年収500万以上の人の生活と年収500万以下の人の生活の違い

年収500万円のビジネスパーソンは全体の3割と言われています。

逆に言えば7割の人はそれ以下の年収で生活していることになりますが、実際は共働きもパートに出ている主婦も多く、生活の実態を見るならば世帯年収としてみたほうが現実に近くなります。
厚生労働省のデータによれば、その平均値は541万円。

ただし、中央値は427万円であり、また47%の世帯は年収400万円以下で生活していることがわかります。
年収500万円の生活というのはどちらかと言えば、経済的には恵まれていると言えます。

参考:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa15/dl/03.pdf

年収500万円の壁

 

年収500万円というのは一つの壁になります。

平均年収としては30代後半でようやく届くことになりますが、人によっては生涯に一度も得られない年収となります。

今回は年収500万円の生活がどのようなものであるかを基準にして、100万円単位で上下の年収帯との違いを見てみましょう。

 

 

年収500万円の生活の概要

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それでは年収500万円の生活がどのようなものになるか見ていきます。

まずは、毎月の手取りを計算しましょう。

単純にボーナスまで込みで、月々の生活は400万円÷12か月≒33万円となります。

家賃は収入の3分の1から4分の1が適正と言われているので、8万~10万ほど。

独身か、既婚で子供がいるかでも変わってきますが、単身者なら新築の1K、既婚で子供もいるため2DKくらいほしいと思ったら築30年くらいの物件になるようです。

仮に中高生くらいの子供が一人いる家庭でざっくり家計を計算してみると

  • 家賃     8万円
  • 食費     5万円
  • 水道光熱費  2万円
  • 通信費     2万円
  • 教育費    4万円
  • その他生活費 6万円
  • 貯金    3万円

 

合計                         30万円

 

このような支出になるモデルが良いようです。

住居にあまりこだわらないなら、間取りのあるマンションに住めるし、一戸建ての購入も検討できます。車を持つこともできます。

どこにお金をかけるかは自分次第ですが、年収500万円の人が毎月使えるのは33万円強です。さらに3万円強の余裕がありますのでもう一人子供がいても普通に暮らしていくことができます。

 

参考:http://diamond.jp/articles/-/22204?page=2

 

 

年収500万以下の人の生活

 

さて、それでは年収400万円、300万円の生活はどうでしょうか。

 

年収400万円台の生活

 

可処分所得は320万円。

年収500万円の人の手取り400万円にくらべれば、80万円ほど一年間に使える金額が少なくなります。

基準となる年収500万円の生活から毎月6~7万円をどこかで削らなくてはなりません。

逆に言えば、配偶者にパートに出てもらい、月7万も稼いでもらえれば、年収500万円の人とそれほどかわらない生活を送ることができます。

一戸建ての購入は厳しそうですが、中古のマンションならば買うことができそうです。

少し、どこかで我慢する必要も出てくると思いますが、おおむね中流と言っていい生活水準です。

 

 

年収300万円台の生活

 

年収300万円台は手取りで240万円、月々使える生活費は20万円です。

独身の単身者が3~4万円ほど貯蓄をしながら普通に生活していくと毎月にかかる生活費は20万円程度になります。

この年収で結婚生活を送ることはすこしつらいので、配偶者にパートに出てもらうか、働いてもらう必要が出てきます。

共働き前提ならば、子供が一人育てても十分に暮らせるでしょう。

ただし、二人目の子供を作るのをためらうかもしれません。

毎月の生活で削らなければいけないのは固定費ですので、住居は安めの賃貸になります。

 

 

年収500万以上の人の生活

 

さて、それでは逆に年収500万円以上の生活はどうでしょうか。

 

700万円の生活

 

手取りが560万円。

毎月43万円で生活できることになります。

貯蓄も多めにできるので、将来の不安が軽減されます。

当然、一戸建ての購入も検討できますし、子供を有名私立の学校に入れることもできます。

ただし、子供が複数いる場合は、全員を有名私立に入れるのは厳しいでしょう。

その際はやはり、パートナーに働いてもらう必要が出てきます。

 

 

年収1000万円の生活

 

手取り800万円。

毎月使える額は66万円強。

普通に生活する分には、お金には困らないレベルです。

ただ、やはり固定費がかさむと生活は苦しくなります。

年収500万円の人よりも、自由に使えるお金が400万円あります。

ただし、10万円家賃のたかい物件に引っ越して、子供二人を年間100万円の学費のかかる有名私立に通わせたら、それだけで320万円。

残りは80万円です。車、海外旅行、ブランド物の購入などをしたら、割とすっとなくなる金額です。

それでもかなり贅沢できている生活です。ただし、面白いデータがあって、年収1000万円以上で3割ほどの世帯が、定期的にカードローンを使用しているのだそうです。

つまり、毎月の生活にお金が足りない場面が発生しているということで、予想以上にお金が出る場面も度々あるということです。

 

 

まとめ

 

年収500万以上の人の生活と年収500万以下の人の生活の違い、ということで見てきました。

年収と生活を、経済的な観点から見るとこのようになります。

上を見上げればきりがありませんが、年収1000万円でもお金に困ることもあるようです。

本当のお金持ちは年収3000万円から、という話もあります。

 

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