年収500万以上の生活をする人と年収500万以下の生活をする人の違い

年収500万円と聞いて、多いと思うか少ないと思うかは個人によって変わってくると思います。

就労人口における年収500万円以上の割合は全体の上位3割ほどであり、だいたい3人に1人はこれくらいの年収をもらっていることになります。
もっとも残り7割はそれ以下の年収なので、データの上で見れば、多いほうだ、と言えるでしょう。

ただ、ここで一つ疑問がわいてきます。
上位三割とその他7割。

年収500万円以上の生活をする人と、それ以下で生活する人の間にはどんな違いがあるのでしょうか。

どこで差がついたのか

 

近年の日本人の平均年収は420万円。

あくまで平均なので、これよりも少ない人はもっといるはずです。

中央値は300万円台後半ともいわれており、そう考えると年収500万円はちょうど中間くらいの人よりも年に100万円ほど多く稼いでいることになります。

ではそれだけの差はどこでついてしまうのでしょうか。

学歴社会は根強く残っていますが、年収500万円を稼ぐくらいならば学歴はそれほど重要ではないようです。

高校を出て専門学校などに入り資格を取って就職するパターンや、高卒で大企業の現場職に就くパターンなども年収500万円を越えます。

 

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適切な時期での意思決定をしている

 

年収1000万円はともかく、年収500万円以上をめざすなら特殊な才能は必要ないです。

なにしろ3人に1人は年収500万円以上の生活をしているのですから、普通の人でも十分に稼げる金額と言えます。

では、普通の彼らが年収500万円以上の報酬を得ているのはなぜでしょうか。

それなりに頑張ってはいるが、がむしゃらに働いているわけでもない、特別な才能があるわけでもない彼らが行ったのは、適切な時期での意思決定です。

厚生労働省のデータを見ると、平均年収が500万円を越える職業の中には、看護師や理学療法士、電車運転手・車掌などの職業の名前も挙げられています。

また、高校卒業時点、あるいは大学卒業時点で適切な意思決定をしています。

まずいのは、なんとなく進学し、何となく就職してしまうこと。

目標を定めて、早い段階できちんと進路を定めればそこまで悪い結果にはなりません。

平均的な男性は、30代の後半から40代前半で平均年収が500万を越えるというデータがあります。

 

 

 

目の前のことをとりあえず頑張れている

 

なんとなく進学して、何となく就職するのはまずい。

と、書きましたが、それでも年収500万円以上の生活をしている人は大勢います。

どちらかというと日本人にはこちらのタイプの方が多いような気もします。

それは明確な目標がなくても、目の前の学業や仕事を頑張るタイプの人です。

人生のいくつかの段階において、よい成績を残せば、進路の選択に不自由しません。

わざと低年収の業界や職種を選ばなければ、人生のどこかで年収500万円に到達します。

逆に、目標がなくとも目の前の学業や仕事に全力を注げる人が、起業して成功する例もあります。

100円均一の店舗を展開するダイソーグループの創業者である矢野氏などは、「目標ないです」と公言していたりもします。

もっとも、そんなことを言いつつもバリバリ働くそうですが。

 

 

 

有用な資格をもっている

 

厚生労働省が毎年発表している『賃金構造基本統計』で年収500万円以上の職種を見ると資格が必要な仕事がいくつも見られます。

弁護士、医師、会計士、歯科医師などは言うに及ばず、不動産鑑定士、高校教員、歯科衛生士、薬剤師、社労士、エックス線技師、看護師などです。

この統計ではこれらの資格を持つ職種が年収500万以上として記載されていますが、他にも平均年収500万円を越える仕事はあります。

特に目立つのが、法律系、医療系の資格です。

これらの資格は取得までに数百時間~数千時間の学習時間が必要です。

または大学や専門学校などに通う必要があるものもあります。

前述したような適切な時期での意思決定をしていない場合や、いままであまり頑張ってこなかった人が年収をあげるには資格を取って転職するのも有効な方法の一つと言えます。

 

 

 

よい環境にいる

 

年収500万円の人は、比較的よい会社に勤めているか、あるいは稼げる環境にいることが多いです。

そもそも魚の居ない池に釣り糸を垂らしても、何も連れません。

糸を垂らすなら、魚の居る池がいいに決まっています。

また、「蔵のネズミは米を食い、野のネズミは虫を食う」とも言います。

安全な蔵の中で美味い米を食べているネズミと、外敵の多い野外で虫を取って食べているネズミのたとえです。

同じ生き物でも、いる場所によって環境が全然違うことのたとえでもあります。

客観的に見ても、がんばっているのになぁ、と思う人はいる場所が悪い可能性もあります。

その場合は、転職などを考えてみるのも方法の一つです。

 

 

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まとめ

 

以上、年収500万以上の生活をする人と年収500万以下の生活をする人の違いということで見てきました。

年収500万円は目指すには現実的な数字です。

年収を上げることを意識して努力すれば、すぐに達成できる人もいるでしょう。

そのためには自分自身か環境を変える必要があります。

 

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