い
そもそも同じ仕事であっても、人材を募集する企業側の考え方次第で、学歴不問にするかどうかが決められてしまいます。
よって、一概にいう事は出来ないのですが、比較的学歴での採用されることが少ない職種があります。それは保険の外交員や、カーディーラーなどの営業職で、大阪府の男性平均編集が700万円~600万円と、大阪府の平均年収約528万円を大きく上回っています。
営業職は人柄や交渉力、要領のよさなど、学歴では測れない部分が成績につながることが多く、業界内でも学歴でその人を判断することはあまりないそうです。
また、営業職はノルマがあったり、成績が給与に反映される部分が大きかったりする半面、ある程度自分の裁量で仕事する時間を決めることができるのも魅力です。やや、安定性には欠けるのですが、まさに自分の力で稼ぎたい男性にはおすすめと言えるでしょう。
手に職をつけるのもあり?
先に挙げた営業ですが、やはり人は性格によって向き不向きはあり、自分には向かないと思う方も多いかもしれません。
営業の典型例を思い浮かべると、明るい性格で、話し上手と言った印象を受けるかもしれませんが、内向的な性格でも高い成績を上げている営業マンも多かったりします。結局のところ、基本的な手法はあるにせよ、自分で営業のやり方を確立できるかどうかが営業成績を上げるポイントになってきます。
しかし、やはり営業は……、と考える方も多いと思います。
そんな方は、手に職をつけられるような仕事がおすすめです。
例えば、プログラマーですが経験不問で募集しているところもあります。プログラマーの大阪府の男性平均年収は約430万円と大阪府の平均とほぼ同じですが、IT関連のエンジニアというのは、プログラマーからシステム・エンジニアにステップアップする道もあり、そうなると当然年収も上がります。
また、別の例としては工場勤務なども挙げられ、年収は500万円~300万円台とやや落ますが、比較的高卒での就業がしやすい仕事でもあります。
現在の大阪で好調な業界を見る
以上のように大阪の年収データから、高卒の男性が稼げる仕事を見てきましたが、今度は視点を少し大きくして、高卒の男性が大阪で仕事をするなら、どの業界が良いかという点についてみていきたいと思います。
例えば、同じ営業職でも、好調な業界と不調な業界では同じ分だけ仕事をしても実入りは違ってくるのは当然の事です。選べるなら、少しでも景気の良い業界を選んだ方がいいのも事実です。
かつて大阪はモノづくりが盛んで、電機関連の企業が多数ありました。大阪経済をけん引してきた業界ですが、リーマンショック以降の円高基調で価格面での国際競争力を失い、仕方なく海外移転し、もともと工場のあった地域は空洞化現象が起こりました。
現在は、ゆるやかな回復基調を見せていますが、スマートフォン市場に左右される傾向が強まっていて、やや安定性に欠けている状況です。
では、2017年現在の大阪で好調な業界はどこでしょうか。
それは医療業界、そして観光業界です。
高卒の男が景気のいい業界で仕事をするならば
まず一つ目は医療業界です。
もともと大阪は医療関連の企業が集まっているのです。近年。医療メーカーや大学は再生医療の分野で先進的な研究を行っています。薬事審査などを担う医薬品機構の支部が大阪市北区のグランフロント大阪に誘致され、医療分野で国家戦略特区の指定も受けるなど医療に力を注がれています。
また、医療業界は景気に左右されにくい業界でもあります。不景気になれば人は不要なものから切り詰めるのですが、今飲んでいる薬をやめたりはしないのです。
さらに観光業界も好調です。
現在、海外からの旅行者の3人に1人が大阪を訪れると言われており、インバウンド消費によって特にホテル業などは好調です。
以上、二つの業界を見ました。
医療関連企業の営業職や、ホテル業などの募集はいくつも見つけることができます。
まとめ
学歴はあるに越したことはないですが、2017年現在の18歳の4年制大学への進学率は約50%程度です。短大が5%や専門学校20%ほどであるため、残りの25%は高卒という事になります。
ただし、一度職に就いてしまえば、学歴に加えて、その人がどのように働いてきたかが評価されるようになっていきますし、人によっては社会に出てからが勝負だと考える人も大勢います。
本記事が読者様の手助けになれば、幸いです。