年収1000万以上稼ぐにはどんな資格や特技を持っておくべきなの?
年収1000万円は大台と言えます。
これだけ稼げる人の割合は、例年3%~5%程度なのですが、これを少ないと思うか多いと思うかは意見の分かれるところです。
日本の中で、これだけ稼げている人は大体200万人程度います。
しかし、年収1000万円以上の人達とそれ以下の人達の間にはどのような差があるのでしょうか。
基本的に高年収になる職業は、高度な専門知識やスキルが必要になってきますが、一体どんなものが必要になってくるのか、見ていくことにします。
年収1000万円以上稼げる仕事をみる
年収1000万円稼ぐために必要なスキルや資格を知りたければ、まずはそれだけ稼げる職種を知ることからアプローチしたほうがよさそうです。
高年収の職業を知ることで、その職業に就くために必要な資格や、その仕事についた後で求められるスキルなどが浮き彫りになってきます。
今回は平成28年度の厚生労働省のデータ『賃金構造基本統計』から、年収1000万円をねらえる職業を抽出して、それらの仕事で必要な資格とスキルを見ていきたいと思います。
年収1000万円を狙える仕事
航空機操縦士 年収 2056.78 万円
医師 年収 1300.74 万円
大学教授 年収 1079.27 万円
公認会計士、税理士 年収 913.27 万円
歯科医師 年収 896.79 万円
大学准教授 年収 865.97 万円
記者 年収 812.97 万円
不動産鑑定士 年収 729.1 万円
弁護士 年収 719.05 万円
これらの仕事を見てみるとある種の共通点が浮き彫りになります。
それは高度な専門知識とスキルが必要な仕事であるということ。
年収1000万円に届かないものもありますが、あくまで平均年収なので独立するなど、やり方次第で年収を挙げることができます。
誰にでもできる仕事は年収が低くなる傾向にあります。逆に、限られた人しかできない仕事は高収入です。
できる人が少ない仕事とは、独占業務のある国家資格が必要な仕事、高度な知識と経験が求められる仕事などが、挙げられます。
年収1000万円を狙えるその他の職業
一流企業 数十社 平均年収1000万円以上
中小企業経営者 役員 年収1000万円以上
年収1000万円以上を狙うなら、もちろん一般企業で就職しても可能です。平均年収が1000万円を超える会社は、東証一部上場企業の中に50社以上あるため、そのどれかに就職できれば十分に年収1000万円をねらうことができます。
高度な専門知識とスキルが必要になってくると先に説明しましたが、一流企業で仕事をするためには、その前提として名門大学を卒業して学歴を作るところが重要となってきます。
採用に学歴不問を掲げる企業もありますが、一流企業は名門大学からの卒業者を中心に採用するのも事実です。
よって、一般企業のサラリーマンとして働くならば、学歴をもっておくべきということができます。
もちろん、それだけでどうにかなるほど甘くはありませんが、前提条件として高学歴は外すことはできません。
逆に中小企業や、ベンチャーで出世して年収1000万円を達成することもできます。
この場合、強力なモチベーションや、体力、世界を変えてやろうという気概なども必要になってきます。
ベンチャーの場合、会社の成長とともに給与も上がっていきます。
中小企業でも100人くらいの会社でも、経営者か役員になれば年収1000万円に届く可能性は高くなります。
各種営業職
営業職は、基本給が低く抑えられている代わりに、歩合給の割合が高く設定されています。
学歴も資格も必要ない代わりに人柄と行動力です。
商品やサービスを売ったり、契約を取ってきたりして、営業成績を上げることが大切で、その成果がすぐに給料に反映されます。
トップセールスマンの中には1000万円~2000万円をかせぐ人も存在します。
営業職として働き続けてもいいですが、ここまで行くと独立して成功する人も多くいます。
中小企業の社長というのも、ほぼ営業職ですので、トップ営業マンが独立すれば成功することも多いのです。
年収1000万円を狙うために必要なもの
ここまで見てきたところで、年収1000万円に必要なものをまとめてみましょう。
まずは一つ目は、高度な資格と言えます。
医者、弁護士、会計士は日本の三大国家資格と言われており、最難関資格です。
その代わり、平均年収は700万円~1000万円以上となっています。
また、大学教授など自分の専門分野で学問的に高度な知識を有する人も高収入です。
二つ目は学歴です。
平均年収が1000万円を超えるような一流企業は名門大学の卒業生を中心に採用します。
条件の良い会社に入るためには、それなりの大学を出ている必要があります。
三つ目は起業家・経営者としてのスキルです。
大企業とは言わなくても、100人程度の中小企業の経営者になれば年収1000万円をたっせいすることは可能です。
四つ目は行動力と人柄です。
これは起業家や経営者にも当てはまりますが、営業職として働く時にも重要です。
営業とは自分をわかってもらうこと、とある経営者が言いました。
そのための行動力、そのための人柄と言えるでしょう。
ざっくりと説明してきましたが、すべての能力を持つ必要はありません。
この中の一つでも持っていれば、年収1000万円を狙うことは可能になってきます。